1着に10万個の花粉が付着している場合も!? 花粉を寄せ付けない衣類ケア3つ

日刊Sumai

2018/3/28 11:50

今年は大雪の影響もあり、多くの地点で花粉の飛散開始が遅れていましたが、ついに花粉シーズンが本格的に始まりました!
辛い鼻水やくしゃみ、目のかゆみ……、花粉症に悩まされる人は、憂鬱な気分でお過ごしのことでしょう。
花粉症の症状は、花粉の量を抑えることによって軽減するとも言われています。
お洗濯でできる花粉症対策について、ライオン株式会社お洗濯マイスターの大貫和泉さんにお話を伺いました。

花粉対策は衣類から!
花粉症
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
花粉症は、最近では大人だけでなく、子供の患者も増えていると言います。
鼻がムズムズ、目がゴロゴロすると、集中力や意欲も落ちて、勉強にも影響が出てしまいます。
また、花粉症のシーズンと受験シーズンは重なっているため、受験期の子供は特に心配ですね。
花粉対策のひとつとして、外出時に衣類に付着する花粉を家に持ち込まない対策をご紹介します。
1.花粉が付着しにくい服を選んで外出する
2.玄関に入る前に花粉を落とす
3.洗濯で衣類についた花粉を取り除く
それではひとつずつ詳しくみていきましょう!

花粉対策その1.1着に10万個もの花粉が!? 花粉を寄せ付けない服って?
室内に花粉を持ち込まないためのポイントとして、目をつけるべきは、衣類の素材です。
「衣類に付着して家の中に持ち込まれる花粉」「1時間の換気で窓から侵入する花粉」は、どちらが多いのかをモデル実験したところ、ウールセーターやポリエステルフリース1枚に付着した花粉は約10万個であり、1時間の換気で窓から侵入する花粉数より6倍以上も多い花粉が衣類に付着して家の中に持ち込まれることがわかりました。
表面がデコボコしている素材や、フワフワした羽毛のような素材は、花粉が繊維にひっかかりやすいので、花粉の時期は要注意です。
付着花粉数のグラフ(※評価方法:天気予報で「非常に多い」と言われるレベル(2000個/㎥)の花粉を実験室内に3分ごとに散布。10分後、衣類から花粉を採取し、顕微鏡で花粉の数をカウント。1時間の外出を想定。(ライオン調べ))
ウールやフリース、コーデュロイのような凹凸のある服を着て外に出と、衣類の凹凸に花粉が入り込んで取れにくくなります。
反対に、トレンチコートやナイロンのジャンパー、トレーナー、チノパンなどは表面がつるっとしているので、花粉が付着しにくくなります。
花粉の飛散は2月下旬から始まっています。
少し早めにクローゼットの中を衣替えして、花粉に備えて準備しておくのがよいのかもしれません。

花粉対策その2.玄関に入る前に花粉を落とす
さらに、花粉は静電気が発生すると付着しやすくなります。
綿のように発生しにくい素材もありますが、静電気が発生しやすい箇所は、男性は「ふくらはぎ」「スラックスの裾」などで、女性は「コートの裾」「おへそまわり」などです。
また「かばんとこすれる部分」も静電気が発生しやすいことが実験でわかりました(ライオン調べ)。
コートやスラックスの裾を払う
外から帰ったら、家に入る前にまず、衣類をはたいて花粉を払い落としましょう。
コートや上着はもちろんのこと、マフラー、ストール、帽子、手袋なども念入りに。
フードも裏返して、中に入った花粉を外にはたき落とすようにしましょう。
コートやスラックスの裾に衣類用粘着ローラーを使う
ほこり取り用のコロコロ(衣類用粘着ローラー)も効果的。
玄関に入る前に、コロコロで衣類にくっ付いた花粉を回収しておくと安心ですよ。
また、花粉は静電気が起こるとくっ付きやすくなるので、静電気対策をすると、花粉を落としやすくなります。
あらかじめ衣類に静電気防止スプレーをしてからお出かけするのもひとつの手です。

花粉対策その3.洗濯で衣類についた花粉を取り除く
念入りに花粉を払い落しても、衣類には、やはりある程度花粉がくっついてしまいます。
こまめな洗濯でしっかり花粉を洗い流すようにしましょう。
ジャケットやセーター、マフラー、ストールなど洗いにくいオシャレ着も、できればおしゃれ着用洗剤でこまめに洗濯したいもの。
まずは、家で洗えるかどうか、洗濯表示を確認してみましょう。
オシャレ着洗い
ニットなどの型崩れしやすいものは、手洗いや洗濯機のおしゃれ着コースなどでやさしく洗いましょう。
手洗いの場合は、洗濯ネットに入れておしゃれ着洗剤で「押し洗い」して、花粉を洗い流しましょう。
オシャレ着洗い
春先まで使えるライトダウンジャケットも、自宅で簡単に手洗いできますよ。
ダウンはもみ洗いすると、羽毛を傷めてしまうのでよくありません。
押し洗いでやさしく洗ってあげましょう。脱水は軽く1分程度でOK。
ダウンをふりさばく
干す前にダウンジャケットの肩を持ってバサバサと振ると、中の羽毛がほぐれます。
ある程度乾いてきたところで身ごろや袖を両手で挟むようにして軽くたたきながら中の羽毛をほぐすと、羽毛がきれいに広がって、元通りふっくらしますよ。
ダウンを洗って干す
仕上げに柔軟剤をしておけば、静電気の発生が抑えられて、花粉が付着しにくくなるので一石二鳥です。

花粉シーズンだけど外干ししたい!という人に役立つ3つのポイント
最後に、花粉シーズンだけどどうしても外干ししたい、という方のためにアドバイスをいただきました。
洗濯物 取り込む
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
・ポイント1 夜~早朝にかけて干す
花粉は湿っている衣類の方が多く付着します。
干し始める時間帯は花粉が飛散しやすい日中を避け、夜から早朝をねらうのがポイント。
・ポイント2 乾いたらすぐに取り込む
外干しの時間が長くなるほど、花粉の付着する量も多くなります。
洗濯物は長時間干したままにせず、乾いたらすぐに取り込むようにしましょう。
・ポイント3 花粉をよく振りはらってから取り込む
洗濯物を取り込む時に花粉を十分に振りはらってから取り込むだけでも室内に持ち込まれる花粉の量をかなり減らすことができます。
布団の場合は、表面をはらうだけでなく、掃除機をかけて花粉を吸い取ると一層効果的です。

いかがでしたか。ちょっとした衣類のお手入れのコツで、自宅に持ち込む花粉量を抑えることができます。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
【参考】
※ アクロン

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