J・ローレンス主演『レッド・スパロー』、ストーリー展開に観客から驚愕の声

Billboard JAPAN

2018/4/10 18:00



元CIA工作員ジェイソン・マシューズが実体験を基に書いたベストセラー小説を、『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンス監督が手掛けた映画『レッド・スパロー』が、大ヒット公開中である。

本作では、ハニートラップと心理操作を武器としてミッションの遂行するスパイ<スパロー>と、それを取り巻く陰謀と欲望の物語が描かれる。すでに鑑賞した人たちから「先の見えなさすぎる展開でだいぶ面白かった」、「全く展開の読めない心理戦に終始ハラハラ」、「最後の展開を予想出来た人は1人もいないはず」と、そのストーリー展開に驚愕するという声が上がっている。本作をはじめ、 近年“スパイの登場”が予想もつかない展開へと繋がる作品が数多くあり、それらはアカデミー賞を賑わすほどの良作ストーリーとして絶賛されている。

これまでのスパイ映画といえば、トム・クルーズが毎回人間離れしたアクションを披露する『ミッション:インポッシブル』シリーズや、 主人公ジェームズ・ボンドが圧巻のカーアクション、ガンアクションを魅せる『007』シリーズなど、ド派手なアクションものが人気を博してきた。そんな中、最近ではスパイが登場しつつ“ストーリーが評価される”作品が数多く誕生している。

スティーブン・スピルバーグ監督作『ブリッジ・オブ・スパイ』(2016)は、アメリカとソ連の冷戦下を舞台に両国それぞれに捕らえられたスパイを交換するサスペンスドラマを描き、【アカデミー賞】作品賞にノミネートされた。同じく作品賞ノミネートのベネディクト・カンバーバッチ主演『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』(2015)では、天才数学者チューニングらが暗号機エニグマの解読装置の開発に奮闘する中、仲間にスパイが紛れていることで物語が思わぬ方向へと進んで行った。さらに、イランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件を題材にした『アルゴ』(2013)は、ベン・アフレック演じるCIA捜査官が偽映画の撮影と称して潜入し、人質を救出していくスリリングなドラマで、見事【アカデミー賞】作品賞に輝いた。いずれの作品においても、スパイが関わり心理戦や駆け引きが生まれることで急展開をみせ、誰もが予想だにしない結末を迎えているのだ。

そんな中、本作では望まないながら女スパイとなった主人公ドミニカと、彼女を貶めようとする様々な人物との、壮絶な騙し合いが見どころとなる。メガホンを取ったフランシス・ローレンス監督は「謎に満ちた世界がベースになっていて、キャラクターたちが各々に異なるレベルで行動を取る幾層にもなった作品だ」と、これまでのスパイ映画とは一線を画すほど、多数の登場人物たちが交差する複雑なものになっているとも明かしている。

プロデューサーのデヴィッド・レディは「この脚本を読んだ役者のほぼ全員が、読み出したら止められないほどの面白さに驚いたし、誰もエンディングを予想できなかった」と、『ソルト』をはじめ『RED/レッド』など数々のスパイ映画手掛けてきたレディですら、“予想できないエンディング”だと語る。さらに彼の言葉を裏付けるように、主人公ドミニカを演じたジェニファー・ローレンスは「完成した作品を観て驚いたわ。主演の私でも先が読めない。話が二転三転する」と、完成した作品を観たとき初めてその展開を理解したと告白。またドミニカのターゲットとなるCIA捜査官ネイトを演じたジョエル・エドガートンは「スパイが本当にやっていることは、スケールの大きな心理的なチェスのゲームのようなものだ。本作はどこを切り取っても予想がつかない危険だらけのストーリーなんだ」と本作の衝撃度を説明する。ストーリーの重要な鍵を握るコルチノイ少将役のジェレミー・アイアンズも「これほどよくできた物語はかなり久しぶりだった。誰が誰の味方なのか最後まで分からないだろう」と本作の騙し合いの先に待つ驚愕の結末を期待させている。ドミニカと複数の人物が絡み合った騙し合いの心理戦をぜひ、劇場で。

◎公開情報
『レッド・スパロー』
公開中
監督:フランシス・ローレンス
出演:ジェニファー・ローレンス、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリングほか
配給:20世紀フォックス映画
(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

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