「OnePlus 6」ハンズオン:美しく廉価な、Galaxy S9・iPhone Xのリミックス

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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

思ってたよりも安い。

市場で着実に評価を高めるOnePlus社がリリースするAndroid端末「OnePlusシリーズ」。その最新作の「OnePlus 6」が本日早朝にイギリスにて発表されました。やはりというべきか期待を裏切らない出来に仕上がっています。米GizmodoのSam Rutherford記者が早速ハンズオン記事を公開してくれたので、その全貌に迫ってみましょう。


創立間もない頃、OnePlusは大手メーカーのコピーをしているとよく叩かれたものです。そのピークはiPhoneそっくりな「OP3」がリリースされた時でしょうか。しかし2年たった今、OnePlusは新たなインスピレーションを得た模様。なぜならOnePlus 6は、その見た目がかなり「Galaxy S9+」に似ているのです。しかし、ひとつ大きく違うのは、ノッチを搭載しているところ。
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OnePlus 6とS9+はほとんど同じサイズ
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

背面から見ると、Galaxy S9+との類似性は際立ちます。どちらも緩やかなカーブを描いたガラス製のバックパネルを採用し、縦2連のデュアルカメラを搭載しています。その下には指紋認証センサーも鎮座。でも、Galaxy S9+にはないイヤホンジャックやマナーモード用のスライダーも搭載されていて、ここは好印象です。
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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

前面に目を向けると、OnePlus 6の6.28インチの大型有機ELディスプレイが飛び込んできます(Galaxy S9+は6.2インチ)。このサイズ感はノッチのおかげですね。でももしノッチの見た目が嫌いなら、黒帯を表示する設定で通常のディスプレイのように変更することもできます。

またOnePlus 6はモデル次第ですが、Galaxy S9+に近い、あるいは上回るスペックを実現しています。標準モデルではRAM 6GB/内蔵ストレージ 64GBとGalaxy S9+と同一ですが、値段が上がっても平気ならRAM 8GB/内蔵ストレージ 256GBという構成も選択可能。ただし、Samsung(サムスン)のフラッグシップスマホにあってOnePlus 6にない機能もいくつかあります。
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メインカメラは光学手ブレ補正対応の1600万画素、セカンドカメラは2000万画素で深度を測定します
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

OnePlusの以前のモデルのように、OnePlus 6はIP規格などに認証された防水性能はなく(発表資料では生活防水対応)、microSDカードスロットも搭載せず(でもSIMは2枚搭載可能)、Galaxy S9のようなGIFメーカーや秘密のフォルダなどの変わったソフトウェアや機能もありません。また顔認証機能もこれまでと同じように2Dで顔を認識しており、虹彩認証や3D顔認証のような高度な機能に昇華されていません(認証速度は上がったようですが)。

背面カメラは若干期待はずれで、2000万画素のセカンドカメラはポートレートモード用に深度を測定するのにしか使われません。ひとつの機能に集中して完成度を高めるのはアリかもしれませんが、やはり「OnePlus 5」のようなズーム機能や、「OnePlus 5T」のように暗所での高感度撮影のような機能が欲しかったのも事実。でも代わりに720p解像度で480fpsのスローモーションを最大1分間撮影できるになっているので、どっこいでしょうか。
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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

おそらくOnePlus 6で最も納得がいかないのは、ワイヤレス充電機能がないことだと思います。以前のOnePlusスマホは金属製のバックパネルを採用していたため、ワイヤレス充電が使えないことも理解できたのですが…。ガラス製のバックパネルにしたのならもう言い訳はできないのではないでしょうか。

以前OnePlus創業者のピート・ラウ(Pete Lau)氏はワイヤレス充電を採用しない理由を述べたことがあり、彼は有線充電のほうが高速だとしていました。ワイヤレス充電は充電パッドから本体が動かせないのも問題とも言っていました。

ですが、ワイヤレス充電を利便性のために使いたい人もいるはずです。だってケーブルを挿さずとも、充電パッドに本体を置くだけでいいんですから。ケーブルが足に引っかかる心配もいりませんしね。以前はワイヤレス充電に対応しない理由もあったと思いますが、今はそうは思えません。
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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

ただし、ワイヤレス充電のことをのぞけばOnePlus 6のスペックは良好で、見た目も独自性は感じないものの十分にかっこよく仕上がっています。OnePlusの特徴とも言える廉価さも健在で、端末は530ドル(約5万8000円:RAM 6GB/内蔵ストレージ 64GB)より5月22日から販売されます(Galaxy S9よりも200ドル、Galaxy S9+よりも300ドル安いって、すごいですよね)。300ドルでスタートした初代「OnePlus One」からはそれなりに値上がりしましたが、その低価格ぶりはプレミアスマートフォンと比べると際立ちます。
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左上からOne Plus One, 2, 3, 5, 5Tで、下はOnePlus 6のラインナップです
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

OnePlus 6はつやありの「ミラー・ブラック」、マット加工の「ミッドナイト・ブラック」がまず発売され、6月5日からは限定版の「シルク・ホワイト」が登場します。

最後に、OnePlusが独自に加えたジェスチャーコントロール機能はGoogle(グーグル)純正の「Android P」に搭載されたものよりもよさげでした。あとゲーム中のパフォーマンスを向上させたりネットワークレイテンシを低減させるゲーミングモードもゲーマーは重宝しそう。短い期間ですが私がOnePlus 6を試した限り、感触は上々で圧倒的にリーズナブルな端末でした。さらなる詳細は、より長期間使用した後にレビューとしてお届けしたいと思います。

お楽しみに。

Image: Sam Rutherford (Gizmodo)

Sam Rutherford - Gizmodo US[原文
(塚本直樹)

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