衝撃の実例「定年までに貯蓄ができない!」気になる50代の平均貯蓄って?

OTONA SALONE

2018/4/15 11:30



50代になると老後の生活が少しイメージできはじめ、老後までにいくら貯蓄があれば必要かとマネー相談にいらっしゃる方は少なくありません。貯蓄をしてきた人ほど、いくら貯蓄があっても定年退職後は取り崩していくことで不足するのではと不安になるようです。一方、貯蓄はほとんどなく貯蓄をしなくてはと気になりながらも、貯蓄ができないという人もいらっしゃいます。

■50代の平均貯蓄はどのくらい?


気になるのが他の50代の人達の貯蓄額です。金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2017年(単身世帯調査)」によると50代の平均貯蓄額については1342万円です。また、50代で金融資産有りと回答した割合は57%、金融資産無しと回答した割合は43%です。4割近くのシングルの人が貯蓄無しで生活していることがわかります。退職金や65歳以降に受給される年金も含めると老後に必要な生活資金は老後に過ごしたい生活によっても個人差があります。

■50代で貯蓄ができない人の理由


それなりに年収があるけれど、貯蓄が全然できないという人は少なくありません。マネー相談にきたA子さんが貯蓄できない理由のひとつに、生活レベルを下げられないとのことです。50代の人達はバブル時代を経験した世代です。高級ブランドに身をまとい、夜な夜な飲み歩きお金の心配をしたことがないない生活をした経験から、お金は何とかなるのではという考えがありコツコツ貯蓄するということができず、気がついたら50代になっていたとのことです。

生活レベルを上げることは簡単ですが、生活レベルを下げることは容易なことではありません。仮に老後に必要な生活資金が3000万円だとします。退職金が1000万円だとすれば50歳から60歳までの10年間で2000万円を貯蓄するとなれば、年間200万円貯蓄するペースとなります。年収が高くてもこれまで貯蓄ができなかった人が年間200万円を貯蓄するためには、お金の使い方を見直し、これまで自由に使ってきたお金を貯蓄にまわさなくてはなりません。生活を変えてしまったら楽しく生活できないのではという懸念があり、なかなか一歩が踏み出せずここまできてしまうケースはめずらしくありません。

■定年まで残り10年でできるお金の増やし方


銀行でコツコツ貯蓄するだけでは低金利であるため、なかなかお金を増やすことができません。少しでも利回りの高い金融商品で資産運用するのも一つです。

老後の資産形成におすすめなのが、個人型確定拠出年金(iDeCo)です。自分で作る年金制度であり、毎月一定の金額を積み立て、定期預金・保険・投資信託などの金融商品で運用し、60歳以降に年金または一時金で受け取ることができます。また3つの税制優遇のメリットがあります。積立金額はすべて「所得控除」の対象となり、所得税・住民税が節税できます。また運用で得た運用益などは「非課税」になります。さらに、60歳以降に受け取る時は「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象になります。原則60歳以降まで引き出すことはできませんが、お金を貯めるのが苦手な人からすれば引き出せないのもメリットだと考えられます。何も運用せずに毎月10万円を10年間貯めると1200万円になりますが、仮に3%で運用し続けることができれば1394万円になります。運用利回りによっては積立結果に大きな差となります。



お金を貯められなければ、ずっと働き続けるという人もいます。ずっと働き続けることができれば理想ではありますが、70代、80代と加齢とともに体力の低下や体調によっては今のようには働けなくなる可能性は高くなります。現役世代のうちにお金を貯めることは、生活レベルを下げるということではなく、将来の安心した生活を送るためにという思考に変えることもポイントです。

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今関倫子 ファイナンシャル・プランナー

外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FPCafe登録パートナー。

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