盗品の可能性も高いのに……古典的名作『愛と誠』の原画をオークションに強行出品「まんだらけ」に非難殺到!

日刊サイゾー

2018/5/15 01:30


 1970年代の名作漫画『愛と誠』(原作:梶原一騎/漫画:ながやす巧)の紛失していたカラー原画が、有名古書店「まんだらけ」のオークションに出品。掲載誌であった「週刊少年マガジン」を発行する講談社の中止要請をよそにオークションは実施され、400万円で落札された件が問題視され注目を集めている。

講談社の声明文によれば、ながやす氏は原画の譲渡や売却は一切行っていない。しかし、連載当時は、まだ原稿の管理が厳重に行われていなかった時代のため、カラー10枚、モノクロ10枚の生原稿が紛失。ながやす氏も、発見した場合は購入せずに一報をくれるよう、呼びかけていた。

つまり「まんだらけ」のオークションに出品されたものは、この紛失した「原稿」の中の1枚ではないかと考えられている。

「今では、原稿をきちんと管理し、アーカイブをつくって保管しようという機運もあります。でも、かつては版下、すなわち印刷してしまえば不要という認識が強かった。おそらくは、当時の関係者が持ち出したり、作者に断りなく贈与したのではないかと思います」(ベテラン編集者)

ただ、そうした出所不明かつ盗品の可能性も指摘される原稿をオークションにかけることは問題ではないのか。

「まんだらけといえば、思い出されるのは『漫画原稿を守る会』の事件です。これは、倒産した出版社が弘兼憲史氏ら複数の漫画家の2万ページを超える原稿を、まんだらけに売却したというもの。この時も当初、まんだらけは返却に応じませんでした」(同)

この事件では、まんだらけ側は自社は善意の第三者であり落ち度はないとして原稿の買い取りを要求。結局、訴訟に至り、まんだらけは原稿の無償返還に応じている。

「出品数を見るに所有権の確認を精緻に行うのは難しいかも知れません。とはいえ、まんだらけのオークションでは、どうやって手に入れたんだと驚くものも多いです。以前も、宮さん(宮崎駿氏)が描いたとおぼしき『天空の城ラピュタ』のラフ原画が出品されていたことも……」(あるコレクター)

ネットでは、まんだらけに対して「盗品マーケット」「泥棒の仲間」という非難まで寄せられているが……。
(文=是枝了以)

当記事は日刊サイゾーの提供記事です。

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