PinterestとInstagram、何が違う?ピナーに聞いた



■なんだか話題のPinterest

最近、ネット系の情報をチェックしていると、“次にくるもの”、”今注目のもの“として、Pinterest関連のニュースをよく見かけますが……。

やり玉にあがりがちなのが、Instagramと何が違うの?」というテーマ。



同じ“画像”をメインにしたプラットフォームなので、そのような議論が起こりがちなわけですが……。

違う! 全然違うんです!!インスタもいいけれど、Pinterestには全く別の良さがある!ということで、Pinterestユーザー(通称ピナー)の3名に、リアルな使い方やならではポイントについてインタビューを行いました。

お聞きした話をもとに、比較対象にあがりがちなInstagramとあわせてまとめていきます。

■PinterestとInstagramの違いって?

■インタビューに協力してくれた人たち



Mさん(26歳)

4~5年前に登録はしていたけど、しばらく使っていなかった。最近Twitterで話題になっていたのがキッカケでまた使いはじめた。



Uさん(26歳)

数年前に登録したきり、ずっと使っていなかった。最近、iPhoneの壁紙を探していた時にPinterestに行きついて、よく使うようになった。



Hさん(27歳)

大学生の頃に登録したけれど、その時はおもしろさがイマイチ見いだせなかった。最近、iPhoneXに機種変更したタイミングでアプリをイチからダウンロードし直したので、「Pinterestって最近話題っぽいし、入れとくか」くらいの軽い感じで再開した。久しぶりに使ってみたらユーザーも増えて賑わっている印象。

■実際の使い方について質問

――Pinterestはどういう時に使っているんですか?



Hさん「僕は洋服とか、買い物に行く前によく見ます。なんとなく洋服ほしいなーっていう時、ブランドやカテゴリで探すのって難しいけれど、Pinterestは直感的にストックできる。最近は仕事のアポなどでイメージのすり合わせの際に活用することも多いです」



(HさんのPinterest)


Uさん「私は大好きなアイドルの写真を集めるために使うことが多いですね!(ニッコリ) 他の場面だと、自分の中のアイデア検索として活用しています」

――インスタのハッシュタグ検索だとダメ?



Uさん「なんとなく気になるイメージはあっても、抽象的なことって、よくありませんか? そういう時、インスタのハッシュタグ検索だと難易度が高いんです……。なんて検索したらいいかわからないし、出てくる画像も雰囲気重視なので、微妙に欲しいものと違うというか。その点、Pinterestは検索がしやすくて、表示される画像もかゆいところに手が届く感じでいいですね」



(Uさんのpinterest)


Mさん「私とUさんは二人で共同のボードを作って活動しています。最近はほとんど毎日見ているかも」

――共同活動というと?



Mさん「もともと私とUさんは、Instagramのおしゃれな世界観が苦手というか……自分たちとは違う世界に感じてしまって、何を投稿したらいいかわからなかったんです。

どうしたら自分ゴト化できるんだろう?と話していた時に、 “自分たちがいいと思う世界観って何だろうね? 探してみようよ”という感じで、Pinterestの共同ボードを作りました」



(MさんとUさんの共同ボード)


Mさん「ここに自分たちが好きだなと思う画像を自由にPinしていって、“あ、こういうの好き!”、“こういうのもよくない?”と、曖昧だった自分たちの好きな世界観を確立していく活動ですね。こういうアイデアのすり合わせにはPinterestはとっても便利です!」

■Pinterestのココが好き!



Mさん「インスタと違って、“いいね”がないのが楽ですね」



Hさん「人間の業がないというか……。Pinは、いいねとはまた違った気軽さがある。インスタにもコレクション機能はあるけど、僕はあまり使わない。インスタは情報過多に感じることが時々あります」



Mさん「Pinterstは癒やされますね。マウンティングの文化もないし、人畜無害な場所だと思ってます



Uさん「私は他のSNSよりも“共有する”文化と感じるところが好きです。他人のものを借りて、自分の好きなイメージやビジュアルで共有できるのが楽しい。“かわいい”、“ピンク”、“ふわふわ”みたいな、具体的に言語化できないものも雰囲気でカテゴリ訳できて、きれいにまとめなくても良いのが気楽なんです」



Hさん「Pinterestを一言で言うなら、承認欲求からはなれたSNSかなと。SNSはコミュニケーションが生まれがちだけど、Pinterestはプライベートな使い方ができる。レコメンドが優秀で、自分の気づかなかった趣味志向に出会えるのが、いいところだと思います

■それぞれのユーザー心理をまとめると…

■Instagram



■「こんな素敵なことがあったよ」という、今以前の出来事をみんなに報告したい。

■ライフスタイルを含めた自分自身に共感してもらったり、いいねをもらったり、何かしらリアクションしてほしい。

■Pinterest



■なんとなく欲しいものがある時、イメージによって妄想を膨らませたい。

■言葉では伝えにくい自分の趣味志向を、他人とイメージのまま共有したい。

■Pinterestは行動のモチベーションを生むツール

■“いいね”もいいけど、時々疲れる

インスタは承認欲求を満たしてくれるもの、あるいは美しい世界を見せてくれるものではあるものの、一方で“いいね”をすることに気を使う、疲れるという声もあがりました。

Pinterestの良さは、そういったSNSならではのしがらみが存在していないフラットな世界であることと、「何かをしたい」「何かがほしい」というユーザーの潜在的な欲求を可視化してくれるところにありそうです。

■言語化できない欲求を、ビジュアルに

頭の中だけでもやっと広がっていたイメージが、誰かのおかげでクリアになる瞬間って、とっても嬉しいものです。その嬉しさと興奮から、「わたしが欲しかったのって、これなのーーー!!」と、衝動的にECサイトでポチっと購入してしまった人も、少なくないはず……!(筆者は経験アリです)

この、行動のモチベーションを生み出す検索性・閲覧性の高さこそが、Pinterest最大の魅力なのかもしれません。

(文・イラスト:佐藤由紀奈)

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