石野真子、「デビュー曲も歌います!」~豪華グランドフィナーレ付き舞台『花盛り四人姉妹』出演

SPICE

2018/4/6 12:00

今春、吉野の老舗旅館に産まれた四人姉妹の交流を描く舞台『花盛り四姉妹』~吉野まほろば物語~が、大阪・新歌舞伎座で上演される。藤あや子、藤原紀香、三倉茉奈と共に四人姉妹を演じるのが女優で歌手の石野真子だ。約50分の歌謡ショーが付いたお得感いっぱいの公演を前に、作品や自らが演じる旅館の女将・次女ふじ子役について石野真子に話を訊いた。



「四人姉妹の誰かに自分を重ねたくなる、共感しながら楽しめる作品です」


ーー4年前に好評を得た『花盛り四人姉妹』が、キャストを一新して待望の再演です。

素敵な作品ですよね。大人になった四姉妹はお嫁に行くなどして、ふじ子以外の三人は実家を離れるのですが、気持ちの面ではつながっている。お互いを頼りにしたり、支え合ったり。分かりやすく言葉で伝えることはないのですが、やっぱり4人でがんばって生きていくという部分が見えてくるんですね。四人揃った花見の席で長女が「あと何回こうやって姉妹揃って集まれるのかな」と話す場面があるのですが、なんだかね。この年齢になりますと、「そうだなぁ」と感じ入るものがあります。私もお花見したいなという気分になりました(笑)。

ーー劇中で語られる「どこの家族もそれぞれ大変」という台詞も印象的です。

本当にそうですよね。みなさん何かしらありますよね。姉妹にもそれぞれ細やかな人間模様が散りばめられているので、そこが面白いなと思います。みんな男性の影もありますしね(笑)。女性のお客様はとくに、姉妹の誰かにご自身を重ね合わせて観たくなる部分もあるんじゃないかな。そうやって共感しながら楽しめる作品だと思います。

ーー姉妹を演じるふじあや子さん、藤原紀香さん、三倉茉奈さんのお三方とは舞台での共演は初めてだそうですね。

藤原さんとはNHKのドラマで共演させていただきましたが、お三方とも舞台での共演は初めてです。台本をいただく前にみなさんとお食事会をさせていただきました。藤さんはお料理がすごくお好きで、お上手なんですって。藤原さんは美容と健康にお詳しいですし、三倉さんは蛭子さんにメロメロ。みなさんといろいろなお話ができると思うので、いまから楽しみにしています。女性が四人も揃いますからね、賑やかな現場になると思います。

ーーふじ子というお役についてはいかがでしょう。他の三姉妹は吉野を離れ、思い思いの人生を歩む中、ふじ子は家業を継ぎ、女将として旅館を切り盛りします。

しっかり者ではあるんでしょうけど、どういう女性なのかなと考えている所です。お父さんが亡くなったことで女将の修行もしないまま、おりも政夫さん演じる料理長に支えられ、育てられた女将なので。実際「本来なら私が継ぐはずが…」とお姉ちゃんがふじ子に謝るような場面もありますが、どういう気持ちだったのかなと。これから共演者の方々とお稽古しながら、少しずつ役の輪郭が分かってくるのかなと思います。

ーー劇中ではふじ子が娘さんから「もっと正直に生きていいんだよ」と、背中を押されるような場面もあります。

それまでのふじ子さんは、自分の運命や目の前の出来事をただ受け入れていくような女性だったのかもしれません。積極的に「今後どう生きていくのか」なんて、考えもしなかった。それが娘の一言により、意識もしてなかったようなことに、はっと気づかされたような部分があったのかもしれません。

ーー子育てが一段落した世代など、ふじ子が抱く逡巡に思い当たる女性は少なくないかもしれません。

いろいろと先の人生について、迷う年頃なのかもしれないですね。年齢で諦めちゃいけないとは思います。子供に限らず誰かが背中を押してくれるのって、とても有難いですよね。個人的には日々を楽しく過ごす、という思いが強いです。夢は自分で描くのもいいですし、誰かの夢を応援することも素敵だなって。楽しければ何だっていいですよね(笑)。ただ「やりたいことをやる」というのは、年齢に限らず大事なことだなと思います。

「お客様の笑顔に励まされて40周年! 芝居のあとは歌で一緒に楽しみましょう」



ーー今作では、お芝居のあとにグランドフィナーレと称したライブがあるのも特徴です。

それぞれがソロで何曲か歌って、最後に4人で歌います。今回の舞台ならではの豪華なステージを私も楽しみにしています。私は自分のデビュー曲「狼なんか怖くない」と、演出家の方が選んでくださる耳馴染みのある流行歌を歌う予定です。衣裳もお着物から洋服に替わりますし、お芝居とはまた違った雰囲気を楽しんでいただけると思います。

ーー女優業の傍ら、ライブ活動にも精力的です。石野さんが思う歌の魅力とは?

歌は単純に好きなんですよね。お客様の前で歌うことも格別ですが、鼻唄でもいいんです。思うがままに歌うこと自体が好きなので「無くてはならないもの」として、自分と繋がっている感じです。車ではよくミシェル・ブランチをかけています。楽しいですよ。ちょうど舞台が始まる4月ごろは、窓を開けてドライブするのにも気持ちの良い季節ですよね。

ーー今年はデビュー40周年のアニバーサリーイヤーでもありますね。

30周年、35周年といろいろと企画してきたので、今年も記念になるようなことをしたいなと思っています。ライブ会場でも「40周年楽しみにしています。ガンガン行きましょうよ!」と熱く声を掛けてくださるファンの方もいるので。この公演が終ってから、色々と計画したいなと思います。

ーー活動を続けてこられた秘訣は、どこにあるとお感じですか。

目の前にあることをひたすらにやってきたら、今があるという感じでしょうか。ただ、ライブ会場などでファンの方から「(石野真子さんが)私の青春でした」とか言われると、感慨深いものがありますよね。一緒に時を経て来たんだねという気持ちにもなりますし、歌でその時代を思い出すこともありますから。歌の持つ力は大きいですね。ライブでは「楽しかった」と思ってもらえる時間にしたい。お客様が笑顔になってくれることが好きだし、その笑顔が私自身の励みにもなって、ここまで続けてこられたのかなと思います。

ーーますますグランドフィナーレが付いた、今作への期待が高まります。お芝居では旅館に眠っていた「お宝」がテレビ番組に取り上げられたことで、ふじ子以外の三姉妹が一斉に里帰りするところから物語が始まります。お宝を巡る騒動も楽しい、心温まる家族物語になりそうです。

「楽しかった~、来て良かったね」と言っていただけるように四人姉妹で頑張りますので、ふらっと遊びに来ていただけたら嬉しいです。出掛けるにも気持ちのいい季節ですし、とてもきれいな美しい舞台になると思います。

取材・文=石橋法子

当記事はSPICEの提供記事です。

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