雇用の厳しさ経験したダウン症の女性、コーヒー店のオーナーにチャレンジ(米)<動画あり>

どこの国でも障がい者の雇用条件は厳しく、アメリカでは障がい者が採用される確率は5分の1未満だという。このほどそんな雇用の厳しさを経験したダウン症の女性が、自らコーヒーショップのオーナーとなり店をオープンさせることに意欲を燃やしている。米メディア『Inside Edition』などが伝えた。

ノースカロライナ州ローリーに暮らすギャビー・アンジェリーニさん(20歳)は現在、夢に向かって着実に歩んでいる。ダウン症で生まれたギャビーさんのことを、母のメアリーさんはこのように話している。

「娘はとても優しく思いやりのある子です。野望も夢もあります。でも彼女の人生は障がい者ゆえに常に葛藤を強いられているのです。」

高校を卒業したギャビーさんは昨年の夏、いくつかの仕事に応募した。これまで毎週土曜日には地元の食料品店で商品を袋に詰めるパートタイムの仕事をしているが、夏休みも余分なシフトを組ませてもらうことは叶わず、フルタイムでの仕事に応募してもどこにも採用してもらえなかった。

「私は障がい者だから、どこも雇ってくれないんです。」

そう話すギャビーさんは、心身ともに障がいを抱える友人たちも同じように仕事を得ることの困難と葛藤していることに気付いた。幼い頃からギャビーさんがレストランをオープンさせる夢を持っていることを知っていたメアリーさんは、「コーヒーショップやビスケットを焼くお店みたいに小さな規模から初めてみてはどうか」とアドバイスし、実際に障がい者のスタッフを雇っているコーヒーショップにも一緒に訪れた。そしてギャビーさんは、自分のコーヒーショップをオープンさせるという目標を決め、オリジナルコーヒー「Gabi’s Ground(ギャビーズ・グラウンド)」を生み出した。

現在は、地元のコーヒーショップと提携して個人宅へコーヒーを配達したり、イベントでの販売も行っている。それらの売上げは、今集めている募金とともに来年にはオープンする予定の店の資金になるそうだ。ギャビーさんの意欲的な活動を見守るメアリーさんは、「娘に成功してほしければ、チャレンジさせるしかないと思いました。障がいを持つ子供たちは何かと誤解されやすいですが、私は彼らにはただチャンスが必要なだけなのだと思います。ギャビーの友人たちは、きっと素晴らしい戦力となってコーヒーショップを支えていってくれることでしょう」と語っている。ギャビーさんは、もうすぐ叶う夢についてこのように話した。

「障がい者の友人たちとオープンさせるお店では、カラオケナイトやダンスパーティーなどのイベントも企画していくつもりです。私のコーヒーを飲みに来てくれる人には温かいハグもプレゼントします。私たちは能力や才能だってあるし、懸命に働きます。お店に来てくれる人にはハッピーになって欲しいし、多くのお客さんにたくさんのコーヒーを買ってもらえると嬉しい。地域社会の一員になるために、私たちにもチャンスが与えられたらと思っています。」

夢に向かって頑張るギャビーさんのことを知った人からは、「素晴らしい!」「ギャビーさんは障がいを持つ他の人をインスパイアする存在になるね」「その夢はきっと叶えられるよ」「オープンしたお店が成功することを願ってるからね」「とてもいいアイデアだと思う。頑張ってね!」といった激励の声が寄せられている。

画像は『Inside Edition 2018年4月22日付「Woman With Down Syndrome Set to Open a Coffee Shop — and Hire Employees With Disabilities」(Go Fund Me Studios)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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