「花男」新シリーズ「花のち晴れ」第2話。王子すぎる中川大志と張り合う平野紫耀がかわいそうに。

エキレビ!

2018/5/1 09:30

『花より男子』新シリーズ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS・火曜10:00~)第2話。

英徳学園を仕切るC5のリーダー・神楽木晴(平野紫耀)が、地味で貧乏な江戸川音(杉咲花)のことを好きになっちゃったっぽいぞ……というところで明かされた、音に婚約者がいるという事実。

初回では最後にチョロッと登場しただけだった婚約者・馳天馬(中川大志)がいよいよガッツリ登場!


馳天馬が王子様すぎて悔しいッ!
江戸川音の母親と、馳天馬の亡くなった母親とが親友だったということで、血縁関係になることを望んで子ども同士を婚約させていたのだが、その後、音の父親の会社が倒産したことで江戸川家は没落。

貧乏生活に適応できない音の母親は、なんとしてもこの婚約を成立させて、玉の輿をゲットさせたいと考えている。音自身も、家のためなら……と婚約話に異論はなさそう。

こうなると、音と天馬の間にとても入り込む余地はなさそうなのだが、神楽木晴は音のことを好きになってしまう。

地味で貧乏な音のことを、金持ち&イケメンな晴と天馬が奪い合うという、逆ハーレム展開だ。

音を奪い合う晴と天馬だが、金持ち&イケメンという要素以外は対照的。

晴は、かつて英徳学園を仕切っていた道明寺司に憧れ、「頼れる一流の男」を演じてはいるものの、実体は、身体能力も知力も微妙で、アヤシイ通販グッズに頼りまくるヘタレ。どうやら童貞らしく、女心もまったく分からないため、音へのアプローチもトンチンカンなものばかり。

対する天馬はザ・完璧&王子。

英徳学園のライバル校・桃乃園学院の生徒会長を務め、文武両道の上に人望もある。音が、慣れない靴で足を痛めているのに気づいたら自分から先に靴を脱いだり、店員から勧められたVIPルームを子ども連れの家族に譲ってあげたり、すべてがスマートなのだ。

そもそも名前が馳天馬って……。この名前&デートに上下白のスーツでやって来てもギャグにならないというのは、演じる中川大志の醸し出すナチュラル王子様感のなせる業か。

今のところ欠点といえば「完璧すぎていけ好かない」くらいしか挙げられないよ。悔しいッ!

前作『花より男子』でいうと、晴が道明寺司ポジションだとすれば、天馬は花沢類ポジションということだろうか。

音より晴の方が苦労人なのでは……?
こんな天馬と婚約している、しかも母親も本人も婚約に前のめりという状態で音にほれちゃう、という茨の道を突き進む晴。

考えてみると、音=苦労人、晴=ボンボンという見せ方をしているものの、音より晴の方がよっぽど苦労してるんじゃないだろうか。

家が貧乏になったせいで、お嬢様育ちだったのにバイトしなきゃならないというのは確かに大変そうだが、音の苦労といえばそれくらいのもの。

晴にほれられたことによって「庶民狩り」をされる心配はほぼなくなっているし、貧乏に関しても天馬と結婚して玉の輿に乗ればすべて解決!

さらに、天馬を捨てて晴を選んだとしても、こっちも金持ちだから玉の輿は確定。めちゃくちゃイージーモードな人生じゃないか!

一方、晴は、金銭面での苦労はまったくしていなそうだが、父親からは「完璧な跡継ぎ」を求められ、イメージが低下していく英徳学園の権威を保たなければならないというプレッシャーもある。さらに、どう考えても格上な天馬から音を奪うという無茶な恋愛にハマッてしまったという……。ちょっとかわいそうになってくる。

やはりこのドラマは「神楽木晴がんばれドラマ」だといっていいだろう。

つまり、視聴者を晴に感情移入させてこそ成功といえるわけなのだが、スルッと感情移入するには……平野紫耀くんの演技が硬いのだ!

ハスキーボイスなせいでセリフが聞き取りづらいという仕方のない部分もあるが、杉咲花ちゃんや中川大志くんの演技が達者な分、平野くんの演技の硬さが目立ってしまい、晴の境遇に感情移入する前に「演技がんばれ!」とハラハラしてしまう。

そこも含めて「がんばれ、晴!」ということか……。

やっぱり期待してしまう前作キャストの登場
初回では晴の回想で道明寺司(松本潤)が登場し、前作『花より男子』からのファンを喜ばせてくれたが、第2話では懐かしの道明寺邸が登場した。この建物、残ってるんだ!(福島のリゾートホテルらしいです)

そして、前作からのゲストとして、道明寺家のメイド頭のタマ(佐々木すみ江)と秘書の西田(デビット伊東)が登場。『花男』ファン感涙モノだったんじゃないだろうか。

ただ、初回からいきなり松本潤がドーンと登場していることを考えると、正直「今回はデビット伊東かよ……」という気持ちも(松潤も引き続き、ホログラムで登場はしていたけど)。

高校生の恋愛ドラマを熱中して見るには少々ツライお年頃になってきているであろう『花男』ファンの気持ちをガッチリつかみ続けるためには、松潤以外のF4メンバーを次々投入する必要があるだろう。

原作の方ではF4メンバーもちょいちょい登場しているのだが、当時とは比べものにならないくらい大物になってしまった小栗旬や松田龍平。そして、上原多香子とのW不倫が噂された阿部力と、どこまで出てきてくれるのか未知数だ。

代役として、おばたのお兄さんが出てきたら笑うけど。
(イラストと文/北村ヂン)

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