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高畑勲アニメで好きなのは?『火垂るの墓』は2位、1位は…

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先日、スタジオジブリがアニメーション映画監督の高畑勲さんが亡くなったことを発表した。享年82歳。4月13日に代表作のひとつである『火垂るの墓』が「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)で放送される予定だ。

これまで多くの名作アニメを世に送り出してきた高畑さん。『平成狸合戦ぽんぽこ』『かぐや姫の物語』などの劇場公開作品をはじめ、『アルプスの少女ハイジ』『赤毛のアン』といったTVアニメの演出なども手掛けてきた。特に40代以上の人にとってはなじみ深い作品が多いのではないだろうか。

◆40代おじさん100人が選ぶ好きな高畑勲作品TOP10

今回は、高畑勲さんが監督&演出としてクレジットされている作品をリストアップ。40代の男性100名に対して「高畑勲が監督&演出を務めたアニメ作品で好きなのはどれ?」というアンケートを実施した。TOP10を発表していく。

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Q.高畑勲が監督&演出を務めたアニメ作品で好きなのはどれ?(3つ選択)

6位 かぐや姫の物語 17人

7位 おもひでぽろぽろ 12人

8位 平成狸合戦ぽんぽこ 11人

9位 赤毛のアン 9人

10位 パンダコパンダ 4人

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10位の『パンダコパンダ』。1972年に公開され、その翌年に続編となる『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』で演出を務めた。公式サイトには「高畑勲・宮崎駿コンビにとって、今なお一番大切な作品」と書かれている。パンダの親子と少女のドタバタコメディだが、『となりのトトロ』の原型とも言われ、プロダクションノートにはこう記されている。

<パパンダは、「となりのトトロ」に登場したトトロの元祖といっても過言ではありません。そういえば、パンちゃんもミミ子もパパンダのお腹にしっかとしがみついてます。トトロにしがみついたサツキとメイのように。>

9位となった『赤毛のアン』。1908年に出版されたモンゴメリの小説をテレビアニメ化。演出の高畑さんがその第1話から第6話までを再編集して映画化した『赤毛のアン~グリーンゲーブルズへの道~』。

「子どもの頃に見ていた。素朴な雰囲気がいい」(東京都・41歳会社員)

高畑さんの作品に対して、多くのひとが“素朴な雰囲気”が魅力だとコメントを残した。とはいえ、人間社会に対するメッセージが込められている場合も多い。8位の『平成狸合戦ぽんぽこ』では、開発が進む多摩ニュータウンを舞台に、そこで暮らしていた狸たちが立ち上がり、阻止しようとする物語だった。

7位には『おもひでぽろぽろ』がランクイン。岡本螢・刀根夕子の漫画をスタジオジブリが劇場アニメ化。高畑さんが脚本・監督を務めた。東京でOLをしている主人公が、田舎を訪れ、小学5年生だった頃の自分を振り返る。

「昔は見ても正直よくわからなかった。でも大人になってから味わい深い作品だと感じるようになった」(神奈川県・40歳会社員)

6位となったのは『かぐや姫の物語』。2013年、日本最古の物語文学『竹取物語』を原作に、スタジオジブリが制作した。

「悟りの一瞥を感じさせてくれる台詞と、美しい映像」(北海道・44歳会社員)

公式サイトのプロダクションノートによると、「いつの日か、日本を舞台にハイジ(※アルプスの少女ハイジ)を作りたい」という想いがあったそうだ。どういうことなのか。ハイジとかぐや姫は、お互いに自然に囲まれて育った少女だが、周囲の大人の意志によって都会に出てきた。そのなかで自然に対して想いを募らせていく物語。『アルプスの少女ハイジ』では、日常の生活と心情の描写をていねいに描き、日本だけではなく海外のファンも魅了した。しかし、『竹取物語』の筋立てはだれもが知っていても、かぐや姫の気持ちや考えが書かれていなかったことから、感情移入しにくかったからだという。

そんな高畑さんの考えを知ってから改めて作品を見れば、また違った一面が楽しめるかもしれない。続いて、TOP5を発表していく。

◆TOP5は? 『火垂るの墓』が2位

5位にランクインしたのは『アルプスの少女ハイジ』だ。高畑さんは演出を担当。1974年に日本ではじめてアニメ化された。

「アルプスののどかな風景に、心が癒された」(東京都・44歳経営者)

スイスの作家、ヨハンナ・シュピリが原作の海外児童文学にも関わらず、日本が制作したアニメが世界中で愛されている。若者は放送当時を知らないだろうが、近年でも企業のCMで起用されていることもあるのでご存知の人も多いかもしれない。

そして4位が『じゃりン子チエ』。はるき悦巳が原作の漫画を1981年にアニメ映画化。大阪の下町でホルモン焼き屋を切り盛りする小学5年生のチエと、その生活が描かれている。

「現実以上にリアルな大阪だった」(香川県・44歳無職)

実質無職で喧嘩と博打に明け暮れる父親など……抱腹絶倒の人情喜劇だが、舞台となる場所は通天閣の近く。作品からディープな世界が垣間みられるだろう。

20票を獲得し、同率で2位となったのは『火垂るの墓』と『母をたずねて三千里』。特に、今回のアンケートでもっとも多くのコメントがついたのが『火垂るの墓』だ。もはや細かい説明は不要かもしれない。

「実写では難しい感情移入ができる作品で、あの時代の無力な少年の希望を見出し、逞しく生きていく様を普通は期待するものだが見事に裏切り、弱い者が悲惨な運命を辿る衝撃作だった」(石川県・43歳アルバイト)

「アニメ作品でありながら、あれだけリアルな時代考証と臨場感のある作品は他に見た事が無いから。 ただ、リアル過ぎるので見た後は気持ちがかなり重くなる」(神奈川県・44歳会社員)

「戦争の悲惨さをこれでもかというくらい見せつけて、『二度と見たくない』とまで思わせる迫真の映像が素晴らしい。反戦映画は数あれど、ここまで悲惨さを表現した映画は無いと思う」(東京都・49歳会社員)

野坂昭如の短編小説が原作だが、第二次世界大戦当時の様子が生々しいまでに描かれている。一方で、『母をたずねて三千里』はフジテレビ系の世界名作劇場枠で1976年に放送されたアニメ作品。イタリアの港町ジェノバで暮らしていたが、生活苦から母がアルゼンチンに出稼ぎに行くことに。ついには連絡が途絶え、母を探して旅に出ることになる。

「幼いころよく見ていて印象に残っているから」(愛知県・47歳会社員)

今回、1位となったのは『ルパン三世』。モンキー・パンチの漫画が原作だが、1971~72年に放送されたTV第1シリーズで演出を手掛けたのが、じつは高畑さんだった。

「当時のアニメとしては珍しい泥棒が主役という斬新さが良かった。キャラクターの設定もしっかりとしていて面白かった」(大阪府・46歳自営業)

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1位 ルパン三世(TV第1シリーズ) 47人

2位 火垂るの墓 20人

2位 母をたずねて三千里 20人

4位 じゃりン子チエ(1981年) 19人

5位 アルプスの少女ハイジ 18人

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高畑さんが日本のアニメや映画に与えた影響は計り知れない。その精神は、今後も受け継がれていくことだろう。<文/日刊SPA!取材班>

【調査概要】調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(40~49歳男女)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。調査期間:2018年4月10日 有効回答者数:40歳から49歳 全国の男性100名


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