(KEITA SAWAKI/a.collectionRF/iStock/Thinkstock)
生まれ育った故郷から都会に出てきて、「自分って田舎者だ…」と感じたことがある人も多いのではないだろうか。そんな「田舎コンプレックス」を4つ紹介しよう。
(1)出身地を聞かれるのが恥ずかしい
出身地を聞かれたとき、答えるのが恥ずかしい…と感じる人もいる。
「田舎の代名詞みたいな田舎出身で、出身地を聞かれると正直恥ずかしい。何が有名なの? って聞かれても自然しかない。いいことなんだけどね。
出身地が東京や横浜ってかっこいいから、一度言ってみたい」(20代・男性)
(2)何もかもがコンプレックス
オシャレな場所に行くと、何をするにも周囲の目が気になってしまう人も。
「東京に出てしばらくは、自分の何もかもが気になっていた。服装や髪型、道を歩いているときのたどたどしさ。『あの人絶対田舎出身だよね』って陰で言われてそう、とか勝手に思ってしまう。
今でも、『やっぱり都会の人は違うな~』って思うことがある」(20代・女性)
(3)情報量の少なさ
地方にいると、ただでさえ情報が入ってくるのが遅いうえに、量も少ない。
「地方はテレビが4局しかないので、東京に出たときテレビの話題についていけなかった。小さい頃に見ていたアニメやバラエティの話をされても、さっぱりわからない。
東京にいたらテレビ以外のことに関しても、もっと情報をもっていたのに。情報が少ないのはコンプレックスになる」(30代・男性)
(4)選択肢が少ない
進学先や職業も限られ、将来の選択肢が都会より少ないため「世間知らず」と捉える人もいる。
「田舎は、職業の選択肢がない。だから、もう地元に戻らないつもりで上京してきた。
都会の人から、『地元で優秀な人はどんな仕事するの?』って聞かれて、銀行か県庁って答えると『あ~、やっぱりそうなんだ』と決まって言われる」(40代・女性)
■コンプレックスを感じやすい?
しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1,354名を対象に「コンプレックス」について調査したところ、60代男性以外は、どの世代でも半数以上の人がコンプレックスを感じやすいと回答。
たしかに都会のほうが情報や物、選択肢が多いかもしれない。「田舎者だから恥ずかしい…」と感じることもあるけれど、都会では経験できないこともたくさんある。
自分が生まれた故郷を、大切にしてほしい。
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(文/しらべぇ編集部・鎌田 真悠子)
【調査概要】方法:インターネットリサーチ「Qzoo」調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1,354名(有効回答数)