“見たことのないアクション”を自身が解説!――『亜人』ブルーレイ&DVD発売

ガジェット通信

2018/4/12 09:00



(文=岡﨑優子/『キネマ旬報 2018年4月上旬特別号』より転載)

最強の布陣で挑む、新感覚のアクション



生きるために何度も死んで戦う――なんとも不可解な設定だが、桜井画門原作の人気漫画を実写化した「亜人」はその世界観だからこその、見たことのないアクション映画を生み出した。

ある日突然、死なない“亜人”であることが発覚し、国家から追われる身となった主人公・永井圭。演じたのは「るろうに剣心」シリーズで驚愕の身体能力を見せつけた佐藤健、そしてその宿敵であり人類の大量虐殺を目論む“亜人”テロリスト・佐藤は同シリーズ第1作でも戦った綾野剛である。

しかもそのアクションを手がけたのは「るろうに剣心」シリーズで二人との信頼関係を築き、近年「HiGH&LOW THE MOVIE」シリーズで圧巻のアクションシーンを演出した大内貴仁アクション監督。メガホンをとったのは「踊る大捜査線」「SP」シリーズなどで王道のエンタテインメントの可能性を切り開き続ける本広克行監督、と聞けば俄然期待値は上がる。



自身が解説するビジュアルコメンタリーが必見!



4月4日よりレンタル、18日に発売されるDVD&ブルーレイ豪華版にはその舞台裏を惜しげもなく披露したメイキング映像「ドキュメント亜人」を収録。そして佐藤、綾野、本広監督ほか、身長差38㎝の凸凹バトルが感動的でもあった城田優、川栄李奈によるビジュアルコメンタリーが白眉だった。

冒頭から、佐藤健の目のアップから始まったオープニング映像の監督のこだわり、何度もリハーサルを重ねて撮ったという、生体実験が繰り返し行われるラボの長回し、そして佐藤と綾野のバトルが和気あいあいに語られるが、かなり深い。

「はじめましての方でもすんなり入っていけるよう、同時に説明していかなければならないから難しかった」「アクションは台本に書かれていないから現場で作っていくしかない」といった演じる立場のリアル解説はもちろんだが、ラボの研究医たちに「早く逃げろ!」と野次を入れたり、足の寄りからインサートされた綾野の登場シーンに「足元、強そう~」と観客目線の感想を入れたりと、彼らのたわいないおしゃべりはまた別の見方を指南してくれているようで、とても興味深い。

「死なないことを利用したアクション。一種の大喜利だった」と佐藤が振り返るように、本作はスタッフ&キャストがアイデアを出し合い、極限まで肉体を作り上げ、時間をかけて撮りあげた賜物。「ここまで新しいアクションってできないんじゃないかな」と彼らが自負するだけの、贅沢なアクション映画になったことは間違いない。



「亜人 豪華版」

●2017年・日本・カラー・本篇約109分+特典(本篇ディスク)、145分(特典ディスク)

●監督/本広克行 原作/桜井画門(講談社『good!アフタヌーン』連載)脚本/瀬古浩司、山浦雅大 音楽/菅野祐悟

●出演/佐藤 健、玉山鉄二、城田 優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、品川 祐、吉行和子、綾野 剛

●特典映像/予告篇集(特報/予告/TVスポット)、本篇ダイジェスト&未公開映像ビジュアルコメンタリー(佐藤 健×綾野 剛×城田 優×川栄李奈×本広克行監督)、メイキング映像、イベント映像集(完成披露試写会/公開前イベント「亜人生ゲーム」/初日舞台挨拶/大ヒット御礼舞台挨拶)

●4月18日発売 Blu-ray豪華版6800円+税、DVD豪華版5800円+税、DVD通常版3800円+税

●発売元/東宝、講談社 販売元/東宝

(C)2017年 映画「亜人」製作委員会

(C)桜井画門/講談社

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(執筆者: キネ旬の中の人) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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