働く女子が直面するセクハラ問題に思うこと

TABILABO

2018/5/17 10:00


最近、テレビやニュースではセクシャルハラスメント(セクハラ)が話題になっています。絶対にあってはならないことですし、どんな事情があっても嫌なものは嫌と、声をあげて戦うのは大事です。

しかし、この話題を耳にするにつけ、今、30代の後半に差しかかろうとしている私は、なんとなく申し訳ない気持ちになってしまうのです。

私たちの世代は、全員とは言いませんが、ある程度のセクハラをかわさないと生きていけませんでした。とくに仕事面において。

それがやっと今、「セクハラは嫌だ」「これはセクハラです」と大声をあげることができる時代になってきました。そのこと自体はすごく素晴らしいことですし、やっと日本も世界標準に追いついてきたのかなと思います。

だからこそ、老婆心ながら、セクハラをかわしてきてしまった私たち世代が伝えたいこと。

自分の身は自分で守ること



セクハラは嫌です。私も受けた経験がありますし、働く女性なら、一度や二度は経験がある人が多いのではないでしょうか。残念ながら。

セクハラの相手が社内の場合もあるでしょうし、取引先とか取材相手のように外部の人の場合もあるでしょう。相手によっては、声をあげづらい状況も容易に想像できます。

ただ、自分の身は自分で守ることが大事です。というか、あなたを守れるのは、あなたしかいないのです。

セクハラを受けて嫌な思いをしたら、はっきり嫌と意思表示をし、上司に言うなり、人事部に相談してください。決してひとりで抱えこむようなことはしないで。ひたすら我慢するのも、絶対に違うと思うのです。

もうひとつ。これは私が小学生の時に母から言われたこと。たとえそれが友達の父親であっても、「男性の家にひとりでついて行ってはいけない」ということ。

当時はこの意味がまったく理解できませんでしたが、今だからこそ、「お母さん、ありがとう」という気持ちです。

もちろん、男性の中にも紳士的な人もたくさんいます。でも残念ながら、性善説を信じて痛い目に遭うのは他でもない私たち女性です。だから、自意識過剰くらいがちょうどいいのかもしれません。

セクハラをスルーしないで



自分のことを思い返してみると、今となっては、ビジネスをしている中でセクハラを感じることがなくなりました。

キャリアを重ねたから?と思いきや、そうではありません。会社内や飲み会で下ネタを含むセクハラ発言をされても、まったく聞いていないのです。

どうやら、すべてのセクハラ発言を完全にスルーしていたよう。

ここ一連のセクハラ問題が話題になって初めて気づきました。私たち世代は、セクハラをスルーしないと生き抜いて来られなかったのかもしれない、と。処世術として、自分自身に起こるセクハラを見て見ぬ振りをし、なんとかやり過ごしてきたのです。

でも、そんな私たちの処世術が、セクハラが今もなおなくならない現状を生んでしまったのかも……と反省しています。

だからこそ、みなさんに伝えたいのは、くれぐれもセクハラをスルーしないで!ということ。

セクハラ罪なんてない、などと言われることがないように。セクハラが悪であると認識されるように、声に出していってほしいと思います。

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