遠出してでも飲みたくなる!?酒蔵直営「福生のビール小屋」のできたてビールとイタリアンが最高だった

■拝島駅から150年以上の歴史ある酒蔵へ!

石川酒造


今回訪れた「福生のビール小屋」は、1863年創業の酒蔵、石川酒造の敷地内にあるレストラン。できたてビールと美味しいイタリアンが、酒蔵の敷地内という素敵なロケーションで味わえると聞いて、レポートしてきました。

拝島駅から徒歩15分ほど。「本当にこんなところに酒蔵があるの~?」と思いながら住宅街の中を歩いていたら、ありました!いかにも酒蔵というイメージの白塗りの壁。「多満自慢」というのは、この石川酒造が造る日本酒のブランド名です。


石川酒造


入って正面には日本酒の仕込みをする本蔵があり、その横には酒世羅という売店が。ここでは日本酒やビールなどを売っているので、お土産に買って帰るのもよさそうです。


石川酒造


酒世羅の中に入ると、ショーケースにビールがずらり。ここで購入したビールは、酒蔵の奥にある井戸裏で、樹齢700年の御神木を見ながら飲むことができるそう。

それもまた魅力ですが、今回は「福生のビール小屋」へ向かいましょう。


石川酒造


石川酒造の創業は1863年。長い歴史があるだけに、「福生のビール小屋」へ向かう敷地内には、夫婦欅、史料館など気になるスポットがいくつも。国の登録有形文化財に指定された建物が6棟もあるそうです。


石川酒造


この「麦酒釜の館」には、石川酒造が明治時代の一時期にビール醸造で使っていた釜が残っています。

■「小屋」のイメージとはちょっと違う?オシャレなレストラン

福生のビール小屋外観


写真提供:石川酒造


石川酒造


「麦酒釜の館」の向かいにあるのが「福生のビール小屋」。1998年6月から営業していて、2018年3月にリニューアルしました。和と洋が融合したステキな雰囲気。期待が高まります!


福生のビール小屋


リニューアルにあたっては、地面にハート型の装いも(写真左下)。


福生のビール小屋店内


写真提供:石川酒造

店内はウッディで落ち着いた雰囲気。奥には暖炉も見えます。地元の方々はもちろんですが、奥多摩の山に登った帰りだったり、すぐ近くの多摩川の桜を見たりして立ち寄る方も多いんだそうです。


福生のビール小屋店内


写真提供:石川酒造

カウンター席もあるので、軽く1杯だけ飲むのにもいいかもしれません。石川酒造が「福生のビール小屋」を造ったのは、地元のコミュニティのための場にしたいという、地域を大切にする思いからなんだそう。こんなお店が自宅近くにあったら何度も通ってしまいそうですね。

■テラス席で味わうできたてビールは最高!

福生のビール小屋


では、さっそくビールをいただきます!

石川酒造の敷地内では、すべての水が地下150メートルから汲み上げたもので、その水をビールにも日本酒にも、もちろん料理にも使っています。ビールはすべて「福生のビール小屋」の隣にある蔵で造られているので、まさにできたてです!


福生のビール小屋ビール


まずは「TOKYO BLUES セッションエール」(グラス600円)を。

柑橘系の香りがふわりと漂うさわやかな味わいのビールです。飲んだ後にはキュッと引き締めるような苦味が。さあ、口の中はイタリアンを食べる準備が整いました!

■前菜からデザートまで、気になるメニューが多すぎる!

福生のビール小屋料理


メニューは前菜やサイドメニューから肉・魚料理、デザートまで豊富。目移りしてしまいますが、今回は「マルゲリータ」(1,300円)と「前菜の盛り合わせ」(1,650円)をセレクトしました。

ビールは、一番人気の「ペールエール」(グラス500円)も注文。こちらも柑橘系の香りがありますが、「TOKYO BLUES セッションエール」よりも苦味は抑えていて、麦芽の軽い甘味も感じられるビールです。


福生のビール小屋前菜盛り合わせ


「前菜盛り合わせ」は日によって内容は変わります。

この日は、手前から時計回りに「鴨のコンフィとひよこ豆のサラダ」「カプレーゼ」「キャロット・ラペ」「タコと野菜のセビーチェ」「ハーブ風味のシフォン・サレ」「チキン・海老・ドライトマトのガランティーン」。二人でシェアするのに、ちょうどいい量です。

見ているだけでも幸せな気分で、何から食べればいいのでしょうか。


福生のビール小屋前菜盛り合わせ


実際に食べてみるとわかりますが、驚くのは食材の新鮮さとその食感です。タコはぷりっぷり、野菜はみずみずしくてシャキシャキ! 注文の際に迷ったら「前菜盛り合わせ」がオススメです。個性の異なる6品でどれも大満足!


福生のビール小屋マルゲリータ


「マルゲリータ」をはじめ、ピッツァも自慢の一品。店内で生地から発酵させて作っていて、モチモチした食感がたまりません! ビールとの相性は言うまでもなく、至福の時間としか言いようがありません。

ほかにも、「福生産ソーセージの盛り合わせ」(1,200円)といった地元の味覚や、「石川酒造のペールエールでマリネしたサーロインステーキ」(2,300円)、「石川酒造の酒粕アイスクリーム」(550円)など、ここでしか味わえないメニューもあります。


福生のビール小屋外観


写真提供:石川酒造

日が暮れてくると、ますます雰囲気のある佇まいに。

そうそう、酒世羅の営業時間は18時までなので、お土産を買うならご注意を。約1時間ほどの酒蔵見学(無料、前日までに要予約)も実施しているので、その後にゆっくりビールとイタリアンを味わうのもいいですね。

都心ではなかなか体験できない癒しの空間に、いい休日が過ごせたなと満足できること請け合い!今度の休日は、友達を誘ってできたてビールを味わいにでかけてみてはいかが?

福生のビール小屋
住所:東京都福生市熊川1番地
電話番号:042-553-0171
営業時間:11:30~21:30(L.O.20:30)
定休日:火曜日(祝日を除く)
最寄駅:拝島





◆取材・執筆/富江弘幸

主にビールについて執筆している元川越在住のライター。さまざまなメディアに寄稿し、その原稿料でまたビールを飲む日々を過ごしている。著書に『BEER CALENDAR』(ワイン王国)。

※2018年5月17日の情報です。価格は税込みです。価格やメニュー内容は変更になる場合があります。

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