【米ビルボード・ソング・チャート】チャイルディッシュ・ガンビーノ初登場1位、エド・シーランTOP10返り咲き

Billboard JAPAN

2018/5/15 15:25



チャイルディッシュ・ガンビーノの「ディス・イズ・アメリカ」がNo.1デビューを飾った、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

集計期間5日で6,530万視聴を記録し、ストリーミング・チャートでも1位に初登場した「ディス・イズ・アメリカ」。そのうち、68%がミュージック・ビデオによる視聴で、頭に袋を被せられた黒人男性を、背後から射殺するシーンや、ゴスペル隊を乱射する衝撃の内容が大きな話題を呼び、ヒット(視聴回数)に繋げた。これについては、アメリカで続く銃による射殺事件や黒人差別など、「何について描かれたものか、何を訴えているのか」ということが、SNS上で議論を交わされていて、ツイッターへの投稿数も凄まじく、ソーシャル・ネットワークでの盛り上がりもヒットの要因となった。

78,000ダウンロードを獲得し、セールス・チャートでもNo.1デビューを果たした同曲。ラップ・エアプレイ・チャートでは20位に、R&B/ヒップホップ・エアプレイでは30位にそれぞれ初登場し、ラップ・ソング・チャート、R&B/ヒップホップ・チャートでは、ドレイクの「ナイス・フォー・ホワット」から首位の座を奪取した。チャイルディッシュ・ガンビーノは、2016年11月にリリースした「レッドボーン」が最高12位、R&B/ヒップホップ・チャートでは6位を獲得したが、HOT100、ラップ、R&B/ヒップホップ・チャート共に、ソング・チャートで1位を獲得するのは初となる。アメリカだけでなく、カナダ・チャートでも同1位、オーストラリアでは7位にランクインするなど、他国でも最高位を更新した。

2018年に入ってからは、2月3日付チャートから11週間の1位を死守したドレイクの「ゴッズ・プラン」、4月21日付チャートから先週まで、4週間のNo.1をマークしたドレイクの「ナイス・フォー・ホワット」が続き、「ディス・イズ・アメリカ」で3曲連続の首位デビュー(初登場1位)となる。この記録は、1995年9月30日付で初登場1位に輝き、8週のNo.1をマークしたマライア・キャリーの「ファンタジー」、11月25日付で1位に初登場したホイットニー・ヒューストンの「ため息つかせて」、翌12月2日~1996年3月16日付までの16週間、首位の座に居座ったマライア・キャリー&ボーイズIIメンの「ワン・スウィート・デイ」以来、23年振り。当時はシングルの売上枚数だったが、現在は視聴回数(ストリーミング)が、上位ランクインするための重要なポイントとなっている。

先週2位に浮上した、ポスト・マローンの「サイコfeat.タイ・ダラー・サイン」は4位にダウンしたが、同曲が収録されたアルバム『ビアボングス&ベントレーズ』は今週193,000ユニットを獲得し、アルバム・チャート2週目の1位に輝いている。アルバムからは、引き続き15曲が100位内にランクインしているが、先週7位に初登場した「ベター・ナウ」は23位に、再TOP10入りした1stシングル「ロックスターfeat.21サヴェージ」は8位から13位にランクダウンするなど、それぞれ順位は落としている。

先週の5位から6位に1ランクダウンした、ゼッド、マリン・モレス&グレイの「ザ・ミドル」は、エアプレイ・チャートで先週の2位から1位に浮上。同チャートでは、ドレイクの「ナイス・フォー・ホワット」が先週の11位から8位に浮上し、4週連続で<Airplay Gainer>に輝いている。エアプレイ・チャートでのTOP10入りは、ドレイクにとって20曲目。

TOP10以下では、イマジン・ドラゴンズの「ホワットエヴァー・イット・テイクス」が先週の21位から12位に上昇中。同曲は、昨年6月にリリースした3rdアルバム『エヴォルヴ』(最高2位)からの3rdシングルで、1stシングル「ビリーヴァー」、2ndシングル「サンダー」が2曲連続でTOP10入り(どちらも最高4位)を果たした。次週以降「ホワットエヴァー・イット・テイクス」がTOP10入りすれば、3曲連続の快挙達成となる。

16位には、トラヴィス・スコットの新曲 「ウォッチfeat.リル・ウージー・ヴァート&カニエ・ウェスト」が初登場。同曲は、およそ2年振りとなる新作『アストロワールド』からの先行シングルで、自身のシングルとしては、2015年に同16位をマークした「アンチドート」以来、2年振りのTOP20入りを果たした。ゲスト・ミュージシャンとしては、ドレイクの「ポートランド」(2017年)が獲得した9位以来、1年振り。2,390万回視聴を記録し、ストリーミング・チャートでは7位にデビュー。ラップ・ソング・チャート8位、R&B/ヒップホップ・チャートでは9位に初登場している。

5月25日に発売予定の3rdアルバム『ショーン・メンデス』から、3曲目のシングルとしてリリースしたショーン・メンデスの「ユースfeat.カリード」は65位に、5月11日に2ndアルバム『ヴォイスノーツ』をリリースした、チャーリー・プースの新曲「ダン・フォー・ミーfeat.ケラーニ」は74位にそれぞれ初登場した。

Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、5月17日22時以降予定となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「ディス・イズ・アメリカ」チャイルディッシュ・ガンビーノ
2位「ナイス・フォー・ホワット」ドレイク
3位「ゴッズ・プラン」ドレイク
4位「サイコfeat.タイ・ダラー・サイン」ポスト・マローン
5位「メント・トゥ・ビーfeat.フロリダ・ジョージア・ライン」ビービー・レクサ
6位「ザ・ミドル」ゼッド、マレン・モリス、グレイ
7位「ルック・アライブ」ブロックボーイ・JB feat.ドレイク
8位「ネヴァー・ビー・ザ・セイム」カミラ・カベロ
9位「パーフェクト」エド・シーラン
10位「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ」アリアナ・グランデ

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