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「バービー・ティングズ」&「チュン・リー」ニッキー・ミナージュ(Song Review)

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「アナコンダ」や「オンリー」などのヒットを連発した、2014年リリースの2ndアルバム『ピンクプリント』以来、およそ4年振りとなるニュー・アルバムに向けて新曲を2曲リリースしたニッキー・ミナージュ。正式な発売日やタイトルは未定だが、この2曲の売れ行きによっては、間もなく発売されるのではないかと思われる。

1曲目の「チュン・リー」は、全世界で大ヒットを記録したゲーム『ストリートファイター』の人気キャラクターであるチュン・リー(春麗) に触発されているとのことで、タイトルのみならず、カバー・アートも彼女と同じ、2つに分けたおだんごヘアでキャラクターを再現している。チュン・リーの代名詞であるチャイナ・ドレスではなく、フェンディのベストとランジェリーという組み合わせにしたのは、自身がリスペクトするフィーメール・ラッパー=リル・キムを真似たものだとか。斬新な組み合わせというか、何というか……。

同曲は、ホーンの音がアクセントになっている90年代風のハイレベルでドープなトラック。公開されたばかりのミュージック・ビデオは、黒のボンテージ姿でソファに寝転び、自撮りしながら口ずさむSNS時代を象徴したような作りになっている(インスタにそのままアップできそう)。途中に登場する肌色のコルセット(?)には、一瞬ハっ!とさせられるが、これまでのカラフルで過激なビデオに比べれば、若干物足りない。せっかくこのテーマなのだから、バトル・シーンを用いれば良かったのに。

もう1曲の「バービー・ティングズ」は、 80年代後期のヒップホップを彷彿させるリバイバル・チューン。クィーン・ラティファやMCライトあたりのレジェンドを意識した一面もみられ、圧倒的なラップスキルでリスナーを魅了する。タイトルやジャケット、「どいつもワタシをパクりやがって!」と一喝するリリックなど、 ニッキーの個性とキャラクターが溢れ出た一曲で、「チュン・リー」よりもポップで聴きやすい。しかし、これはいったい誰に対してのディスなのか。

どちらの楽曲も、「スーパー・ベース」や「スターシップ」といったヒット・チューンとはまったく違うタイプの曲だが、 フィーメール・ラッパーとしての意地と向上、このサウンドこそが最先端だという自信の感じられる傑作で、ニュー・アルバムの期待も大だ。ニッキー本人も、前作以上に最高の作品になると断言している。

不仲説は一笑に付したが、新曲を突如リリースした理由として、ミーゴスの「モータースポーツ」でコラボしたカーディ・Bの大ブレイクが挙げられるだろう。デビュー曲「ボダック・イエロー」と、4月にリリースされたばかりのデビュー・アルバム『インベージョン・オブ・プライバシー』がどちらも全米1位をマークし、リル・キムやミッシー・エリオット、そしてニッキーも成し遂げなかった快挙を達成している。ライバル視とは違うかもしれないが、カーディ・Bの存在がニッキーにとって良い刺激になっていることは確か。マイペースに作品を完成させてくれればいいが、 その勢いに飲まれないことを祈る。

Text: 本家 一成

◎リリース情報
「チュン・リー」
「バービー・ティングズ」
ニッキー・ミナージュ
2018/4/12 RELEASE


外部リンク(Billboard JAPAN)

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