Appleがアプリでの「連絡先データ」利用に関して厳格化 データの共有・売買などを禁止に

かみあぷ速報

2018/6/13 19:00


AppleはWWDCにて新macOSのSafariでのプライバシー強化を発表していましたが、それだけに留まらずアプリにおけるデータの取扱いに関しても厳格化していくことが分かりました。

■連絡先データの取扱いに関してAppleがガイドラインを改定


今年のWWDCの基調講演ではmacOSのSafariでユーザーデータの取得や取扱いに関して、許可を求めるようにするなど、プライバシーに関する強化の発表がありましたよね。



このような話はmacOSだけではなく、iPhone/iPadなどのアプリでも例外ではないようで、Bloombergによると連絡先データの取扱いに関してAppleがガイドラインを改定していたと報じています。

皆さんもアプリによっては見たことがあると思うのですが、たまに「連絡先へのアクセス許可」を求められる時ってありますよね。



その用途はアプリによって様々ですが、例えばViberやLINEなどの場合は「連絡先に載っている友達などの誰が同じアプリを使っているか?」を表示する為だったりします。

Viberの連絡先画面

これらの連絡先データへのアクセスは、アプリ内で必要な目的だけに使われている分には問題がないのですが、Bloombergによると、ユーザーが許可した後にアプリ側が何をするかについては特に制限がなく野放し状態だったとのこと。

つまり悪意あるアプリが、表面上は必要な許可と見せかけておきながらその実、個人情報の宝庫とも言える連絡先データを抜き取りそのデータを悪用していた可能性もあるということですね。



しかもBloombergの取材に答えた匿名のiOSアプリ開発者によれば、アクセスできるデータは名前や電話番号に留まらず、以下の様な情報も取得可能とのこと。
  • 生年月日
  • 自宅や職場の住所
  • 友人のプロフィール写真(設定していれば)
  • 連絡先の作成・編集日時

特に連絡先が作成された時期は、その人物が古くからの友人・知人であるかどうかの手がかりにもなりかねないとの懸念も。



まさに個人情報の塊とも言える連絡先ですが、これらの扱いに関してAppleはここで大幅な厳格化をガイドラインに追加したようなんです。



具体的には、アクセスの許可された連絡先データを使ったデーターベースの構築、その共有ならびに第三者へのデータの売買を禁じるとのこと。



また連絡先データへのアクセスを求める場合には「何の目的」で使うかを明確にして許可を求める必要があり、それ以外の用途で使用する場合には改めて許可を求めなければならなくなります。



そしてこれらのルールが守られない場合には、最悪開発者のアカウントBANもありえるとのこと。

おそらくですが、今後は連絡先データを何かしらで利用するアプリの場合は、アプリ内部でどのように扱われ、外部送信が行われていないかなどが審査でチェックされるようになるということでしょう。



先日もユーザーの誤操作を狙った詐欺アプリを紹介したばかりですが、今後は「何の目的に使われるか」が明示され、そのデータが蓄積されることもないことをAppleが保証してくれるならうれしい限り。

またその抜け道を見つけて悪事を働くアプリもいたちごっこで出てくるかも知れませんが、このような取り組みはユーザーとしては大歓迎ですね。

ライターのひとこと




ついでに先日ユーザーの誤操作を狙った詐欺アプリ辺りも対処を強化してもらいたいですね。

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