『モンテ・クリスト伯』近親相姦を促す復讐作戦が鬼畜すぎ!冷徹で残酷な計画に踊らされる

wezzy

2018/5/11 07:15


 木曜22時枠の連続テレビドラマ『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』(フジテレビ系)第4話が5月10日に放送された。初回の放送は視聴率5.1パーセント(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とふるわなかったが、第2回は5.7パーセント、第3回は7.1パーセントに激増と右肩上がりを続けている。それもそのはず、面白いのだ。ご都合主義でもいい、面白いのだから。

警視庁公安部の刑事・入間公平(高橋克典)に嵌められ、無実の罪でラデル共和国にて投獄された柴門暖(ディーン・フジオカ)。田舎の漁師町で遠洋漁業の漁師として生活していた暖が逮捕されたのは、最愛の女性、目黒すみれ(山本美月)との結婚式の日だった。同じ囚人だった男……ラデル共和国元大統領(田中泯)とともに穴を掘り投獄から14年後に脱獄した暖は、辛すぎる現実を知る。

柴門暖が投獄されたのは、入間や先輩漁師(その後地上げ屋から不動産会社を築いた)の神楽清(新井浩文)、香港で俳優になりすみれと結婚した幸男(大倉忠義)たちに陥れられたせいだった。彼らへの復讐を誓う暖。暖は元大統領の遺産を相続して大富豪の投資家、モンテ・クリスト・真海(しんかい)として彼らの前に現れ、復讐相手である入間とその若い後妻・瑛理奈(山口紗弥加)、そして神楽とその妻・留美(稲森いずみ)、さらに幸男を自分の邸宅におびき出し料理を振る舞った。この晩餐で復讐を繰り広げるのではない。あくまでもこれは裏切者たちの面通し。暖こと真海は彼らの大事なものを奪うことを決意していた。そして幸男のマネジャーが真海の味方として動いていたこともわかる……。ここまでが第3話のあらすじだ。

かつて同じ田舎町で働いていたはずの暖が、いくら上等なスーツに身を包んでいるからって、全然同一人物だと気づかない幸男や神楽ってどんだけ? すみれに至っては婚約者だったのに気づかないの、それとも薄々感づいてて気づかないふりしてるの? 同じ田舎町から東京に出てきて成功してるまではいいけどみんな近いエリア(港区ではなく湘南海沿い)に住んでるっぽいのはなんなの? 疑問は尽きないが、スピーディかつスリリングな展開でねじ伏せられていく。最終回まで押し切られそうだがそれでもいい、楽しもう。

第4話。とある土地開発プロジェクトの地鎮祭に、神楽が留美とともに出席。神楽は次の国有地の取引のため、同じく出席していた政治家・木島義国(嶋田久作)とつながりを強めたいと考えていた。だが木島は神楽に国有地取引に他の建設業者も動いていると伝える。神楽は留美を残して先に会場を出たが、留美の携帯に入間から電話が入った。真海について、投資家になる前の経歴が不明であること、近づくなと注意をしてきたのだ。電話を切ったところで目の前に真海が現れた。

留美は驚きながら真海になぜここにいるのかと聞いたところ、神楽にテナントの相談に来たと答えた。アパレルブランドを立ち上げようとしている若者・安堂完治(葉山奨之)の支援をしているのだという。連れてきた青年を留美に紹介すると、留美は完治の熱意に触れ、なんとか役に立ちたいと、神楽の力を借りて金を用立てようとする。

うーん、どうして留美が見ず知らずの若者(しかも親子ほど年が離れている)の役に立ちたいと思うのかこの時点ではわからないのだが、まあきっと、寂しいんだろう。神楽は留美にこれっぽっちも愛情を持っていなさそうで嫌な感じだからな。

一方、入間のほうは、娘の未蘭(岸井ゆきの)の結婚式の日取りを強引に決めた。大学で海洋生物の研究をしている未蘭は、まだ結婚なんてしたくない。まして親の政略で決められた好きでもない男となんて。未蘭は祖父の貞吉(伊武雅刀)に相談したいと言い、入間と瑛理奈とともに貞吉の部屋へ向かう。目を見開いたままで寝たきりの貞吉はとても会話ができる状態ではない。「まだ結婚には早いと言って欲しい」と貞吉に語りかける未蘭。入間は未蘭の意思を無視して結婚準備を進めはじめた……。

さて、留美は完治への出資を神楽に頼むが断られたため、自分で何とかしようと若いつばめ(出張ホストだろうか)たちに教えて貰った仮想通貨取引を始めたところ、翌日に暴落。真海が裏で大量に売りを出し相場を下げていたのである。1000万円を失った。もちろん仮想通貨出資を促すよう若い男たちをそそのかしたのは真海の策略であった。なんなら、神楽をビジネスが上手くいかず動揺させるのも、幸男を怯えさせるのも、裏で糸を引くのは真海である。どこまで先を見越して計算しているのか……AIか? 牢獄で急激にIQが上昇したのか?

なぜ近親相姦させちゃうの…
 未蘭は市場で魚を見ているところ、突き飛ばされ服が水で濡れてしまった。通りかかった仕事中の信一朗(高杉真宙)が、かつて暖に貸したパーカーを未蘭に貸す。未蘭は「ダボハゼのメスを飼っている」「つがいにしてあげたいのでオスを探していた」と話すうちに泣き始め、結婚をすることを告げる。立ち去ろうとする未蘭に「大丈夫ですよ、俺のパーカーはすごいラッキーを呼び込むんです。それを着ていたら奇跡が起こりますよ」と伝える。そして奇跡は本当に起こった。自宅に戻ると弁護士が貞吉のもとに立っており、遺言書について家族を呼んでほしいという。その内容は「財産30億円を均等に譲り渡す。ただし、未蘭が結婚したら遺産は全て寄付する」というものだった。目線を動かすことで文字を入力できるデバイスで「私の遺産か未蘭の結婚かどちらか選べ」と入間に迫る貞吉だった。じいちゃん、カッコイイ!

憤慨する入間の元に留美から電話がかかってくる。留美は、入間のかつての愛人なのだ。金を300万円貸してほしいと頼み込む留美。入間はすぐに金を用意した。だが翌朝、神楽が留美を呼び止める。口座から留美が勝手に1000万円を出金したこと、入間から金を借りたことも知られていた。神楽は秘書の牛山直紀(久保田悠来)に留美の後をつけさせていたのだ。しかも、二人がかつて愛人関係にあったことも「結婚前から知っていた」と初めて告げるのである。そのうえで、この結婚生活には愛がないと言い切り、二度と自分の金に手をつけるなと留美を恫喝する。家を飛び出す留美と入れ替わりで、牛山が部屋に入る。神楽は牛山に、幸男の香港での過去を調べるため香港に飛ぶよう指示した。

入間から借りた金を完治に渡す留美。親子ほど年の離れた二人はこの夜、初めて結ばれた。いや、実はこの二人は実は親子だったのである。留美は入間と愛人関係にあった頃、子を身ごもり出産していたが、死産だとして、入間が屋敷の庭に埋めていた。だがその子供は生きており、助け出されて孤児院で育っていた。真海は秘かに採取したふたりのDNA鑑定を行ない、親子関係にあると知りながら、相場を操り、完治と留美を引き合わせ、二人が結ばれるように仕向けていたのだった……。

ねえちょっと、真海さんエグすぎないですか⁉︎ さすがに近親相姦を仕組んじゃうのはちょっと、ねえ⁉︎ しかも留美は直接的に暖を陥れてはないじゃないですか。安藤に至っては暖に対する罪はないじゃないですか(今の所、多分)。そんな二人でこの仕打ちって、どんだけ~~~。直で罠にはめた神楽・幸男・入間にはどれほど残虐な仕返しをするのか? 楽しみでどうにかなっちゃいそう!!!!

クリーンなイメージでおばさまファンを獲得してきたおディーン様が、復讐のためのコマを着々と進める冷徹キャラを演じている。実力派の俳優たちに脇を固められたことにより、かえって演技力で激しく見劣りして目も当てられない状態になるのではと心配していたが、むしろ、どこかの国で元大統領と脱獄して何とか日本に戻り、謎の大富豪として人を操るなんていう、限りなく現実離れした役柄はおディーン様にしか演じられないのではないか。

もちろんおディーン様のなぜかたどたどしい日本語も素晴らしいが、入間、神楽、幸男、彼ら悪役の悪役ぶりが光ってこそのドラマでもあると毎回、感服する。新井浩文も大好きな筆者は今回の放送で、留美を追い詰める鬼畜ぶりに震えた。次回もとても楽しみだ。

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