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【もぐもぐの日】私たちは「弁当の日」を応援してます! もぐもぐVOICE お料理する人、応援します

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 全国各地の個性的で元気な中堅・中小スーパーマーケット217社を束ね、現在グループ総年商4兆5千億円を誇る巨大小売協業組織を率いるCGCグループ代表の堀内淳弘さん(71)に、「弁当の日」の意義や現代日本人の食生活への危機感などを語ってもらいました。

──「弁当の日」を知ったきっかけは。


 食生活の変化に対して日ごろ思っていることを口にしていたら、知人から「こんな本あるよ」と勧められたのが竹下和男さん(写真下)の本『始めませんか子どもがつくる「弁当の日」』でした。読んでみて、「この人、本物だ」と思いました。だから我々の会議で、竹下さんに講演してもらいました。

──どの点に共感を。


 竹下さんは、学級崩壊などの問題の根っこはすべて、家庭の食の崩壊にある、と言います。僕も全くそう思います。今の親は新鮮な食材を買って家で料理することが少なくなりました。コンビニ弁当で軽く済ませてしまいます。竹下さんが提唱された、子どもたちが自ら料理して弁当を作る「弁当の日」という試みは、小さい頃から家で料理する習慣が身に付く、素晴らしい活動だと思いました。「弁当の日」に参加した子が学生になって自炊する率
は、「弁当の日」を経験していない子に比べて断然高いそうです。

──食の影響は大きい。


 当然です。ある統計によると、日本の17歳男子の平均身長はここ何十年横ばいで伸びていません。子どもたちが親の背丈を抜けない時代を迎えています。ダイエットのしすぎも問題です。糖質制限などで若い女性のカロリー摂取量は、食べるものが少なかった昔より少ないというデータもあります。本当におかしいと思います。学校の授業も同じです。僕らの子どものころは授業でご飯を炊いたり、カレーライスを作ったりしました。ここ最近は変わったようですが、しばらく学校では料理を教えていなかったように思います。親が家庭で料理をしなくなると、十分な栄養を取ることができません。子どもたちが健康で丈夫な体を作れるか、食の面から心配になります。

──朝食を抜く子どもがいます。


 大きな問題ですね。今年1月に開いた我々グループの新春合同総会で、脳科学者で東北大学・加齢医学研究所の川島隆太所長に講演してもらいましたが、朝食抜きは肥満の原因となり、子どもたちの脳の発達にも良くないそうです。さらに、川島さんによると、親と一緒に朝食を食べる子は、積極的に学ぶ態度が身に付き、何事にも好奇心を持ち学力が伸びるそうです。なるほどと思いました。もっと多くの人にこのことを知ってもらいたいです。

──グループ創立40周年の2013年に重要なメッセージを宣言していますね。


「お料理をする人、応援します」というメッセージを世の中に発信しました。同年4月には「弁当の日」応援プロジェクトの協賛を始めました。それをきっかけに「弁当の日」を広げようと、各地域で活動が始まりました。特に若い社長さん方が他人事ではなく、自分事として、熱心に取り組んでいます。また、家庭の食に携わるスーパーマーケットとして、安全な食品を地域の皆さんに責任をもって提供し、安心して料理をしてもらう環境を維持して
いきます。

──地域に対するある種の責任感ですね。


 地域に対して加盟スーパーはものすごく愛着があります。創業者や2代目、3代目は地域で生まれ、地域で育った人がほとんどです。皆さん地元のスーパーですから、地域に責任を負わなければいけない。2011年の東日本大震災の時も、地域のライフラインとしての役割を果たしたのは地元のスーパーでした。少子高齢化に伴い人口減が続きますが、簡単に店を閉めて撤退することはできません。地域コミュニティーのため、各スーパーはいろいろな取り組みをしています。例えば、「ふれ愛広場」というコミュニティースペースを店舗に併設し、そこで料理教室や各種講座などを開いて、地域のふれあいづくりに貢献しています。

──各スーパーでは独自の取り組みが盛んです。


 従業員参加の試食会を開き、各商品の良さをきちんと消費者に伝えられるようなこともしています。加盟スーパーの優れた事例はビデオに撮影するなどして記録に残し、みんなで共有しています。さまざまなスーパーが集まっているこのグループの強みの一つです。お互いの優れた点を取り入れ、みんな向上できる体制があります。

──インターネット通販の拡大など買い物のスタイルが変化しています。


 その点は心配していません。ネットで買うのが適正な商品とそうでない商品があると思います。食品はネットでは扱いにくいと思います。ネットを利用する層とスーパーで買い物する層はある程度分かれているのではないでしょうか。

──地域スーパーにとっての最大の脅威は。



コンビニですね。料理しない人が増えているから、コンビニのお弁当がよく売れます。我々スーパーは新鮮な食品をしっかり提供するとともに料理の大切さもいろいろな機会を通じて発信して
いかなければなりません。

──18年度の目標は。


 グループの18年度活動スローガンは「CHANGE!変える、変わる 私たちの未来『つながる』から『つなげる』へ CGCグループ地域愛着宣言」です。少子高齢化社会に突入し、人口減少が続きます。地域に愛着を持ち、責任を負っている我々地元スーパーは、このような環境の変化にも的確に対応していきます。何事もチャレンジする姿勢が大事で、今年も地域に愛される新しい価値を生み出していきます。

堀内淳弘氏(ほりうち・あつひろ)
1946年6月生まれ。東京都出身。流通経済大卒。2007年から現職。
株式会社シジシージャパン:http://www.cgcjapan.co.jp

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