「銀河英雄伝説」手ぶらのヤン「黙って見ていれば同罪だ」4話

エキレビ!

2018/4/27 11:02

『銀河英雄伝説 Die Neue These』(→公式)。
新装版も刊行開始『銀河英雄伝説 1 黎明篇』(マッグガーデンノベルズ版)。

アスターテ会戦を、第一話をラインハルト(CV:宮野真守)の銀河帝国側、第二話をヤン・ウェンリー(CV:鈴村健一)の自由惑星同盟側にわけて展開。
その後、第三話でラインハルトとキルヒアイスの幼少期から現在を描いて、第四話「不敗の魔術師」は、ヤンのパート、春のヤン祭りである。
原作では、随所に挿入される過去の話を、独立させて一話にまとめた。


しかも、原作ではさらっと描写されているところを、ふくらませて!
とくに士官学校時代のジャン・ロベールラップ(CV:小野友樹)とジェシカ・エドワーズ(CV:木下紗華)とヤンとの具体的なエピソードは原作にはない。
ないが、読者は想像できるようになっており、そのあたりをしっかり描いた。

たとえば、屋上でヘンデルのオペラを演奏しているジェシカとヤンが出会うアニメのシーン。
ぎこちなく話しはじめて、ジェシカがふと気づく。
「ほんとへんな人。あなた、もしかして、手ぶらのヤン?」
「え、どこでその呼び名を」
「やっぱりあたりね。手荷物なしで寮に入った手ぶらのヤン」
「なんで君が俺のことを知ってるんだ」
「その答えはもうすぐここにやってくるわ」
で、ジャンが登場するのだ。

「手ぶらのヤン」の呼び名に関して原作で相当するのは、ここだ。
“彼は父譲りのがらくたを大部分は捨ててしまったが、一部は貸倉庫にあずけ、文字どおり手ぶらで士官学校の寮にはいった。”
ここを、ふくらませて、上記のようなシーンを生み出した。

アニメ第1話で、原作にはなかったヤンとジャンの最後の通信のようすが描写されていた。
そのうえで、ジャンとジェシカとヤンのエピソードをじっくり描いた。

これは、シーズン1全12話で1巻、全10巻を描き切ろうとすれば120話のペース?
ぜひ、全巻をアニメ化してほしい。

最後に、ヤンが語った父のセリフを。
「独裁者は出現させる側により多くの責任がある。
積極的に支持しなくても、黙って見ていれば同罪だ……」


次回、第五話 第十三艦隊誕生。原作では1巻第四章のサブタイトルだ。(テキスト/米光一成)

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