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新ドラマ『シグナル』初主演・坂口健太郎のセリフと演技が大仰すぎてコント化……

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 塩顔男子の代表格ともいえる坂口健太郎が連続ドラマ初主演を務める『シグナル 長期未解決事件捜査班』(フジテレビ系)の第1話が10日に放送され、平均視聴率9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得。まずまずのスタートを切りました。

城西警察署地域課所属・南山田交番勤務の警察官・三枝健人(坂口健太郎)は、小学1年生の時、同じ学校に通っていた少女・田代綾香が誘拐・殺害される直前、犯人らしき女性を目撃。しかし警察は、右手親指の指紋が検出されたことなどから、犯人を25歳の男性・橋本啓介と断定し、捜査を進めます。

やがて月日がたち、橋本は逮捕されぬまま、あと数日で時効を迎えることに。そんなある日、健人は職場のゴミ袋の中から無線機の声が聞こえることに気づき、応答します。

その声の主は、過去に城西警察署刑事課に所属していた刑事の大山剛志(北村一輝)。大山は健人のことを“警部補”と呼び、閉鎖された谷原記念病院の通風孔内に、橋本の首吊り死体があることを発見したと伝えてきます。

やがて、大山が何者かに襲撃されたような物音が聞こえたかと思うと、交信は断絶。しかもよく見ると、無線機には電池が入っていない。不思議な現象に首をかしげる健人ですが、とりあえず病院へ足を運んでみることに。すると、通風孔の中に白骨死体があるのを発見するのです。

その白骨は橋本のものであることが判明。時効まで残り24時間を切ったタイミングだったため、警視庁は橋本の自殺ということで事件を処理することに決めます。

しかし、橋本の死体からは右手の親指が欠損しているため、健人は、真犯人の女性が橋本に罪をなすりつけて殺したのだと臆測。犯人が慌てて行動しボロを出すことを狙い、マスコミに向かって「決定的な証拠がある」と訴えるのです。

するとその狙い通り、看護師の吉本圭子(長谷川京子)から同僚の前川穂波という女性が怪しいと連絡が入ります。穂波は以前、谷原記念病院に勤務していたことがあるのですが、健人が出たニュース映像を見て、突然休暇をとり函館へ旅立ったというのです。

その通報を受け、警察が穂波の職場のロッカーを調べたところ、時効までの日をカウントダウンするカレンダーを発見。これは犯人に間違いないと踏んだ健人は、函館にいる穂波をすぐさま任意同行するよう要請します。

穂波の事情聴取は、城西警察署刑事課の刑事・桜井美咲(吉瀬美智子)が担当することに。しかし、その様子を見ていた健人は、違和感を覚えます。小学生の時に目撃した犯人らしき女性は、派手に着飾っていた。それなのに、穂波の身なりは地味なのです。

健人の予感は的中。実は真犯人は圭子だったのです。自分のロッカーを穂波のものだと偽り、罪をなすりつけた。穂波の誤認逮捕を報じるマスコミが警察署前に押し寄せる中、健人は悔しさを滲ませます。時効まであと1時間を切り、もはやここまでか……。

しかし、独自のプロファイリングによって、圭子が自己顕示欲の強い女性だと分析していた健人は、野次馬の中に紛れているのではないかと予想。そのとおり、人ごみの中に身を隠していた圭子を美咲が捕らえたところで今回は終了となりました。

原作は2016年に韓国で放送され、高視聴率を獲得したドラマということで放送前から注目度が高かった本作。坂口の滑舌が悪かったり、表情の変化が乏しかったりといったマイナス・ポイントはあるものの、前半部分では無線機や真犯人の謎、サスペンス効果抜群のカット割りなど、「面白い展開になるのでは?」と、期待を抱かせてくれる雰囲気が感じられました。

けれど、白骨死体が発見された途端、あまりに急展開となり、見てるこちらは置いてけぼり状態。犯人に迫っていく過程で、健人が興奮を抑えきれずにやたらとハァハァ息遣い荒くなっていくのですが、ちょっと落ち着けよと言いたくなる。下っ端警官が出しゃばりすぎだろ、とたしなめたくもなりました。

で、まんまと圭子のワナにはまり、穂波を誤認逮捕したことに気づいた時には、「犯人は、逃亡するハズだという我々の思い込みを利用したんだ!」と悔しさ全開の演技を見せるのですが、「思い込みをしたのは我々ではなくお前だろ!」とツッコみたくなりました。

さらに、野次馬の中に圭子がいると気づいた時には、「このタイミング、まさに今ここで見てる!」と、もはやコントかと思えるほどの大仰なセリフと芝居。この先、健人のキャラクターと坂口の演技に磨きがかかっていかなければ、このドラマかなり苦戦するのではないかな、というのが率直な意見です。

ただ、大山の安否だったり、“23時23分になったらつながる”という無線機の謎、時効成立まで40分を残しての圭子の事情聴取など、今後の展開が気になる部分もあるので、主役の成長に期待しつつ次回以降も見守っていきたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

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