六本木に新たな劇場がオープン! 六本木トリコロールシアターこけら落とし公演、『八人の女優による連続リーディング フランソワーズ・サガン「愛のゆくえ」』記者会見 

SPICE

2018/6/4 16:20


東京・六本木トリコロールシアターにて「六本木トリコロールシアターこけら落とし公演記者発表会」が開催され、草笛光子、木の実ナナ、麻実れい、剣幸、浅田美代子、中嶋朋子、寺嶋しのぶ、演出家の鵜山仁、プロデューサー兼六本木トリコロールシアターオーナーである白樹栞が登壇した。

2018年6月9日(土)にオープンする「六本木トリコロールシアター」は、200人規模の小劇場ながら、国籍・年齢・性別あらゆるボーダーから解放されて人と人が出会い、純粋に芸術を楽しめる場所にしたいという願いと、近未来ここから日本のブロードウェイを発祥させたいとの夢をこめて誕生した劇場だ。
本劇場の記念すべきこけら落とし公演の演目として選ばれたのは、八人の女優による連続リーディングで行われるフランソワーズ・サガンの『愛のゆくえ』(2018年6月9日(土)~27日(水)上演)だ。記者発表会では、仕事のため欠席となった賀来千香子以外の七人の女優が集結し、それぞれ作品にかける思いや意気込みを語った。

本劇場のオーナーでもあり、こけら落とし公演のプロデューサーでもある白樹の挨拶からまず行われた。「小さな劇場ではありますが、人々の心に刻まれるような、演劇人の心の拠点を作りたいと5年前から考えていて、ようやくこの日を迎えることができました」と話し、「今後は同時通訳の設備も入れて、いつの日か『日本のブロードウェイはここからだった』と言われるような劇場になっていけばと思います」と胸の内を語り、感極まって涙を流した。また、「日本を代表する女優たちに劇場のこけらを飾ってもらえること……。これでいつ死んでもいいというくらい本望です」と喜びを告げた。

演出家の鵜山は「今日初めて客席を見て、親密な空間だけど演るのは難しそうだと感じました」と、劇場についての難しさを感じたことを明かし、「サガンの作品には“人生の表情が変わるとき”が描かれているので、そんなサガンの反骨精神というか、人生のコントラストをきちんと描いていきたい」と、意気込みも語る。

本公演の出演女優の中では最年長となる草笛は「帝劇、芸術座、コマ劇場とこけら落としをほとんどやってきました。ここは小さいですが、小粒でピリリとした、いい劇場ですね」とニッコリ。さらに、1年前にニューヨークのブロードウェイで『シカゴ』を観劇した際、「劇場の床に傷が付いていて、今までの出演者の汗と涙が染み込んでいると思ったら、思わず触ってしまったんです」というエピソードを話し、「ここも将来、汗と涙が染み込んで、すばらしいものを上演する劇場になることを願っています」とエールを送った。

「今回の舞台は歌えないし踊れない、話すだけ。チャレンジです! 何しろ初めてなので、一生懸命やらせていただきます」と木の実は笑顔で話し、作品についても「読めば読むほど味の出てくる作品」と、その奥深さについても語る。

一方、麻実は「ひとつひとつ劇場がなくなっていくのを舞台人としてさみしく思っていたので、新しくこの劇場ができたことをとても嬉しく思っています」と話し、「私は初日にとても素敵な2編をリーディングさせていただきます」と笑った。

剣は、「鵜山さんにお会いしていなかったら、この仕事を続けていなかったと思います」と鵜山氏への思いを話したあと、「お客様の息遣いが聞こえるような密な空間でできることを楽しみにしています。新しいものをお見せすることができると思います」と意気込んだ。

「朗読劇が初めてなので、何がなんだかわからなくてドキドキしている状態です。でも、すばらしい先輩方とご一緒させていただけて嬉しいです」と浅田は率直な心情を明かしてくれた。

「嬉しくて、この日を待ち望んでいました。夢のような方々とご一緒できて、それだけでも嬉しいです」と興奮ぎみに語るのは中嶋で、「サガンをひとつひとつ掘り下げて、お客様に届けたいと思います」と告げた。

最後に、寺島は「先ほどの白樹さんの涙に思わず胸が熱くなりました。ひとつの劇場を作るということは、並々ならぬ努力があってのことだと思います」と白樹の尽力を讃え、「私もがんばります!」と意気込みを語り、挨拶を締めくくった。
(右から)草笛光子、木の実ナナ、麻実れい、剣幸、浅田美代子、中嶋朋子、寺嶋しのぶ
(右から)草笛光子、木の実ナナ、麻実れい、剣幸、浅田美代子、中嶋朋子、寺嶋しのぶ

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