海賊版サイト『漫画村』アクセス不能状態に トップページは復活もついに閉鎖か

しらべぇ

2018/4/11 19:00


((C)ぱくたそ)

11日、国内の漫画や雑誌が多数アップロードされ、無料で読むことができる海賊版サイト『漫画村』がアクセス不能状態になっていることが判明。

夕方になりトップページが復活するなどしたものの、書籍を閲覧することはできておらず、サイトの動向が注目されている。

■国内の漫画雑誌などが無料で閲覧できるサイト


同サイトは単行本や漫画雑誌、写真集などが不正にアップロードされ、ユーザーは無料で閲覧が可能。違法アップロードによってアクセスを獲得し、広告収入を得ることで利益を上げていたものと思われる。

アップロードについては作者の許諾を得ていないため、著作権侵害の可能性が極めて高い。また、昨今は「アクセスすると仮想通貨の強制マイニングをさせられる」という噂も浮上していた。

「極めて悪質なサイト」との批判が各方面から上がっていたが、運営者は独自の主張で正当化。さらに、違法とわかっていながらアップロードされた漫画を読む人が多く、社会問題化していた。

■日本漫画家協会が声明を出す事態に


このような状況に日本漫画家協会は今年2月、

「全く創作の努力に加わっていない海賊版サイトなどが、利益をむさぼっている現実がある」

「このままの状態が続けば、日本のいろいろな文化が体力を削られてしまい、ついには滅びてしまう」

などと声明で糾弾する。販売物を無料でアップロードされてしまっては、作者や販売会社が正当な報酬を得ることができず、困ってしまうだけに、妥当な主張といえる。

このような声に対し漫画村運営者は、「画像を引用してきただけでアップロードはしていない。よって違法ではない」という趣旨の主張を行い、その是非が議論になっていた。

■夕方になりトップページは復活も…


4月11日11時頃漫画村にアクセスすると、以下のような状態に。

(写真は漫画村のスクリーンショット)

しかし、16時すぎにしらべぇ編集部がアクセスしてみると、トップページは復活している様子。ただし、漫画を読もうとすると、上記の文言が表示される状態になる。

今後復活する可能性も、ゼロではないようだ。

■google検索から除外?


僅かながら復活の可能性が残されている漫画村だが、googleで「漫画村」と検索すると、結果から除外されている。

このことから、サイトに対し、なんらかのペナルティが課せられた可能性が高い。なお、日本漫画家協会は、日本国内のプロバイダに「サイトブロッキング」できないか、働きかけていたという。

今回のアクセス不能状態や検索結果からの除外は、その影響を受けているのではという見方もあるようだ。

■ネット民から厳しい声


違法性が高く、漫画家の生活を脅かしていた漫画村の閉鎖に、ネット民からは納得の声や、「運営者に損害賠償を請求すべきだ」という厳しい指摘が。








■閉鎖を悲しむ声も…


一方で、違法性の高いサイトながら、閉鎖を悲しむ声も出ている。






■正当な対価の支払いを


アクセス不能状態になったものの、復活の可能性も僅かながらありそうな「漫画村」。仮に復活したとしても、その運営形態は違法である可能性が高く、作者や出版社を苦しめるもの。やはり、正当な対価を支払って読むべきだろう。

ちなみにしらべぇ編集部が全国20台~60台の男女1,342名を対象に「漫画にお金を払うこと」について調査したところ、全体の41.4%の人は「払いたくない」と回答している。

(©ニュースサイトしらべぇ)

お金を払いたくない気持ちは理解できないものではないが、「違法サイトで見る」行為は、作品を作る人間に対して失礼であり、生活を脅かすことに繋がるうえ、より良い作品を作る意欲を削ぐことになる。

漫画家や出版社を守る意味でも、漫画村のような「違法アップロードサイト」については、「見ない」ことを徹底してもらいたい。

・合わせて読みたい→これが私?「漫☆画太郎風」の似顔絵ができるサイトが話題

(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代男女1,342名(有効回答数)

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