そう書かれた貼り紙を見かけることがあります。
スリッパにしろ靴にしろ、脱いだ後はきちんとそろえるのがマナー。しかし、大人になっても守れない人は多いようです。
…が!!
ちょっとした仕掛けで、ちゃんとそろえてもらえる方法がありました。
さいもん(@Simon_Sin)さんが「操られている…!」とコメントしてTwitter上に投稿した写真を、ご覧ください。
一体どんな仕掛けかと思ったら、床に靴跡型のシールを貼っておくだけ!
トイレに「スリッパはきれいに」と貼り紙をしても利用者はスリッパを揃えないが床に靴跡型のシールを貼るとなんとなくそこに揃えないといけないような気になる。操られている…! pic.twitter.com/lJE2HzRDPX
— Simon_Sin (@Simon_Sin) April 14, 2018
シールとスリッパ、同じ形のものが2種類あれば、つい合わせたくなってしまうのは、パズルゲームと同じ感覚なのでしょうか。
「デザインの力だ」「幼稚園のトイレと同じ」と、さまざまな反響を呼ぶ中、特に注目を集めていたのは『仕掛学』を指摘するコメントでした。
このトイレの場合、シールを貼ったことで、仕掛けた側が望む「スリッパをそろえる」という行動を、利用者が自ら選んでいます。
仕掛学とは、意図した行動を『仕掛け』によって選ばれるようにするもの。このトイレのスリッパの例も、まさに仕掛学に当てはまります。
ほんの少しの仕掛けで、人をこんなにも簡単に動かすことができるなんて…とても不思議ですね!
[文・構成/grape編集部]