40代は6月に注意すべし。メンタル不調に陥る中年が急増中

日刊SPA!

2018/6/13 15:52



梅雨を迎え、いよいよ本格的に夏に突入していこうとする6月。気温と湿度が高まるこの時期は、細菌やウイルスの増殖、あるいは精神の変調によって、多くの“ヤバイ病気”がはびこるタイミングでもあったのだ。命をおびやかす病の正体を追った!

◆死の序章!? 魔のメンタル不調がうつと自殺を導く

死のリスク★★☆☆☆

罹患リスク★★★☆☆

※数値は各識者の所見、厚生労働省発表の統計データを参考に、編集部で算出したもの

近年、6月にメンタルの不調、いわゆる“6月病”を訴える40代中年サラリーマンが急増している。その理由について、産業医の小橋正樹氏はこう解説する。

「上司と部下の板挟みの中年男性にとって新年度は異動や昇進、若手の教育などストレスが蓄積されやすい時期です。5月はGWで気分転換できても、6月に連休はなく疲労が上積み状態。ゆえに6月に臨界点を超える男性は多いです」

天候不順も要因の一環だとか。

「梅雨の時期は天候や気圧の変化が独特で、自律神経とメンタルのバランスが乱れやすくなります」

3年前の6月に5つ年下のいとこを自殺で亡くしたという諸井勇太さん(仮名・40歳)は、当時の状況を次のように振り返る。

「いとこは警察官だったんですが、異動がきっかけになったんだと思います。春先から友達へのメールや電話の返事が遅くなっていき、最後は音信不通に。遺書には新しい部署にうまくなじめなかったと書いてありました」

不調の放置は悪化の一途を辿ると小橋氏は注意を促す。

「仕事上の単純なミスの増加や体調不良にも6月病の前兆はうかがえます。悪化すれば重度の精神疾患を招き、自殺に至ることも」

厚労省発表の「自殺の統計」によると、’17年の40代男性の自殺の理由の約2割が「職場環境の変化」など、職場絡み。仕事のミス、能力ではなく環境のせいかも?

<この病にも要注意!>

・心因性腰痛

慢性腰痛を訴える患者の多くに抑うつ状態が見られるとも言われ、精神の不調が体に表れている大きなサイン。「6月病は精神面だけに注意を払うのはNGです」(小橋氏)

・うつ病

「6月病とは環境変化のストレスによるさまざまな急性の不調の総称。これを放置して慢性的にストレスが存在する状況下にいるとうつ病につながるリスクがあります」(小橋氏)

【小橋正樹】

日本産業衛生学会専門医。建設企業の統括産業医の他、情報通信業、保険業など約10社で嘱託産業医を務める。救急医療の現場経験もある

― 6月に急増[死に至る病] ―

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