日本初演『バリーターク』開幕!草なぎ剛「僕の汗の量がすべてを語っていると思います」

エンタステージ

2018/4/17 15:23


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KAAT 神奈川芸術劇場と世田谷パブリックシアターが共同制作する『バリーターク』が、2018年4月14日(土)・4月15日(日)のプレビュー公演を経て、4月16日(月)より開幕した。本作は、アイルランドの劇作家・脚本家エンダ・ウォルシュにより2014年に初演された作品で、2015年にはアイリッシュタイムズ演劇賞最優秀作品賞を受賞。

日本初演となる今回は、演出をKAAT 神奈川芸術劇場の芸術監督・白井晃が手掛けている。出演者には、白井が熱望した草なぎ剛、松尾諭、小林勝也らが顔を揃えた。

KAAT神奈川芸術劇場×世田谷パブリックシアター『バリーターク』撮影:細野晋司_2

【あらすじ】
広い部屋。
そこに二人の男がいる。
彼らは目覚まし時計の音で起き、80’sの音楽を聞きながら、部屋を駆け回って、着替えて、食べて、踊って、フィットネスをして、「バリーターク」という村の話を語る。
二人は誰か。
どこにいるのか。
そして壁の向こうには何があるのか―?

KAAT神奈川芸術劇場×世田谷パブリックシアター『バリーターク』撮影:細野晋司_3

初日を終え、演出の白井、出演する草なぎ、松尾、小林よりコメントが届いている。

◆白井晃(演出)
プレビューを経て初日を迎え、この作品の頂上に片足がかかったかなと、両足をかけてその上に立つにはもう少しかかりそうですが、その先があることがとても楽しみです。すごくいい仕上がりになりました。ほっとすると同時にさらに良くなりそうでワクワクした気持ちです。戯曲だけでは分かりづらい作品でしたが、立ち上げてみて本当に深い作品だな、と改めて思いました。稽古を通して役者さんと一緒に創作していく中で、演出家である僕自身も発見することが多く、自分にとっては演劇の真髄に触れているように思える、心震える作品です。
草なぎさん、松尾さんはこれだけたくさんの運動量、台詞がある中で奇跡のようにがんばっていただいて、素晴らしい芝居をしてくださっていてその姿に感動しています。小林勝也さんも勝也さんならではの第3の男という大変な役を演じてくれて、お三方とも本当に真摯に、一緒にこの作品に立ち向かってくれていて心から感謝しています。

◆草なぎ剛(男1)
初日を終えて、分かりづらさのあるこの作品に対して、お客さんがリアクションをして、しっかりとついて来てくれるのを感じました。僕たちが演じているうちに、客席と一緒に、男二人の間に流れる空気と温度がどんどん変わっていく、その変化がまるで目に見えるようで、すごく楽しい、最高の舞台です。
松尾さんは言葉を交わさなくても、芝居でキャッチボールができる、僕たちすごくいいコンビです。白井さんは初めてご一緒したんですが、僕たちがやろうとすることを分かってくれる、目の前に課題をうまい具合に置いてくれて、導いてくれます。お客様には、分からないところから分かっていく仕掛けがあるこの作品を、変わっていく空気の流れを感じて楽しみながら観てもらえたらと思います。あったかいものを持って帰ってもらえる作品です。あとは、僕の汗の量の多さがすべてを語っていると思います(笑)。

◆松尾諭(男2)
始まりました。稽古では見つからなかったものが本番になるとどんどん見えてきた感じです。2ヶ月もあるから楽しみです。体はしんどいですけど(笑)。同じことやっていても飽きないしちょっとずつ違うことをやれるのが、おもしろい作品です。草なぎさんはすごく安心感があって、一緒にやっていておもしろい、信頼できるパートナーです。だからこそ裏切らないよう責任感も持って挑むことができる、草なぎさんが一緒で良かったと思います。白井さんは、すごく丁寧ですごく柔軟で、僕のどんな意見でも聞いた上で、じっくり答えを出してくれる。一緒に創る業を通して、一歩ずつ僕らを前に連れて行ってくれる稽古、すごく充実してました。何も考えずに見に来てほしいなと思います。そのほうがジーンとする、考えるより感じる芝居だと思います。

◆小林勝也(男3)
初日を終えてみて、演じる私たちがこのように考えなさいとか、こういうふうに観てくださいと押しつけるのではなく、観客の皆さんがどう感じるか、ということこそがこの芝居の魅力だと感じました。役者は作家、あるいは演出家が創りたいと思ったことをより正確に演じ、観客の皆さんが自由に感じとって楽しんでいただければと思います。
私は出演者の中では一番年上で、長く芝居をやっておりますが、草彅さんと松尾さんが、決まりごとや古いしきたりといったものにとらわれず、とても自由にやっていらっしゃるのを羨ましく見ております。私にとっても刺激になります。白井さんの演出はとてもしつこい(笑)。肉体的にも精神的にも疲れるといったら疲れますけど、白井さんが我々の100倍くらいエネルギーがありますので、我々もそれに追いついていけるよう明日からもがんばります。

KAAT神奈川芸術劇場×世田谷パブリックシアター『バリーターク』撮影:細野晋司_4

このほか、佐野仁香と筧礼がWキャストとして出演している。

KAAT 神奈川芸術劇場×世田谷パブリックシアター『バリーターク』は、4月14日(土)から5月6日(日)まで神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場にて行われ、その後、5月2日(土)から6月3日(日)まで東京・シアタートラムにて、6月16日(土)・6月17日(日)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演。

KAAT神奈川芸術劇場×世田谷パブリックシアター『バリーターク』撮影:細野晋司_5

※草なぎ剛の「なぎ」は弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記

(撮影/細野晋司)

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