田村芽実の歌はどの過去の自分も凌駕している―――ミュージカル界期待の新星がワンマン開催「私にしかできないことを沢山したい」

Billboard JAPAN

2018/4/12 18:20



2016年5月30日 日本武道館にて「必ず大きく深みのある人間になってステージに戻ってくる」と約束し、アンジュルムを卒業。そして、2017年5月~上演された舞台【minako-太陽になった歌姫-】の主演として新たな一歩を歩み始め、現在はミュージカル界期待の新星として大活躍している田村芽実が、5月12日(土)shibuya duo MUSIC EXCHANGEにてワンマンライブを開催する。

<舞台でメキメキ才能開花! 拍手喝采巻き起こしたバレンタインライブ>

敬愛する本田美奈子.の生涯を【minako-太陽になった歌姫-】にて演じ、その演技力と歌唱力で観客の度肝を抜いた彼女は、その後も【TRUMPシリーズ グランギニョル】【京の螢火】などの舞台でメキメキと才能を開花させながら、今年2月には久々にアーティスト/シンガーとしてライブを敢行した。こちらはバレンタインライブと銘打たれたものだったのだが、ベット・ミドラー「ローズ」から始まり、その後は昭和歌謡とジブリの名曲たちを次々と披露していき、例えば「木綿のハンカチーフ」ではその詞世界を女優然と自身の物語のように歌い、荒井由実「ひこうき雲」や「テルーの唄」における切々としたエモーションでも涙を誘い、映画『魔女の宅急便』でおなじみ「やさしさに包まれたなら」はまるで主人公キキのようにキュートに飛び回るように体現。アンコールで歌われたミュージカル『レ・ミゼラブル』劇中曲「夢やぶれて」では、これからミュージカル女優として生きていく者としての矜持と覚悟まで感じさせ、拍手喝采を巻き起こした。

<悲しい歌で救われる人もいる……それを知った田村芽実の歌力>

また、同公演のMCでは、歌を続けていく上での大事な話も語られた。スマイレージ~アンジュルム時代から「歌で人をしあわせにしたい」と強く想っていた彼女は、それゆえに明るくて楽しくて元気な歌を届けていくことが大切だと信じていた。いつでも天真爛漫な田村芽実らしい考え方だ。しかし自身も出演した舞台【LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-】で出逢った脚本家・末満健一からの助言で歌への考え方を大きく変えることになる。この世界には、悲しい歌で救われる人もいる。明るく楽しく元気な歌ではしあわせになれない人がいるのも現実だ。けれど、そんな人も深い悲しみに共鳴することで歩き出せることがある。そのことを知った彼女は躊躇うことなく悲しみも苦しみも表現できるようになった。事実、この日も「夢やぶれて」のような絶望の歌でも人々の心を打ち、そして「また彼女の歌を聴きたい」と我々に強く思わせてみせた。そのレベルは当然ながらアイドル時代よりも、もっと言えば【minako-太陽になった歌姫-】をはじめとした前述の舞台時よりも高次元に到達している。

<まるでスポンジのように何でも吸収してしまえる純粋さ>

ここまで賞賛すると本人にプレッシャーを与えてしまいそうだが、でも実際に今の田村芽実の歌はどの過去の自分も凌駕している。それゆえに5月12日(土)shibuya duo MUSIC EXCHANGEにて行われるワンマンライブには、最近の田村芽実を体感していない人にもぜひ足を運んでみてほしい。ブログに「歌って踊るだけではない、私にしかできないことを沢山したいと思っています」と綴られていたが、もうこれだけでも今の田村芽実を知るに十分な内容になっていることが予想される。

チケット争奪戦は必至だろうから「そんなこと言われても観に行けないよ」と云う人たちも出てくると思うが、その人たちにも「今の田村芽実を体感したい」と発信し続けてほしい。何故なら彼女は歌い続けたい人で、歌でしあわせを届け続けたい人だからだ。その為には田村芽実の歌を求め続ける人が必要不可欠だし、その声が大きくなればなるほど田村芽実の歌は広く響き渡り、しあわせを受け取れる人も増え続けていく。さすれば、彼女は今よりももっともっと素晴らしい表現者へと成長し続けるだろう。まるでスポンジのように何でも吸収してしまえる純粋さ、それをまんま歌や演技に反映させてぐんぐん伸びていく稀有な才能の未来は、ひとりでも多くの人に期待してもらいたいし、見続けてもらいたい。

取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:山田秀樹

◎ライブ情報【田村芽実ワンマンライブ】
2018年05月12日(土)shibuya duo MUSIC EXCHANGE
第1部 OPEN 13:30 / START 14:00
第2部 OPEN 17:00 / START 17:30
チケット料金:6,500円(全席指定・税込)
※会場にて別途ドリンク代600円がかかります。
※お申込みはお一人様につき、各公演1席限りとなります。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
チケット発売日:4月12日(木)18:00より
https://ticketpay.jp/booking/?event_id=13779

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