“ファッション界の重鎮”カール・ラガーフェルド、セクハラ撲滅運動に「もうウンザリだ」

長年ファッション界を牽引してきたカール・ラガーフェルド氏は、世界中のセレブ達に敬愛される大物でありながら「思ったことはズバズバ言ってしまう」という困った癖がある。過去にはキャサリン妃の妹につき「あの顔は嫌い」、歌手アデルについては「ちょっと太りすぎ」と言い放って世間を騒がせたが、今度は昨年から世間を騒がせているハリウッドのセクハラ問題やそれを食い止めようとする世の動きについて、驚くような発言をした。

昨年、“映画界の大物プロデューサー”ハーヴェイ・ワインスタインが長年多くの業界関係者に対しセクシャルハラスメント行為を繰り返していたことを複数の被害者らが告白した。その悪質さ、そしてワインスタイン以外にも何人ものセクハラ常習者がいたことが判明し、SNSに「#MeToo」と被害者達が書き込む運動などが活発化した。しかし数十年前の被害を告白する人が少なくないことに、カール・ラガーフェルド氏は驚いたもよう。このほど『Numéro Magazine』のインタビューに応じたラガーフェルド氏は、一連の動きについて以下のように語った。

「こんな動きにはもうウンザリだ。」

「自分の身に降りかかったことを思い出すのに20年も要したスター達に、何よりショックを受けた。 それに検察側の証人だっていないんだから。」

また今後「#MeToo」運動が自身の活動に影響を与えることは「一切ない」とラガーフェルド氏は断言。また同運動に「やり過ぎだな」と苦言を呈しつつ、ラガーフェルド氏本人もワインスタインに対する嫌悪感をこう暴露した。

「あのワインスタインって奴には我慢ならない。ガラで出会ったが、トラブルになったんだ。」

「それは性的なことではなく仕事に関するトラブルでね。詳細は伏せておくが、あの男は約束をきっちり守るような奴じゃないってことだ。」

ちなみにこういった運動が盛んになった結果、モデルに対しても「こういうポーズをしてもらっても問題はないか」などと逐一確認を取らねばならなくなったという話を耳にしたとのこと。「これでは、デザイナーとして何もできない」「ズボンを引っ張られるのが嫌だなんて言う者は、モデルにならなくてもいい」ともコメントしている。

「このように着こなせばカッコいい」という理由で服に手をかけるデザイナーもいるのだろうが、「それをセクハラだと言われれば何もできない」というのがラガーフェルド氏の言い分のもよう。性的な意味はなくとも直接モデルの身体に触れてしまうデザイナーやスタッフにとっては、とても他人事では済まされぬ問題のようだ。

画像は『KARL LAGERFELD 2017年4月29日付Instagram「The world’s most famous feline is getting her own limited edition plush toy modeled after her by #KARLLAGERFELD in collaboration with @steiff.de」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

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