アニメ化50周年「ゲゲゲの鬼太郎」超絶美少女ねこ娘、スマホに夢中になる野沢雅子の目玉おやじ愛らしい

エキレビ!

2018/4/15 09:00

アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期がスタートした(毎週日曜9時フジテレビほか)。アニメ化は2007年スタートの第5期から数えると約10年ぶり。モノクロだった第1期は1968年スタートだから、今年はアニメ化50周年ということになる。ちなみに筆者は第2期(1971年スタート)の再放送を繰り返し見ていた世代。主題歌は熊倉一雄さんが至高だよね。


野沢雅子の目玉おやじがハマリ役!
シリーズが50年も続くと、キャラクターも少しずつアップデートされていたり、性格が変化していたりするので、見比べるとなかなか楽しい。

第6期の鬼太郎を演じるのは、現代のオールマイティー声優・沢城みゆき。山寺宏一が「男だったら潰していた」と讃えた超実力派だ。

どこかのんきさが漂っていた野沢雅子の鬼太郎、快活な少年ヒーローだった戸田恵子の鬼太郎(第3期)と比べると、セリフに抑揚をつけない沢城みゆきの鬼太郎はクールなダークヒーロー感満載。ヒロインの犬山まな(演:藤井ゆきよ)を突き放すような言動があったが、必殺技はちゃんと声に出して言うヒーローっぷり。「リモコン下駄」「髪の毛針」「霊毛ちゃんちゃんこ」のようなオーソドックスな武器に加えて、必殺の「指鉄砲」が『幽☆遊☆白書』の浦飯幽助の霊丸(レイガン)そっくりになっているのも話題を呼んだ。

目玉おやじを第1期と第2期で鬼太郎を演じた野沢雅子が担当することも話題になっていた。これがさすがのハマりぶり。登場人物と視聴者に妖怪の知識を伝えつつ、スマホに夢中になる愛らしさよ。

先週放送された第2話では、8等身の美少女化が放送開始前から話題になっていた、ねこ娘(演:庄司宇芽香)が満を持して登場。いきなり鬼太郎に向かって「死んでないんだ。つまんない」と言い放つ超絶ツンデレぶりと、異様に高い戦闘力を見せつけてくれた。これはさらに人気が高まる予感……。鬼太郎が助けに来たとき、赤面しながら「もう……遅いよ」と言うあたりも良いです。「ねこ姉さん」と呼ぶまなとの関係も気になる。

相変わらずダーティーな金儲けに走ってストーリーを引っ張る、ねずみ男役は古川登志夫。ツイッターで「前回は落ちたが今回は決まった!」と喜びを爆発させていたが、古川さんでもオーディションを受けるのか……(そして落ちるのか……)。その他、砂かけばばあに田中真弓、子泣きじじいとぬりかべに島田敏、「色ボケふんどし」こと一反もめんに山口勝平と、いずれも超ベテラン&実力派がキャスティングされている。

「見えてる世界が全てじゃない」
氷川きよしが主題歌を歌うオープニングは、バブリーなロックテイストの第3期、ファンクテイストの第5期と比べると、第1期&第2期のイメージと近い。編曲は大御所・田中公平。第3期の主題歌を歌っていたときの吉幾三(33歳)が、現在の氷川きよし(40歳)より7歳も若かったことにまた驚く。

第1話ではチャラけたYouTuber、第2話ではアイドルファンのオタクたちが妖怪の被害に遭ったが、オープニングからスマホやSNS、動画サイトがどんどん出てくるなど、第2期のように現代社会に対する風刺色が強めになりそう。

今後はブラック企業の社長なども登場するようだが、目玉おやじのセリフにもあったとおり、現代の「人の心の闇」が描かれそうだ。公式サイトには鬼太郎について「できるだけ人間世界との関わりを持たないようにしている」と書かれていたが、どんなスタンスで人間と妖怪とかかわっていくのかは、これから明らかになるだろう。

また、第1話で『墓場鬼太郎』の水木が登場して驚いた水木しげるファンも多かったが、50周年記念作ということでこのような過去作との関連は今後も続くような気がする。登場人物の少年・裕太のおばあちゃんが「妖怪ポスト」や「カランコロン」の存在を知っていたが、『鬼太郎』のアニメが始まった1968年に子どもだった人なら小学生ぐらいの孫がいてもまったくおかしくないあたりに歴史を感じる。

第1話のオープニングでは鬼太郎が「見えてる世界が全てじゃない。見えないものもいるんだ」と言っていたが、メイン視聴者層のスマホを操る現代の子どもたちに、どれだけ「見えてる世界が全てじゃない」ことを伝えられるのか、今後の展開を楽しみにしたい。そういえば、第3期、第4期、第5期ともに100話以上の長期シリーズだったけど、第6期も100話以上続けるのかな……? 
(大山くまお)

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