警視庁の捜査一課の刑事だけが付けるバッジとは

ラジオライフ.com

2018/4/12 17:05


警視庁や道府県警本部にある刑事部とは、その名の通り「刑事事件」を扱う部署。その中でも殺人や強盗といった強行犯、さらには誘拐・人質立てこもりといった特殊犯を担当するを扱うのが「捜査一課」です。花形部署といわれる捜査一課の刑事の仕事と待遇について見ていきましょう。

警視庁の捜査一課の刑事だけが付けるバッジとは

捜査一課は管理官が陣頭指揮を行う


捜査一課は各「係」に分けられていて、捜査自体は各係の捜査員が班を組んで行います。班をまとめるのが「係長」で、すべての係を統括するのが「捜査一課長」です。しかし、係長と課長の間には、課長の補佐的な役割を担う「理事官」とその下に位置する「管理官」という役職があります。

管理官の仕事は事件発生時に現場に向かい、捜査本部が設置されたときは陣頭指揮を行うという実質的な統括業務。理事官が置かれているのは警視庁のみで、ほかの本部では管理官がナンバー2となります。

警察ドラマで日々犯人を追う刑事たちとは違い、実際の捜査一課の刑事たちが日常的に追われている仕事とは、意外なことに地味な内容がほとんど。緊急の事案などを抱えていなければ、朝7時半から8時半の出勤と同時に、捜査状況を確認する捜査会議が行われます。

その後、聞き込みや張り込みの必要があれば「外回り」に出かけますが、必要がないときに待ち受けているのが、事件報告などの書類整理。警察といえども役所のひとつなので、申請や報告などはすべて書類によって行われるからです。

捜査一課の待遇はほかの部と同じ


午後からは外回りが主となり、緊急事案がなくとも地域の有力者や協力者を訪ねて話を聞いて情報を得ます。通称「檀家まわり」と呼ばれ、有力情報を得ることで事件の解決に結びつけたり、発覚を未然に防いだりするのに役立てているのです。

捜査一課は花形部署ともいわれ、特に警視庁では捜査一課の刑事だけが「S1S(サーチ・ワン・セレクトの意)」という金文字の入った金枠付きの赤い丸バッジを装着。警察関係者の間では「一課の赤バッジ」といわれています。

ただし、警察は異動が頻繁なため、捜査一課に配属されたとしても次の異動でほかの部署に回される可能性は高いのが実状。つまり、いくら花形部署に在籍しているからといって、日頃からほかの部署を見下すような態度を取れば、異動した際にしっぺ返しを食らうこともありうるのです。

ちなみに、捜査一課の仕事は刑事事件を扱うため危険性を伴う仕事ではありますが、待遇はほかの部や課と同じ。このため、最近の若い警察官は捜査一課を敬遠する傾向もあるようです。

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