東出昌大、「何百万世帯の人達の笑顔のために」現場はロマンチスト集団

クランクイン!

2018/4/15 06:20

 9日にスタートしたフジテレビ月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』。人気脚本家・古沢良太が“コンゲーム”を題材に描いたオリジナル作品で、長澤まさみ演じるダー子、小日向文世演じるリチャードと共に、信用詐欺師として活躍する“ボクちゃん”を演じるのは、出演作が途切れることがない俳優・東出昌大だ。近年、個性的な役柄にも積極的に挑んでいる東出が、初となる月9出演でどんなキャラクターを演じるのか、話を聞いた。

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東出演じる“ボクちゃん”は、人を騙すことが得意だが、小心者でお人好しであるがゆえに騙されることも多く、早く詐欺稼業から足を洗いたいと思っている人物。「台本を読んで最初に感じたのは、笑いに緩急をつける役だなということです。映像が浮かんでくるような、とても面白い台本だったのですが、いざ自分が演じるとなると、緊張と緩和をしっかり表現しなければ、本の良さが活きてこないと思ったんです。そういった意味で、とても難しい役だなと感じながら演じています」と役へのアプローチ方法を語る。

同年代の長澤と、大先輩である小日向とチームを結成する役柄。対峙する場面も多いが「お二人と一緒にお芝居をして、自分の引き出しの数が圧倒的に少ないなと痛感しています」と胸の内を明かす。長澤については「役柄同様、天真爛漫で素敵な方です。僕とは同世代なのですが、僕がこの仕事に就く前から第一線で活躍されていて、お芝居も緻密でしっかりと相手のことを考えてくださる。本当にすごいなと実感しました」と絶賛する。

一方の小日向についても「本当に大先輩なのですが、僕らに寄り添っておちゃらけてくださるので、和気あいあいとやらせていただいています。演技は底知れないというか、どんなに体力的に疲れているだろうなと思われても、現場で細かいお芝居を諦めない。瞬間的に出す集中力や、仕事における体力、引き出しの多さ、執念深さ……とても格好良く憧れの先輩です」と心酔している様子だ。

東出にとって“月9”は初出演となるが「特に意識はしていません」と肩に力が入った様子はない。それでも「週の初めから笑っていただけるドラマにしたいという思いは強いのでやりがいはあります。共演者の方とも話していたのですが、僕らが『もうちょっと工夫したい、もうちょっと笑いにこだわりたい』と頑張ることで、何百万世帯の人たちが笑顔になるかもしれないと考えると、やっぱり素晴らしい仕事だなと思います。それは役者だけではなく、技術部さんやスタッフさんたちもみな同じ気持ちで、ロマンチストたちの集団なんです」とチームワークの良さを強調する。

稀代のストーリーテラー・古沢良太が世に放つオリジナル作品である『コンフィデンスマンJP』。「脚本がとても面白いので、本と同じくらいドラマを面白くすることも大変なことなのですが、それを超えることを目指さなければいけないという気持ちもあります」と強い視線で語ると、「とても難しい作業ですが、難しいと思えることは新しい挑戦なので『そういう機会を与えていただけるのは幸せなことなんだ』と自分に言い聞かせて頑張っています」と笑顔をみせる。

「監督やプロデューサーと話し合うなかで、“ボクちゃん”という役は、愚直に問題に取り組めば取り組むほど、情けなくもあり、面白くもあるという結論に落ち着いたので“愚直さ”というキーワードは常に忘れないように演じています」と話していた東出の“ボクちゃん”にぜひとも注目したい。(取材・文:磯部正和/写真:坂本碧)

『コンフィデンスマンJP』は、フジテレビ系にて毎週月曜21時放送。

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