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坂口健太郎「シグナル」よくわからない部分をぶっ飛ばして押し切って「すごい物作ったる」感みなぎる1話

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坂口健太郎が初主演を務めるドラマ、フジテレビ系「シグナル 長期未解決事件捜査班」(関西テレビ制作、毎週火曜21時~)が10日にスタート。


時間軸が多くて難解に見える
15年前、当時小学生だった主人公の三枝健人(坂口健太郎・当時はカトウ健人)は、友達の女子児童が誘拐・殺害された事件の犯人を目撃した。しかし、警察に伝えても相手にしてもらえない。そして15年後、時効間近のこの未解決事件に、警察官になった三枝が挑む。

まず、物語を把握するのが難しい。事件が起きた15年前(1995年)、大山剛志(北村一輝)がその事件を捜査している10年前(2000年)、時効間近に迫った現在(2010年)と、1話の中で大きく分けて時間軸が3つも存在する。

予告によると、さらに2話以降はその8年後、つまり2018年が現在として描かれるようで、時間軸は4つに増えるらしい。服装や髪型などで、ある程度の描き訳はしているのだが、それもすごく親切なわけではないので、原作の韓国の連続ドラマ「シグナル」を観てないものにはわかりづらい(「韓国のゴールデン・グローブ賞とも言われる“百想芸術大賞”を筆頭に2016年の各アワードで9冠を受賞した」ドラマ*公式サイトより引用 現在、FODで視聴できる)。何度も見返して、一応こういう形で理解はしたが、申し訳ないことに、これが正しい解釈だという自信はハッキリ言って無い。

過去については、冒頭で三枝の回想によって説明された。この回想がまたややこしい。回想中に別事件で兄が捕まったときの回想(5つめの時間軸)が入り、さらに学生時代の三枝の回想(6つめの時間軸)に突入する。しかも、この学生三枝が血だらけで「ふぅーふぅー」言ってるのが、また疑問点を増やす。そしてその直後、時間軸は現代に戻り、顔の見えない謎の女がカレンダーになにやら書き込むという謎のシーンが挟まるものだから、もうなんのことだかわからない。

物語には“視聴者が理解出来ていなくて良い部分”というものがある。それが後々になって理解出来て、「あー確かにあの時!」となるのは観ていて気持ちが良い。必要不可欠な部分だ。だが、この「シグナル」はその“理解出来ていなくて良い部分”が多すぎて、あるいは、「ここはまだ理解出来なくても大丈夫ですよー」というメッセージが薄すぎて、結果、よくわからない導入になってしまった印象だ。

疑問を置き去りにする時効というスリリングな展開
だが、よくわからない導入だからといって面白くないわけではない。「シグナル」のポイントは、無線機で過去に同じ事件を捜査している刑事・大山と交信するところだ。視聴する前は、この特殊設定をガンガン活用しまくって事件を解決するものだと思っていたが、そうではないところに緊張感がある。

三枝が電池の入ってない無線機から聞こえる謎の声(大山の声)と交信したシーンはわずか3分。会話にすると2往復しかしていない。これが“何でもアリ”感を抑えて緊張感を生んでいる。

不思議な体験をした三枝は、不気味さに襲われながら無線の指示に従い、事件の鍵となる白骨遺体を発見する。先ほどまで独学で学んだプロファイリング術で先輩刑事をクールに言いくるめていた三枝だったが、この瞬間から人間味が一気に溢れ出す。

この時点で、なぜ無線機が繋がったのかも、なぜ三枝警部補と呼ばれていたのかも、何もかもが謎だ。しかし、時効というスリリングな展開が、その謎の存在を忘れさせてくれる。

そこからは、メンツを守るための汚い警察、それに謀反する刑事、眼を付けられるような三枝の暴走に近い独行、土砂降りの中の犯人探し、時間が無いのにただただ邪魔なマスコミたち、初回にして最終回の様なテンションの高い展開が繰り広げられる。

盛り上げるための要素を全部盛り込んだようなラスト20分には、制作陣から“すごい物作ったる”という気概を感じる。この高いテンションが2話以降も続き、わからない部分が少しずつ整理されていったら、メチャクチャ面白くなりそうだ。

(沢野奈津夫)

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