映画賞総ナメ!ロシア美人妻のどエロイ不倫情事映画「ラブレス」

まいじつ

2018/4/14 10:00



映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『ラブレス』


配給/クロックワークス 新宿バルト9ほかにて4月7日より全国公開中
監督/アンドレイ・スビャギンツェフ
出演/マルヤーナ・スピヴァクほか

『父、帰る』(2003年)、『裁かれるのは善人のみ』(2014年)などで知られるロシアの鬼才アンドレイ・スビャギンツェフが監督したカンヌ映画祭審査員賞受賞など数々の賞に輝いた新作! という触れ込みにおじけづいてしまう人もいるかも知れないが、心配ご無用ですぞ。ヒロインで、ロシアン美人パツキン妻役のマルヤーナ・スピヴァクの不倫情事の際の、豊乳巨尻がエロいの何の! と言えば急に身を乗り出して見たくなるでしょう。そんな不純な動機(?)で全然構わないから(ボクもそのクチです)、ぜひ見てほしい。

現代ロシア、一流企業で働くボリス(アレクセイ・ロズィン)と美容サロンを経営するジェーニャ(スピヴァク)の夫婦はとっくに破綻し協議離婚中。ともに別のパートナーまでいて、早く新しい生活に入りたくて苛立っていた。12歳の息子(マドヴェイ・ノヴィコフ)をどちらが引き取るかでも揉め、息子の養育を自分にではなく、相手に押し付けようとしているのだ。耳をふさぎながら両親の口論を聞いていた息子はある朝、登校中に行方不明になる…。

肝心のベッドシーンは?


何というか“心が凍てつくような傑作”とでも言うべきか。冬のロシアを捉えた暗く冷たい映像の中、身勝手で、相手に責任転嫁し合う冷えきった夫婦の会話、ないがしろにされる不憫な息子。自己愛が強過ぎる大人がはびこるのは世界共通のようで、かわいそうなのは子供世代で、ボクは映画で子役に情を感じたことがほとんどないのだが、今回ばかりは、この子が哀れでならなかった。

冒頭で、この息子が森で拾ったリボンテープが、ラスト、森の木に空しくはためいていたり、スビャギンツェフ監督の演出は実に巧い。人間性の喪失の世の中で、行方不明の子供を捜すボランティアの人々の無償の行為こそ、唯一の救い、と監督は訴えている。

で、肝心の“ロシアン・パツキン”マルヤーナ・スピヴァクだが、不倫相手とベッドでからむ際、薄暗がりに見え隠れするオールヌードの豊かなバストと充実の尻、そしてむっちりとした肉付きは生唾もの。キリリとした鋭角的な美貌は、ボクのご贔屓のハリウッド美熟女優で『ナイトクローラー』(2014年)などのレネ・ルッソにも似ている。これまで舞台を中心に活躍し、今年33歳のプチ熟女で、意外にもこれが長編映画初出演だそうだが、圧倒的なスケールを感じる素晴らしい“新人女優”ではないか。まあ、監督スビャギンツェフの名前も長くて覚えにくいが、このスピヴァクも似たようなもの。いっそ“スピちゃん”と愛称で呼んでしまおう。

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