風弥~Kazami~(DaizyStripper)インタビュー『どんな仕事も、そこに遊び感覚を見つけられたら楽しくなる』【俺達の仕事論vol.31】


風弥 Kazami DaizyStripper 仕事論 タウンワーク
日夜、洗練されたメロディやリズムでファンを魅惑し続けるヴィジュアル系バンドのアーティストたち。いまは表舞台で活躍する彼らだが、そこに至るまでには様々な苦労体験や成長エピソードがある。この連載では、そんな彼らが日頃語らない過去の出来事やバイト体験について掘り下げます。

昨年、結成10周年を迎えたDaizyStripper(デイジーストリッパー)。中学時代からバンドを始め、現在も多数の作曲を手がけるドラム&ピアノの風弥~Kazami~さんに、思い出に残る“バイト初日の98キロの冷蔵庫”事件など、数々のバイトエピソードを伺いました。

バイトが辛いと感じた時のお客さんの優しい気遣いがうれしかった

風弥 Kazami DaizyStripper 仕事論 タウンワーク

——初めてのバイト経験から教えて下さい。

高校に入ってすぐに派遣会社に登録しました。中学の頃からバンドをやっていたので、スタジオ代とか衣装代が必要だったから“稼がなきゃ!”って。それまではお年玉を切り崩しでやっていたんですけど、そこからが僕の長いバイト人生の始まりですね(笑)。

——派遣会社を選んだのは?

高校の頃から髪の毛が金髪で長かったから、普通の接客とか人前に出るバイトはダメだろうと思ったので、派遣会社に登録して日雇いのバイトを希望しました。初めての派遣先は、引越しと家電の配送をしている会社でした。

——バイトをしてみてどうでしたか?

初日に98キロの冷蔵庫を運んだことが忘れられないですね。“はいっ!?”ってなりましたからね(笑)。夏の暑い中、ランドセルみたいに背負って、汗だくでフラッフラになりながら、自分の体重の倍くらいの冷蔵庫を運びました。

——毎回、そんなに大変なんですか?

たまたま届ける家が山のほうだったから、トラックも入れないし、台車も使えなくて。普通に何も持たないで歩いたら30秒くらいの移動だったんですけど、階段を入れて10分以上かけて運びました。次の日は、体がバキバキだし“バイトって辛い!”って思いましたね。でも、住んでいらっしゃる方が汗だくの姿を見て「お茶飲んでいきな!」とか、すごく優しくしてくれて。振り返っても、それがバイトで一番キツかった出来事ですね。その日、手にした給料は色んな意味で本当に重みがありました(笑)。

——初日にしてハードでしたね。

そうですね。あと、引越し作業の一環として、あるショップの事務所に家具とかオフィス用品を搬入したことがあって。そのショップは今もあるので、たまに前を通ると“ここの机を入れたのは俺だぞ!”って、なんとなく嬉しい気持ちになりますね(笑)。平日は学校があったので、その運送会社で働いたのは、土日だけだったんですけど、2年くらい働きました。

引越しと家電の運送のおかげで筋肉はつきました

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——配送業で起こったハプニングなどがあれば。

家電を買う時って、置くスペースの幅は調べるけど、自宅に運ぶまでの導線を考える人ってあまりいないんですよね。たとえば、苦労して5階まであげて“やっとあがった!”って思ったら、大きい冷蔵庫が通路を通らないとか、ドアの幅が狭かったとか。古い団地では、そういうことがよくありました。その場合、ロープで吊して窓から入れるんですけど……。

——せっかく運んだのに落ち込みますね。

でも、お客さんに「入らないです!」って言うと、「じゃあ柱切るか?」っていうやりとりがあったり(笑)。そういう会話も楽しかったですよ。あと、その日によって配送する荷物が違うんですけど、ちっちゃめの洗濯機とか小型のテレビが多いと“よっしゃ!”って。そこは重要でしたね(笑)。ただ、筋肉はすごくついたので、当時はベースだったけど、のちにドラマーになった時に、役に立ったなと思いました。

流れ作業はコツを覚えるのも早かったし天職でしたね(笑)

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——家電製品は設置もしていたんですか?

はい。洗濯機の取り外しも、テレビの配線も出来るようになったのはプライベートでも役立ちました。あと当時は、引越しの仕事と並行して、倉庫で食玩の袋詰めとかラッピングもしていて。流れ作業だったんですけど、それは楽しかったですね。作業も好きだったし、手さえ動かせばいいから、頭ではずっと音楽とか、バンドの事を考えていました。

——流れが自分で詰まってしまうようなことは?

俺、そういうの燃えるんですよ(笑)。いかに早く横に受け流すかっていう。袋にスムーズに入れるコツを見つけるのは早かったと思います。小さい頃から、工作とかも好きだったから、ある意味、天職でしたね。その後は、宅配便の倉庫内作業で、荷物をパレットに仕分ける仕事をしました。そこは、今のバンドのメンバー、Reiとまゆと一緒だったので、学校の休み時間的なノリで楽しかったですよ。時給も良かったし、食堂も充実していて、それまでは引越しで汗だくだったのに、冷房がある快適さ(笑)。でも、そこは途中で、髪の毛の色とか長さの規律が厳しくなったので辞めました。

——とにかく、髪型・髪色が優先だったと(笑)。

そうですね。やっぱりバンドが優先だったので。その後は、ピザ屋と、風紀的に厳しくないオーナーが経営しているコンビニに。それまでは日給での仕事が多かったんですけど、1日開いている日にしか仕事が出来なかったので、短時間でも働けるところを探しました。ピザは、初の調理現場で、最初は本当に何をしていいか分からなくてアタフタしました。

商品も誰かが手作りしていることに気づけたピザ屋のバイト

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——生地をくるくる廻すとか?

くるくるは店内の偉い人がやるので、具材を切ったり、トッピングを乗せたり。なかでも、盛り付けは好きでした。マニュアルがあって数とか位置は決まっているんですけど、違反しない範囲でチーズをちょっと多めにしたり。

——当たった人はラッキーですね!

チーズが溢れて下の方に焦げ目がついている部分が好きで、その部分を嫌いな人はいないだろうと思って、あえてカリッとする部分を多めに作るとか、ちょっとずつこだわりが出てきて(笑)。自分も楽しかったし、受け取った人が喜んでくれたらいいなって。あと、そこで働いてみて思ったのが、“商品だけど誰かが作ってるんだなぁ”って。“手作りなんだ”って思えたことが新鮮でした。

——確かにそうですね。ピザ屋で大変だったことはありますか?

クリスマスがめちゃめちゃ忙しくて、“ピザはクリスマスじゃなくても食べられるでしょ!?”って思っちゃいましたね。個人的にはそれ以降、ピザはクリスマス以外の日に頼むようになりました(笑)。

——コンビニはどうでしたか?

早朝とか深夜だったんですけど、だいたい同じ時間に決まったお客さんが来ることが多いんですよ。朝6時すぎには“そろそろあのお客さんが来る!”とか。買うものも基本的に一緒。

——なんとなくお客さんも覚えてしまうんですね。

そうですね。たとえば、タバコの銘柄も覚えるから、お客さんが来店した時にすかさずタバコをポンって出すと、向こうもぴったりの金額をレジに置いていくっていう。挨拶以外の会話をするわけじゃないんですけど疎通というか。いかに滞在時間短く送り出せるか(笑)。こっちが勝手に思っているだけなんですけど、お客さんも“やるな”って思ってくれてたら、なお嬉しいみたいな(笑)。

——今までのお話を聞くと“ちょっとした楽しみ”を見つけるのが上手ですよね。

仕事って思うとしんどくなるから役割は果たしたうえで、遊び感覚を持っていられたらいいなとは思います。そういえば、ふと思い出したんですけど、1回年配の方に炭酸飲料の説明を求められた時に、「しゅわしゅわして甘い飲み物です!」くらいしか言えなくて、お客さんが「ふぅーん」って買わずに帰ったことがあって。説明の“甘いがダメだった?”“しゅわしゅわがダメだった?”って考えてみたんですけど、それは残念でしたね(笑)。

コンサートの裏側に触れたことでモチベーションが上がった

風弥 Kazami DaizyStripper 仕事論 タウンワーク
——可愛らしいエピソードをありがとうございます! そのコンビニが最後のバイトですか?

自分もプロを目指していたから、コンサートの裏側が知りたいなと思って、コンビニと並行して、単発でライヴの制作会社で働きました。大きな会場の設営とか警備の仕事をなんですけど、サウンドチェックをしているところとか、楽屋とか、普段は触れられない裏側を観られるワクワク感はたまらなかったですね。置いてあるドラムセットを、あまりに夢中で見ちゃって怒られたりもしましたけど、“早く俺もあっち側になりたい!”って、モチベーションにつながったバイトでした。

——では、バイト全体を通して学んだことはありますか?

引越し屋でバイトを始めた頃、「お客さんの立場になって考えろ」っていうことを教えられました。最初の頃は自分の仕事をするだけで精一杯だったけど、しっかり仕事をした上で、たとえば、お客さんや上司とも冗談を言いながら楽しめたら最高だろうし。自分からそういう空気を作ることで、相手も話しやすくなると思うんです。人との接し方も含め、バイトでしかできない体験ってたくさんあるから、みんなには是非バイトを謳歌してほしいなと思います!

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―思い出に残る“バイト初日の98キロの冷蔵庫”事件?!

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— タウンワーク (@townworknet) April 25, 2018

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Profile
風弥~Kazami~(かざみ)
幼少期からピアノを習い、中学からバンドを始めるなど、早くから音楽に携わる。昨年、DaizyStripperの楽曲をアレンジしたピアノインストアルバム「DaizyStripper Piano Selection I」「DaizyStriper Piano Selection II」をリリースした。バンドとしては、10周年イヤーとなった昨年7月にビクターよりメジャーデビュー。今年夏には、『未体験な新曲』とファン待望の『アコースティック楽曲』が収録された豪華ミニアルバムの発売も決定!

◆DaizyStripper OFFICIAL SITE:https://daizystripper.com/
◆風弥~Kazami~ Official Twitter:@kazami_Daizy

■リリース情報
New Single「4GET ME NOT」Now On Sale
■ライヴ情報
11th Anniversaryファン感謝祭『KISS THE FUTURE~Perfect Request Live~』
2018年6月5日(火)マイナビBLITZ赤坂 開催決定!
■ツアー情報
7月28日より全国9ヶ所18公演のアルバムツアーを開催!
(*1日はアコースティックライヴ、1日は通常ライヴの2days構成)

*すべての詳細は、https://daizystripper.com/

企画・編集:ぽっくんワールド企画 取材・文:原千夏 撮影:AOS

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