山本芳樹、木津つばさ、少年探偵団が事件の謎に挑む!舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』稽古場レポート

SPICE

2018/4/13 21:00


2018年4月18日(水)から東京・シアター1010にて舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』が上演される。これまで『大正浪漫探偵譚-東堂探偵事務所-』『大正浪漫探偵譚-君影草の設計書-』が上演された本シリーズ、今回が3作目となる。
主人公の探偵・東堂解役にStudio Lifeの山本芳樹、東堂の助手・南澤譲役にダンスボーカルグループXOX、及び劇団番町ボーイズ☆の木津つばさ、同じく助手・北早翔太役にミュージカル『刀剣乱舞』の物吉貞宗役を皮切りに、2.5次元舞台に次々と出演している横田龍儀がキャスティングされた本作の稽古場を取材した。
【あらすじ】
屋敷の家政婦が殺された。
凶器は屋敷にあったマリア像の彫刻。
一見ただの強盗殺人かに思われるその事件に疑いを持った佐々木刑事(栗田学武/Allen suwaru)は、部下の伊藤刑事(村川翔一)とともに東堂探偵事務所を訪れる。
別の場所では政府関係者が自宅で殺される事件が起きた。
凶器は不明だが自宅にあったマリア像の彫刻が盗まれていたという。
政府機関の黄島(松本慎也/Studio Life)と黒川(?)は、その事件の真相を得るため東堂探偵事務所を訪れる。
そして、次々と明かされる事件、それは六つのマリア像の存在によって繋がっていた。

新たに立ちふさがる敵も出現する今作品。
東堂は助手の北早・南澤、そして彼らを手助けする少年探偵団とともに複雑に絡み合った事件の糸を解く!
「捕まりませんよ東堂探偵、貴方にはがっかりだ。」

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

稽古場では、少年探偵団の佐藤友咲、竹中凌平、宮崎湧、夏目雄大、高橋文哉が額やうなじに汗をかきながら、隊列を組んで「1、2、3、4…」と合図に合わせて前後左右に不思議な動きを見せていた。まだ練習真っ最中ということで、どこかぎこちない動きを見せているが、佐藤を中心に「ここはこう動いたほうがいいんじゃない?」「こっち向きに進んで」などと、声を掛け合いながら自分たちの力で答えを導きだそうと、懸命に繰り返していた。
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

その様子をしばらく眺めていた山本は、やおら席を立ち、少年たちの中央にスタンバイ。山本も含め改めて動き出す一同。すると先ほどまでの不思議な動きが、山本を中心とした放射線上の群舞になっていることがわかる。

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

ロングコートの下にピンクのドレス(!)をまとった奇妙ないでたちの山本に合わせ、少年たちが時には帽子や洋服、様々な書籍を渡しては受け取る、を繰り返す。その動きの間を縫うようにひたすら新聞を山本に見せる役割を続ける者もあり……まるで東堂探偵が寸暇を惜しみ、知識や世俗の情報を仕入れているかのようだった。

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

しばしの休憩の後、あとから合流した木津と共に、とある場面の稽古がスタート。脚本・演出の鈴木茉美による「よーい、はい!」のかけ声と共に物語が紡がれる。東堂探偵事務所の一室で南澤が目を輝かせ、自分も事件調査に加わりたいと主張するが、東堂に粗相の多さを指摘され断られる。そこに事前に指令を受けていた少年探偵団が事件の鍵となりそうな品物を持ち込み……。

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

木津はこの日、前髪を頭のてっぺんで縛り丸眼鏡姿。(「バンダナを忘れてしまったので髪を結んでいる」という声が稽古後に聞こえてきた。笑)キュートな姿と豊かな表情、大きな動きで、木津は南澤のちょっと熱すぎてウザめのキャラクター設定を一瞬で伝えていた。「自分も調査に加わりたい!」と激しくアピールする南澤の顔が近すぎて東堂、いや山本が本気で嫌がっているようにも見え、笑いを誘う。北早(この日は横田が不在)に首根っこを掴んで引きはがされた南澤は、今度は少年探偵団の群れに紛れ込もうとする。だが、それも見つかり追い払われる。それでも懲りずに自分なりに調査するぞ!と一人気合いを入れる南澤がこのあと、調査でどのような活躍(混乱?)を見せるのか、楽しみだ。

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

木津や少年探偵団がステージ狭しと動き回る中、山本はここでは知的かつ沈着冷静な存在としてふるまっていた。だが、ここまでのイメージを印象付けることで、事件の真相が明らかとなる後半では、場の空気を一瞬にして変えるような山本の迫力ある演技を楽しむことができるに違いない。
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』
舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

この日取材した場面の前後にどのような物語が存在するのか。本番への期待は膨らむばかりだ。

取材・文・撮影=こむらさき

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