最新ニュース、芸能、ネットの話題をまとめ読み

 

ハゲに朗報!毛を生えさせる再生医療PRPって何?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


多くの男性を悩ませている薄毛。幸い、薄毛治療の分野でも技術はどんどん進化している。

前回は、超高分解能MRIという撮影技術で髪の毛をMRIでとらえることに成功して、今後、薄毛治療に役立つ可能性があることをお伝えした。

今回は、薄毛の「再生医療」について。どこまで進んでいるのか、メンズヘルスクリニック東京で男性型脱毛症(AGA)専門外来を担当する小山太郎医師に話を聞いた。

◆薄毛は薬で治るのか?

「男性であれば進行のスピードに違いがあるものの、みんな年齢とともに生え際や頭頂部で毛が減っていきます。

男性の精巣では『テストステロン』という男性ホルモンが作られていますが、テストステロンは頭皮で『ジヒドロテストステロン』という別の男性ホルモンに代謝されます。このジヒドロテストステロンが髪の毛を細く、髪の毛の寿命を短くする命令を出すのです。

男性ホルモンに敏感な髪の毛が、生え際と頭頂部に集中している為、特にこれらの部位で薄毛が進んでいくのです」(小山太郎医師)

実際は若いうちからジヒドロテストストロンから命令を受け、頭頂部の髪の毛は徐々に細く、寿命が短くなっていっているはずだが、これが外見で分かるようになってくるのが40代頃。早い人であれば20代で薄毛が顕著になってしまうこともあるという。

「頭の皮膚に移動してきたテストステロンがジヒドロテストステロンに代謝されて髪の毛に悪さをしてしまうのです。

そこで、男性の薄毛治療では5α還元酵素阻害薬という、テストステロンからジヒドロテストステロンへの代謝を抑える薬が用いられています。

また既に短くなってしまった毛の寿命を延ばす目的でミノキシジルという外用薬も用います。毛の寿命が長くなることで、抜けにくい毛に変わり、毛の本数そのものも増えていきます。」(小山太郎医師)

ただ、薬剤の効果には個人差がある。また永久に増え続けるわけではなく、効果の限界がある。現在注目を浴びている再生医療で毛髪を蘇らすことはできないのであろうか?

◆「PRP」という再生医療を始めたクリニックも

「毛の細胞を取ってきて、その細胞から毛髪を再生できたら素晴らしいですね。研究は進んでいます。残念ながらまだヒトで応用できる段階には到達していません。

実際に利用可能な薄毛の再生医療であれば、PRPを用いた治療を取り入れている医療機関は存在します」(小山太郎医師)

「PRP (Platelet Rich Plasma)」とは、血液から得られる「血小板を多量に含んだ血漿(しょう)」のこと。血小板に含まれる成長因子の効能を利用した治療については様々な分野で研究が進んでいる。

「美容医療の領域ではPRPの局所注射で、顔の皮膚のコラーゲンの増加や、皮膚が厚くなることが報告されています。各種成長因子の複合的な作用で皮膚の若返り効果があると言われています。」(小山太郎医師)

血小板の中には様々な成長因子があり、その成長因子にはコラーゲンを増やしたり、新しい血管を作ったりなど、皮膚の若返りにつながる能力があるとのことだ。

「発毛に関与しうる成長因子も存在しますので、PRPを薄毛治療の目的で用いている医療施設もあります」(小山太郎医師)

自分自身の血液を使うことから、副作用は少ないという。この治療が万人に成功したら、文字通り夢の発毛治療ということになる。ただし、その道のりはまだ遠いようだ。

◆リスクは低いが効果もまだはっきりしないPRP

「リスクが低いので、安全性において美容医療の領域では広く使われています。

PRPによる薄毛治療については、効果があると報告もあれば、そうではないという報告もあります。PRPといっても、どうやって作成して、どれぐらいの量を、どれくらいの頻度でどれくらいの期間、注射すれば、どれくらいの効果が期待できるのかについては、十分な検証はまだなされていません。

髪についてはPRPだけで治療していくのではなくて、従来の薬剤とのコンビネーションというのが現実的だと考えます」(小山太郎医師)

現時点では発毛効果が充分に検証されたとは言い難いとのこと。しかし、超高齢化社会の到来とともに再生医療はものすごいスピードで進化を遂げている。

何歳になっても髪がフサフサという夢の実現のため、この治療には是非一役買ってもらいたいものだ。<取材・文/ジャーナリスト・草薙厚子>


外部リンク(日刊SPA!)

Yomerumoをフォローする

Yomerumoから人気記事をお知らせします!

Twitter

ライフ最新記事

記事一覧

注目ニュース

> もっと見る


掲載情報の著作権はニュース提供元企業等またはGMOアドマーケティング株式会社に帰属します。記事の無断転用を禁じます。
すべての人にインターネット
関連サービス