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「誰が買うのか」疑問噴出も人気のカプセルトイ、製作続ける奇譚クラブの狙い

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 子どもの頃から身近にあった「カプセルトイ」。しかし、いつしか「誰が買うのか」という不思議なものに変貌を遂げていた。

訪れたのは、カプセルトイの聖地と言われる「秋葉原ガチャポン会館」。カプセル機が約500台設置されている館内で発見したのは「ヒキガエルとアマガエル」(1回300円)だ。ただのリアルなカエルのフィギュアではなく、卵から成長するまでのカエルの一生を追体験できてしまうというドキュメンタリー風フィギュアになっている。

 他にも、廃車となった重機をモチーフとした「廃重機コレクション」(1回300円)や、マーライオンの上半身を様々な動物に変えた「マー大陸」(1回200円)など、一風変わったカプセルトイがある。

初めてここを訪れた男性に話を聞くと「誰がどういう目的でやってるんだろうとは思う」との声。一方で、カプセルトイをよく回すという人は、「面白いのがあったらやる。一時期、ナメクジのやつにハマっていたので家に異様にある。そういうの面白いので好き」「素晴らしい。誰が欲しかったんだみたいなものが、芸術作品にまで昇華したように感じる。日本の豊かさを感じる」と魅力を語る。

 近年、こういったカプセルトイは増加傾向にあり、熱烈な愛好家もいるという。カプセルトイ評論家で1000種類以上を収集しているガチャポンおまつさんは、「昔は収集家=コレクターのイメージがあるが、今TwitterとFacebookのおかげで自己表現、『こういうガチャを私は持っている』と見せられる。20~30代で爆発的にヒットしている」と説明する。

そこで、変わったカプセルトイを作り続ける「奇譚クラブ」を訪れた。奇譚クラブは「コップのフチ子」を世に送り出したカプセルトイメーカーだ。12年間が詰まったという部屋に収められている商品数は700種類以上。様々なシリーズを手がけてきたが、中にはまったく売れなかったものもあるという。

 広報のしき子さんによると「基本売れないものが多い」というが、その中でもピカイチ売れなかったものが「中国可愛的猫」(1回200円)。中国で販売されていそうな猫のフィギュアがモチーフで、あえて塗装などを雑にするなどのこだわりようだが、「商品を150種類ほど集めてイベントを行った際、1個も売れなかった」という。


 しかし、こうした失敗にもめげず、奇譚クラブは不思議なカプセルトイの開発・販売を続けている。例えば、温泉のロッカーキーをモチーフにした「WATCH」(1回300円)は、時計の機能もついたハイテクトイ。しき子さんは「某スマートウォッチが流行ったけど、高いじゃないですか。買えないからうちのスタッフがロッカーキーを着けて『これが某スマートウォッチになればいいな』と時計にした」と話す。

他にも、通常ゴミとなってしまうカプセルを組み合わせてロボットが作れる「カプセルアドベンチャー!」(1回300円)、ダイオウグソクムシとウインナーを組み合わせた「グソクムシウインナーマスコット」(1回200円)、花粉は日本人にとって馴染み深いと思い製作した「花粉マスコット」(1回300円)などがある。花粉マスコットは、「見ていて不快」とクレームが殺到したそうだ。こうしたユニークな商品のアイデアは、個人個人が好きなものを作るスタイルにあり、日常から切り取って作ることが多いという。

 そして、今や圧倒的知名度を誇るのが「コップのフチ子」。しき子さんは「女子ってランチの写真をあげる。あれがつまらないという話になって、それをどうにかできないかみたいなことから、コップのフチに置くフィギュアがあってもいいのでは」と誕生の経緯を振り返った。

なぜ、不思議なカプセルトイを作り続けるのか。しき子さんは「僕らはピッチャーで、キャッチャーのいないところにボールを投げ続けている。ハマった人が取ってくれるみたいな。僕らが作ってるのって大体、話の種になるようなもの。そういうものを作りたいというのはある。僕らはカプセルトイが大好き。スタッフ全員、ガチャガチャ好きの子どもがそのまま大人になった」と、カプセルトイへの愛情を語った。

 おまつさんはカプセルトイが外国人にも受けているとし、「こういうものは外国にはない。空港でもカプセルトイが流行っている。日本の文化が今、ガチャガチャという風になっているので、掘り下げればいっぱい出てくると思う」と今後の可能性に期待を寄せた。

(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)

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