オリラジ中田敦彦がYoutuberになっていた!松本人志に喧嘩を売った姿勢は変わらず

wezzy

2018/3/29 00:25


 オリエンタルラジオ中田敦彦(35)が、3月28日放送の情報番組『ビビット』(TBS系)で、3年間務めてきたレギュラーコメンテーターを卒業することを発表した。中田は同放送で、「3年前、初めてコメンテーターという仕事を仰せつかった。当時まだ32歳でよく社会に物申そうという勇気があったものだなと……」「楽しかったこと、反省したこと、色々ありました。盛り上がると思って必要以上に(発言が)攻撃的になってしまったことも」「今となっては攻撃してしまった人たちに陳謝して回りたい」と、“炎上”もしばしばだったことを振り返った。

この番組での中田敦彦のコメントが“炎上”したことは確かによくあった。今回本人は「攻撃してしまった」と認識していることがわかったが、その最たるものが「ベッキーへの進言」だっただろう。2016年正月から何カ月も異常なほど話題になったベッキーと川谷絵音の不倫報道だが、同年4月にベッキーが「週刊文春」(文藝春秋)に直筆の釈明手紙を送り一応は収束に向かった。ただこの手紙について『ビビット』で中田は、「手紙ってプライベートで奥さんに渡したり、文春に渡したりするものであって、それが間接的に伝わることを狙っているあたりが、ちょっとあざとく感じちゃう」と批評。司会の真矢ミキが「私たちは被害を被ってないし」と水を差すも中田は「同じ仕事人としてベッキーを尊敬してたから、今回の対応についてはがっかり。こっちに被害があったかっていう話じゃない」と持論を貫いた。

さらに翌週も同番組は、視聴者から前出のやりとりに反響があったとして、ベッキーについて取り上げたが、またも中田は「不誠実でずるがしこい対応。公的に説明するべき」とベッキーを責める発言。真矢が「公的に謝れと聞こえてしまった。それはちょっと違うんじゃない」と反論すると、中田は「公的な説明は必要」「各番組でベッキーそろそろいいんじゃないかと擁護する意見が増えている。僕は意見を曲げたくない」と言い、前週と同じように意見が対立した。

これら中田の発言を受けて他局の『バイキング』(フジテレビ系)で雨上がり決死隊宮迫博之が「臆測でそんなひどいことをテレビでよく言うなぁと思う」と激怒。同じく『ワイドナショー』(同)でもウーマンラッシュアワー・村本が「個人を追い込むのに、コメンテーターのパフォーマンスを利用するのはどうかと思う」と、中田自身の“あざとさ”を批判していた。

また同年10月に違法薬物所持で元女優の高樹沙耶(本名・益戸育江)が逮捕された事件を伝えた際には、「7年前に千葉で同じような(コミューンの)生活をしていた高樹さんのロケに行ったんですけど、やっぱりそのときからちょっと怪しいなとは思ってました」とコメント。これも『バイキング』で取り上げられ、司会の坂上忍が露骨に中田への嫌悪感を示し、共演のフットボールアワー(吉本興業所属で中田の先輩にあたる)に「ちょっと俺、聞きたいんだけどさあ、先輩でしょ? この子は大丈夫なの?」「こういうことになって(=逮捕されて)、7年前に『怪しいなと思った』って、それはないだろ!」と詰め寄った。

ことほどさように、コメンテーターとしての中田の発言は注目を集めてきたわけだが、受け止められ方は賛否あり、また芸人および芸能界の面々からは眉をひそめられることが多かった。そして生放送の番組以外の場所でも、昨年は中田の発言が大いに物議を醸したことがあった。今やすっかり大御所芸人で、吉本興業のトップといっても過言でない存在になったダウンタウン松本人志への批判的な意見を、中田がブログに綴ったのだ。

発端は昨年2月に、脳科学者・茂木健一郎氏がTwitterに『トランプやバノンは無茶苦茶だが、SNLを始めとするレイトショーでコメディアンたちが徹底抗戦し、視聴者数もうなぎのぼりの様子に胸が熱くなる。一方、日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン(原文ママ)』と投稿したことだった。

3月19日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でこのツイートを紹介し、松本人志が「(茂木さんには)笑いのセンスがまったくないから、この人に言われても刺さらない」と発言。翌週の同番組に茂木氏は呼ばれ、「お笑いが本当に好き。(お笑い界への)エールのつもりで言ったのですが、誤解を招いてしまい、すみません」と松本らに謝ることになった。これで騒動は終わったかと思いきや、4月になって中田は、ブログに「オリラジ中田、茂木健一郎の『お笑いオワコン論』支持!」という記事を掲載した。

『メジャーな先輩方が全員反対派だったので、がっかりしてしまいました。一連の騒動の中での茂木健一郎さんの発言「日本のお笑いは空気を読み過ぎなんじゃないか。大御所が面白いと言うか面白くないと言うかで価値が決まる」はすごくいい発言だなと思って、私はしばらく様子を見ていたのです』
『茂木さん負けるな!と思っていたところ、大御所の番組に出演して大御所に面白くないと言われ公開処刑をされてしまいました。大御所にセンスがないとか価値を決められてしょげ返っている様子こそが茂木さんの意見通りだったのに。茂木さんの指摘、当たってたのに。なんで「ほら、これですよ」と言えなかったのだろう。まあ、あの場では言えないか。怖いですもんね』
(※文章中のリンクは原文ママ)

文中で名前こそ出していないが、『ワイドナショー』の内容を取り上げたオリコンニュースの記事にリンクを貼っており、“大御所の番組”が『ワイドナショー』を、“大御所”が松本人志を示すことを明らかにしている。

中田は茂木氏の主張におおむね同意を示し、「MCの権限が非常に強いフォーメーションの番組が圧倒的に多く、MCの好き嫌いが非常に強く場の空気を支配している構造がある。多くの場合キャスティングをも支配する仕組みなので、ゲストやレギュラー陣はMCに気を使わざるを得ない」「出演者のほとんどが40歳以上で若年層の代表者たちはすぐに、同世代で培ったカリスマ性を剥がされる。昔の価値観のまま価値を決められる」と指摘。若手タレントの“評価者”は強い権限と昔の価値観を持つ人物であるため、テレビ番組は変わらないとも切り込んだ。また、「政治ネタや時事ネタをやる先輩もいるけど、本筋とは関係のない笑いの取り方」をしていて政治風刺の笑いがないことにも言及している。有吉弘行が茂木氏のツイートの「オワコン」というフレーズを「ダサすぎない?」と言ったことにも触れ、このフレーズを使ったことでツイート自体の注目度も上がったのだから良かったと思うと評している。

騒動後の昨年5月、中田敦彦は『らじらー! サンデー』(NHKラジオ第1)で「(吉本興業の)幹部と社長に、今僕は『謝れ』と言われている」と明かし、「僕の意志としては謝らない。僕も覚悟を持ってやってますので。すごいんですよ、騒ぎ方が。会社と先輩と」と宣言していた。その言葉通り、このブログ記事を中田は現在も削除していない。

結果的に、中田敦彦の『ビビット』卒業は、松本人志が激怒していること――あるいは松本人志に吉本興業幹部や社長が“忖度”したことが理由ではないかと推測する向きがある。その可能性もゼロではないだろう。一方で、中田は先を見据えて新規事業を立ち上げてもいる。先日ECサイト「NKT official shop」を立ち上げ、講演会映像やラジオ音源、Tシャツなどの販売を開始。またYoutubeに公式チャンネル「NKT official channel」も開設した。このチャンネル開設にも、昨年の「地上波テレビはオワコン」騒動が大きく影響しているのではないだろうか。おそらく当時ブログに綴った意見は今も変わらず、むしろ騒動を機に加速した側面もあるかもしれない。

自宅で風呂上りに一人で撮影したという23分もの動画でその意図を語っている中田だが、「正直ここでは僕は、再生回数を見込みたいわけではない。Youtubeの広告収入で生活していかなければいけないとは毛頭思ってない。自己表現の原点に立ち返りたいってことなんです」と明かす。「一体自分が何をやりたかったのか。それを伝えるときに、僕はこれをやるしかないってことに行き着いた。どこにたどり着くのかを見てもらいたい欲求がすごい強いんでしょうね」と言い、“むきだしの自分”にこだわっているようだ。

テレビはスポンサーや制作陣に配慮して動くこともあり、「(テレビの)整ったまとまりのある表現に対して食傷気味の視聴者も出て来ていると思う」と予測。「もちろんタレントやってるわけですから、テレビでは『どうも~!!』ってやるし制作陣の意図にそった振る舞いもするけれど、それだけでいいのかっていうフツフツした欲求」に突き動かされているそうだ。以前、LINEライブで生配信を毎日続けたこともあるが、今回は「生」にはこだわらずアーカイブとして残るYoutubeチャンネルで毎日継続していく。溜め撮りはしないという。

ブログやTwitter以上に、動画でむきだしの自分をそのまま伝えていくというYoutuber中田敦彦。「みんなが見たがるものを届けようとするとマスになって個が消えてしまう」ことから、再生回数を増やすことを目的にせず、対象をしぼってやりたいことをやり、伝えたいことを伝える個人のメディア運営をしていくのだろう。現時点ではチャンネル登録者数は869人。そんな中田敦彦それ自身を“オワコン”と中傷する声も必ず出てくるだろうが、芸人・タレントとしてテレビ出演を重ねていく以外の道に、彼にとって別の魅力があることは確か。まずは毎日配信を頑張ってほしい。

当記事はwezzyの提供記事です。

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