「大衆向け」作りは、うんざり。自身を救済すべく作った個性派フレグランス

カフェグローブ

2018/5/17 18:15


昨年オープンした「NOSE SHOP」。「誰かにとっていい香りが、自分にとってもいいとは限らない。だからこそ、自分の鼻を信じよ」をコンセプトに、大量生産される香水とは一線を画すユニークなブランドを集めています。

香水業界の固定概念を覆すことを目指して


このNOSE SHOPに、またしても面白いブランドが仲間入り。「エタ リーブル ド オランジェ(オレンジ自由国)」というフランス発のパフュームメゾンです。
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このブランドの在り方は、NOSE SHOPの想いと見事に一致しています。なぜなら、ブランド創設者であるエチエンヌ・ドゥ・スワールが、「商業主義のパレードに一石を投じたい!」という想いからたちあげた個性派だから。

長年ラグジュアリーブランドのフレグランスの調香に携わってきた彼は、マーケティングに基づき、大衆ウケする香りを作り続けるなかで、自らの美学を見失いかけていました。そんなとき、自分を救済する意味で作ったのが、このブランド。固定概念から解放された想いが、香りに込められています。

ブランド名の「オレンジ自由国」とは


1854年、ボーア人によって南部アフリカに建国されたオレンジ自由国は、国名は南部国境を形成するオレンジ川にちなんで付けられました(オレンジ川は南アフリカのパイオニアであるオランダ王家のオランジェ・ナッサウ家に由来)。

独特の香りが漂う文化が交じり合った他に類を見ない独自国家であったと言われていますが、近隣でダイヤモンド鉱山が見つかったことで白人が流入し、現地人との待遇をめぐって争いが勃発。そして1902年、英国植民地に。
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実はエチエンヌは南アフリカの出身。ブランドをたちあげるにあたり、彼は、美や自由、時に衝突や破壊もあった、出身地のかつての姿や精神に自身の理想を重ね、オレンジ自由国をブランドテーマとしたのです。

予想外の香りが隠されている。奇抜すぎないけれどユニーク


代表作は、パリのアルシーブ通り69番地(ブランドが立ち上げられた場所)を主題にした「アルシーブ69|イノセンスの終わり」
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官能や喜び、誘惑を表現したブランドの代表作「アルシーブ69|イノセンスの終わり」50ml 12,500円~(税別)。

「身につける人がしたいがままにするための香り」ということで、ひと吹き目には、コショウの葉やピンクベリーなどのスパイシーで甘酸っぱいビビッドなノートを感じます。が、次第に安息香と呼ばれるベンゾインやムスクが顔をのぞかせ、パウダリーに変化。閉塞を感じていたところに解放感という光がスッと射し、自然とそこに誘われていくような様子が思い浮かびます。
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ブラッドオレンジやオレンジの花の明るいフレッシュさ、ベルガモットやジャスミンで女性らしさを表現しつつ、スモーキーなレザーを加えることで意外性をもたせた「コロン|あぁ、いい香り」50ml 12,500円~(税別)。

そのほかにも、ベルガモットやジャスミンの奥にレザーを忍ばせてあったり、マシュマロやローズの甘さのなかにタバコをきかせたり。予想外のノートが隠された、奥行きを感じさせる香りばかり。

発売よりひと足先にサンプルを試したところ、周囲にいろんな香りが溢れていても、その独特さから「むむ!?」と嗅ぎ分けられました。人とかぶりたくないわ、というかたに、ぜひ。

エタ リーブル ド オランジェ


電話:03-5357-7707(NOSE SHOP)※2018年5月下旬よりNOSE SHOP(東京都新宿区新宿4-1-6 ニュウマン新宿2F)にて発売

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