路上でコレを見たら要注意! スピード違反取り締まりまとめ【2018年度版・オービス編】

clicccar

2018/4/23 16:35


警察はいよいよ4月から新年度予算に基づいた交通取締を本格稼働させています。注目はやはり、生活道路での交通取り締まりの強化。中でも脅威なのは、生活道路対応の固定式オービスと取り締まりの自由度を極端にアップさせることのできる可搬式の移動オービスです。そこで、今年度の警察のスピード違反取締の方向性はどうか? まずは固定式オービスの動向を予想してみましょう!

現在、国内における固定式オービスの設置箇所は約580カ所。

大きく分けて、以下の6種類が全国で稼働中です!

1.センシスSSS(レーダー式)

生活道路のスピード取り締まり用に導入されたスウェ-デン製のレーダー式オービス。現在、埼玉県(国道17号北本市)と岐阜県(大垣市の市道)に1機ずつ設置され、試験運用されているが、この春あたりから全国各地に設定されている「ZONE30」(日本全国3000カ所以上)を始めとする生活道路で徐々に増殖する可能性が高まっています。

ただし、現状では、無人取締機による検挙は赤切符以上の違反(一般道は30km/hオーバー以上)に限るという判例に基づいて運用されているため、警察は今後それをどうクリアし、通常のネズミ捕りと同様の取り締まりを可能にするかがカギとなるのです。

ちなみに、2月上旬、国道17号線に設置されているセンシスSSSが、何らかの理由によって損傷を受ける事件があり、埼玉県警のオービス担当からは「放火」という回答をもらっています。しかし、3mのポール上という設置条件やその損傷具合を考えれば、どちらかというと内部バッテリーの発火によるものと考えた方がつじつまが合いそうです。もしそうだとしたら、明らかに製品の欠陥であり、今後の導入に多大なる影響を与える可能性は大。

真相は明らかではないが、今後情報が入り次第、報告します。

2.LHシステム(ループコイル式)

全国の高速道路、幹線道路を中心に180カ所あまりに設置され、今や固定式オービスの主役となっているループコイル式オービス。文字通り、路面に埋め込まれたループコイルで速度を測定し、設定超過速度(制限速度ではない)を超えて通過する車両を撮影、後日、呼び出しにより検挙するシステムです。

デビューは1994年とすでに20年以上が経過しているものの、その性能は日々、改良され進化していることは間違いなく、今後も生活道路以外に適時新設されるはず。Nシステム(自動ナンバー読み取り装置)と似ているのでカタチをしっかり覚えるベシ。

3.「LSシステム」(ループコイル式)

LHシステムを旧型ループコイル式オービスレベルの筐体に納めたのが、このLSシステム。首都高速を走ったことのある人じゃないと実際に見たことはないかも。なぜなら首都高専用のオービスと呼べるものだからです。

こいつの怖さは道路をまたぐアーチ上に設置されているLHに比べて格段に目立たないこと。もちろん、ループコイル式だからレーダー探知機では関知できない。さらに、内蔵された2つのCCDカメラによる2車線対応です。現時点では最強の固定式オービスといえるものです。

現時点では首都高に8機設置されているのみ。今後は首都高のL型の代替えとして増える程度??

4.「Hシステム」(レーダー式)

続々と撤去されているのがHシステムです。一時は日本中のオービスの半数を超える勢いでしたが、今では約190機と、ここ数年で100機以上が姿を消しています。製造元である三菱電機が製造・販売を中止しているため、もちろん、今後は減数の一途をたどることになります。しかし、積雪地帯では路面変化の影響を受けやすいループコイル式に代えることが難しいため、特に76機(一般道のすべて)が設置されている北海道の動向に注目となります。

5.「L型」(ループコイル式)

オービスの元祖、USAのロッキード社が開発し、日本の東京航空計器がパテント生産し始めてからすでに40年以上が経つ旧式、しかしまだまだ現役で、いまだに全国で100機以上が生息しています。さらに、最近、導入されている進化版では、銀塩式のカメラがデジタル式に、また、従来は持っていなかった中央装置との無線通信機能がきっちり導入されているのです。内蔵されるカメラの数こそ違うものの、まさに性能はLSクラス(通信機能は有線)というわけです。

今後、導入されるのは、当然、このデジタル版ということになります。初期型の欠点(フイルム切れ、要回収)がすべて解消されているので、目立たないという利点が思う存分、発揮されることは間違いありません。初期型はすでにダミーと化しているケースが多いものの、コイツは間違いなく生きている。ナメると酷~い目に遭います。

6.「R型」(レーダー式)

いまだに進化を遂げているL型に比べて、まさに絶滅危惧種と化しているのが、このR型レーダー式オービス。設置数も現時点で40機を切っている状況です。中にはダミーと化している地点も全国には数カ所。余談ですが、最近のレーダー探知機はGPS機能を備えているので、位置情報が優先されます。例え、オービスのアンテナからレーダー波が出ていなくても警告されてしまう。つまり、実際に稼働しているかが、Hシステムも同様わからなくなっているという状況なのです。

そこで、実際の稼働状況を知りたい人は、反対車線を走ってみよう。レーダー波は拡散するから、反対車線でもある程度捉えることができます。もし、警告音が鳴ったら、稼働だけはしていることになるというわけです。

今後の動向ですが、L型と同様、稼働させなくても速度を抑止する効果はあるのは事実。しかし、道路上にアンテナを設置している関係上、経年変化による部品落下のリスクが伴うだけにメンテナンスも大変なため、やはり絶滅危惧種となっています。

(フードライズ)

【関連リンク】
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