草彅剛・松尾諭・小林勝也が出演する『バリーターク』開幕! 演出を務める白井晃を含めた4人の初日コメントが到着

SPICE

2018/4/17 16:46


KAAT神奈川芸術劇場と世田谷パブリックシアターの共同制作作品である『バリーターク』が、4月14日・15日のプレビュー公演を経て、4月16日にKAAT神奈川芸術劇場にて開幕した。本公演は、アイルランドの劇作家エンダ・ウォルシュの戯曲をKAAT芸術監督である白井晃が演出し、草彅剛、松尾諭、小林勝也らで繰り広げられる作品だ。

初日を終えた白井、草彅、松尾、小林から、現在の心境や本作・自身の役の魅力などについて、それぞれコメントが届いた。

白井晃


プレビューを経て初日を迎え、この作品の頂上に片足がかかったかなと、両足をかけてその上に立つにはもう少しかかりそうですが、その先があることがとても楽しみです。すごくいい仕上がりになりました。ほっとすると同時にさらに良くなりそうでワクワクした気持ちです。戯曲だけではわかりづらい作品でしたが、立ち上げてみて本当に深い作品だな、と改めて思いました。稽古を通して役者さんと一緒に創作していく中で、演出家である僕自身も発見することが多く、自分にとっては演劇の真髄に触れているように思える、心震える作品です。草彅さん、松尾さんはこれだけたくさんの運動量、セリフがあるなかで奇跡のように頑張っていただいて、素晴らしい芝居をしてくださっていてその姿に感動しています。小林勝也さんも勝也さんならではの第3の男という大変な役を演じてくれて、お三方とも本当に真摯に、一緒にこの作品に立ち向かってくれていて心から感謝しています。
松尾諭、草彅剛、小林勝也  【撮影】細野晋司(2018年 KAAT神奈川芸術劇場&世田谷パブリックシアター)
松尾諭、草彅剛、小林勝也  【撮影】細野晋司(2018年 KAAT神奈川芸術劇場&世田谷パブリックシアター)

草彅剛


初日を終えて、わかりづらさのあるこの作品に対して、お客さんがリアクションをして、しっかりとついて来てくれるのを感じました。僕たちが演じているうちに、客席と一緒に、男二人の間に流れる空気と温度がどんどん変わっていく、その変化がまるで目に見えるようで、すごく楽しい、最高の舞台です。松尾さんは言葉を交わさなくても、芝居でキャッチボールができる、僕たちすごくいいコンビです。白井さんは初めてご一緒したんですが、僕たちがやろうとすることをわかってくれる、目の前に課題をうまい具合においてくれて、導いてくれます。お客様には、わからないところからわかっていく仕掛けがあるこの作品を、変わっていく空気の流れを感じて楽しみながら観てもらえたらと思います。あったかいものを持って帰ってもらえる作品です。あとは僕の汗の量の多さがすべてを語っていると思います(笑)。
草彅剛  【撮影】細野晋司(2018年 KAAT神奈川芸術劇場&世田谷パブリックシアター)
草彅剛  【撮影】細野晋司(2018年 KAAT神奈川芸術劇場&世田谷パブリックシアター)

松尾諭


始まりました。稽古ではみつからなかったものが本番になるとどんどん見えてきた感じです。2ヶ月もあるから楽しみです。体はしんどいですけど(笑)。同じことやっていても飽きないしちょっとずつ違うことをやれるのが面白い作品です。草彅さんはすごく安心感があって、一緒にやっていて面白い、信頼できるパートナーです。だからこそ裏切らないよう責任感も持って挑むことができる、草彅さんが一緒で良かったと思います。白井さんは、すごく丁寧ですごく柔軟で、僕のどんな意見でも聞いたうえで、じっくり答えを出してくれる。一緒に創る業を通して、一歩ずつ僕らを前に連れて行ってくれる稽古、すごく充実してました。何も考えずに見に来てほしいなと思います。そのほうがジーンとする、考えるより感じる芝居だと思います。
松尾諭  【撮影】細野晋司(2018年 KAAT神奈川芸術劇場&世田谷パブリックシアター)
松尾諭  【撮影】細野晋司(2018年 KAAT神奈川芸術劇場&世田谷パブリックシアター)

小林勝也


初日を終えてみて、演じる私たちがこのように考えなさいとか、こういうふうに見てくださいと押し付けるのではなく、観客の皆さんがどう感じるか、ということこそがこの芝居の魅力だと感じました。役者は作家、あるいは演出家が創りたいと思ったことをより正確に演じ、観客の皆さんが自由に感じとって楽しんでいただければと思います。私は出演者の中では一番年上で、長く芝居をやっておりますが、草彅さんと松尾さんが、決まりごとや古いしきたりといったものにとらわれず、とても自由にやっていらっしゃるのを羨ましく見ております。私にとっても刺激になります。白井さんの演出はとてもしつこい(笑)。肉体的にも精神的にも疲れるといったら疲れますけど、白井さんが我々の100倍くらいエネルギーがありますので、我々もそれに追いついていけるよう明日からも頑張ります。
小林勝也  【撮影】細野晋司(2018年 KAAT神奈川芸術劇場&世田谷パブリックシアター)
小林勝也  【撮影】細野晋司(2018年 KAAT神奈川芸術劇場&世田谷パブリックシアター)

本公演は、4月14日(土)~5月6日(日)はKAAT神奈川芸術劇場、5月12日(土)~6月3日(日)はシアタートラム、6月16日(土)~17日(日)は兵庫県立芸術文化センターにて上演される。

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