新しい痴漢の定義「触らない痴漢」に疑問の声

まいじつ

2018/4/11 10:30

chombosan / PIXTA(ピクスタ)
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警察庁によると、迷惑防止条例違反の痴漢事犯の検挙件数は、2006年が4181件だったのに対し、10年後の2016年には3217件と、実に1000件近くも減少したという。その一方で“触らない痴漢”という新たな犯罪を生みだしていると、週刊誌で記事になっているのが話題だ。

触らない痴漢とは、女性の自己防衛に詳しい安全生活アドバイザーの佐伯幸子氏によれば「昨今の自己防衛の高まりで、触られた場合だけでなく、危険を感じたり、不快に感じた時点で『痴漢です』と訴える女性が増えているようです」という現象のこと。つまり、満員電車で男性の吐息がかかり、女性が「においを嗅がれた」、何度も目が合ったことで「いやらしい目で見られた」と訴えることで、痴漢の嫌疑がかけられることになるという。

実際に痴漢で逮捕されるのは都道府県の迷惑防止条例違反になる。迷惑防止条例のなかには《卑わいな言動》が禁止されている場合もあり、大阪府警は公式ホームページで《盗撮、のぞき見、いやらしい言葉や行動などで、恥ずかしい思いや不安を感じさせることも、ちかん行為の一種です》と呼び掛けている。また、神奈川県警の鉄道警察隊には、「相談所には『体には触れていないが、異常に接近してきて怖かった』といった女性からの相談もありました」といったケースがあるという。

痴漢冤罪を防ぐには?


この記事がインターネットのニュースサイトに掲載されると、痴漢の定義に対して避難のコメントが殺到した。

《やっぱ電車は男女完全に分けるべきなんじゃなかろか?》
《そもそも『触らない痴漢』って何?後付けされた概念に法的措置が行使されることに驚きを隠せない!視姦扱いされるけど本来の意味とは異なる。見られるのが不快だから訴えたで通ずる世の中に憤りを感じる。なら見られるような格好してる人に不快だから訴えても通ずるようにして欲しいですね》
《・カバンで女性に触れる ・匂いを嗅ぐ ・息を吹きかける これってもう男性は電車内で息をするなとほぼ同義じゃないのか……?》
《もはや電車通勤しないのが一番の痴漢冤罪防御策か…》

痴漢容疑者の弁護を担当してきた弁護士も「電車内で女性のすぐ近くに立たないというのが、唯一の防衛策と考えられますが、満員電車では難しいでしょう。女性が近づいてきたら背中を向けて目をつむり、次の駅で降りて乗り換えるなどしか、策は考えつきません」とコメントをしている。

【画像】

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