爆笑鼎談・田中家の恐怖のひな祭りとは? TVアニメ「ヒナまつり」キャストインタビュー 第2回

WebNewtype

2018/4/12 18:00

「ハルタ」(KADOKAWA刊)で好評連載中の「ヒナまつり」は、インテリヤクザとサイキック少女のコメディ漫画。読み切りから始まり、読者人気を獲得、ハルタ有数の長期連載作となっています。そんな本作が4月よりついにTVアニメ化! 今回WebNewtypeでは、ヒナ役の田中貴子さん、新田義史役の中島ヨシキさん、三嶋瞳役の本渡楓さんにインタビューを実施。作品の魅力について語ってもらいました。

――みなさんの思う「ヒナまつり」の魅力をお願いします。

田中:一回見たら世界中のみんながハマるんじゃないかって思うシュールな面白さ。かつ、どことなく泣かせてくるな~っていう。家族の絆とか愛とか、温かいものを感じさせてくれる漫画だなって。面白いっていうのも斜め上からの面白さ「そっから来るか」って想像しないところからの面白さなので、何回見ても飽きない新しい発見で笑っちゃったりします。

中島:「ヒナまつり」って、爆笑ではないんですよね。「ヘヘッ」って笑う感じ。それが2~3コマごとぐらいにくるんですよ。そしていつのまにか笑い転げてる感じになるんですよね。一つ一つの笑いは独特でシュールで、キャラクターが喋ってないフキダシの無いコマでも笑わせにかかってくる感じがあります。

――ヒナの喋り方は普段の田中さんの喋り方と違うと思いますが、演じる際に意識していることなどありますか?

田中:自分の寝起きの声をイメージしています。まず、オーディションにあたって(原作)漫画を読んだ時にヒナの声はこんな感じだって、頭の中にあって。それが寝起きに近い声だったんですよ。なので、あまり自分で作らずにそのまま出た声を出そうと思って。

中島:逆に感情を入れると「もっと(感情を)無くして」って言われてるよね。

田中:ちょっと感情を入れるだけで言われるので。なるべく「無」で。周りのキャストの熱量が強いので、少しでもつられてしまうと「あ、田中さん。いつも通り“無”な感じでよろしくお願いしまーす」って(笑)。

――原作も含め、好きなエピソードなどありますか?

田中:ヒナが勘当されて、謝ろうと帰ってきた時に、ヒナが新田に「新田……」ってお詫びで買った2900円の壺を持って謝るシーン。新田はなんだかんだ許して「帰るぞ」って、あの時のハッってなったヒナが一番好きですね。「この子、こんな表情するんだ!」って思って。「親子だ!」と思った瞬間でした。血がつながってなくてもこんな愛のある関係になれるんだって。

本渡:瞳ちゃんがちょっといいお家を新田さんに紹介していただいて、家賃が理由で生活費をもっと稼がなきゃってなって。常連のお客さん達に「じゃあこれを手伝ってごらんよ」と言われてフルで働き続ける。そんな中、学校の友人たちが「私も早く大人になってみたいよ」みたいな話をしているのを聞いた瞳ちゃんが「社会ってのは……会社ってのはそんな楽なもんじゃねえんだよ」「気楽でいいよな。こっちは仕事で疲れてるのに」っていう。憂いを帯び疲れ切って枯れ果てた、その表情が大好きですね。

中島:勘違いされてコンクリ詰めにされて首から上しか出てない新田さんは、絵力が強かったですね。

――「ヒナまつり」はキャラクターの表情や、絵が面白いですよね。

中島:小憎たらしい表情をするときがあるんですよ。腹立ちますよね(笑)。

――「ヒナまつり」という作品のタイトルにちなんで、ひな祭りの思い出などありますか?

田中:実家が福井県のすごい田舎の方にあるんですが、田舎はひな壇がだいたいあるんですよ。うちも代々ずっとあって飾るんですけれども、お昼は綺麗なんですね。夜です。私の実家、築150年でして。大正時代からあるおうちなので、よく言えば趣がありまして(笑)。夜まあ……、出そうな雰囲気が漂うというか。アレなんですよね。ヤツら見てるんですよね。こっちを。

中島:見てないですけどね。

本渡:気のせいです。

田中:小学校の頃は動くんじゃないかって。実際夢を見まして。夢の中のおうちなんですけど、赤いカーペットが敷いてあるところに「トイレ行きたい」って夜中トイレに行こうとした時に、後ろからテンテンテンテン……って音がして。パッて振り向くとひな壇に飾ってあるひな人形の三人囃子とか……。

一同:(笑)。

中島:五人囃子です。ふたり消さないでください。三人は官女だから。

田中:(笑)。……語彙力……。

中島:語彙力じゃなくて常識力です。

田中:(笑)。襲ってくるっていう。弓とか、バンバン射ってくる夢を見て「うわぁ~~!!」って起きる。夢なんですけどね。

中島:いや夢だよ! 知ってるよ。

田中:夜中に見るとすごい怖いんですよ!

――最後に放送を心待ちにしている視聴者へメッセージをお願いします。

本渡:原作を読んでいる方はもちろん期待していただいて間違いない出来になっております。そして「ヒナまつり」中身を知らないみなさんも、アニメから入って存分にハマれるような出来になっています。瞳ちゃんを演じる身としては、瞳ちゃんのことを応援してほしいなって思いつつ、いろんな大人たち、子供たちがいますので。どんな個性がみなさんの心にハマるのか気になります。また放送が始まったら感想など聞けたら嬉しいです。

中島:原作ファンの方はひょっとしたら不安を抱きながら待ってくださっていると思うんですけど、安心して爆笑していただけたらなと。……爆笑じゃないな。「へへッ」ぐらいの笑いが絶え間なく続くアニメになっていると思います。楽しい時間ってあっという間だったりするわけじゃないですか。「一瞬で30分終わっちゃった」って。でも「ヒナまつり」って面白いのにすげー長いんですよ。テンポとか間が存分に活かされてるのと、AパートとBパートの緩急が激しかったりするので。永遠に見ていられるようなアニメになっていると思います。

田中:とにかく1話を見れば、ずっと見たくなるって絶対に思うと思うんですね。それから大武さんの描いたこの原作は、まさかのトコから来る面白さ! あと、スタッフさんみんながすっごい楽しそうに作っていらっしゃるんです。みんなが好きっていうのが「面白い」に繋がる作品になっています。是非、お菓子をバリバリ食べながらとか、寝そべりながらとか、お風呂入ったあとにまったり~とか、そんな感じでリラックスして、次の日「あ~~、頑張ろうかな」って思ってもらえたら。そんな作品です。みなさま「ヒナまつり」をお楽しみに!(WebNewtype・取材・文:佐藤京一)

https://webnewtype.com/report/article/143274/

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