究極の限界コスメ!? 100均コスメだけでフルメイクするとどうなる?

#限界コスメ道

2018/3/30 17:30

 ジャニーズ、K-POP、宝塚、2.5次元、アニメ、マンガ……。「オタク」という言葉が珍しいものではなくなり、2次元と3次元を横断しながら多様なジャンルを楽しむ女子も増えてきました。そんな彼女たちにとって最大の問題が、「オタク趣味以外??身だしなみやコスメの知識をどう履修し、お金を支出していくか」。

オタクでオシャレ初心者なライター・ひらりさが、オタクが限界まで人生を楽しむためのコスメ道--略して「限界コスメ道」を追求していきます。

Twitterで話題になった「限界コスメ」って?



2017年末から2018年始めにかけて、ある単語がTwitterで話題となりました。それが「限界コスメ」。

「推しにしか金をかけたくない」オタク女子に勧めるドラコスがこちら #ベストコスメ2017
https://togetter.com/li/1185844

「推しにしかお金をかけたくない」という一心のオタクたちが、プチプラコスメからデパコスまで、「とにかくコスパ最強」「最低限はこれでOK」といったコスメをプレゼンしあう宴が発生したのです。

そのあまりの流速と情熱に、アラサーになってから美意識に目覚めたオタクである私・ひらりさも、胸を打たれました。

20代前半まで、「3次元の自分からできるだけ目をそむけていたい」と考えていた元・ネガティブオタクの私にとって、コスメは「なんとなく良さそうなものを適当に買って適当にちゃちゃっと短時間でつける」「そもそも何をどうどこに塗るのかよくわからないので適当にごまかす」ものでしかありませんでした。

よく「アニメキャラの見分けがつかない」という非オタクの話を聞きますが、「メイクアイテムの取捨選択ができない」オタクだったのです。新卒の頃なんて、会社で「ホームレスみたいな格好をやめろ」とどやされたくらいです(完全にパワハラ案件なのは今回置いておきます)。

だからこそ、みんな、趣味を楽しむのを第一にしたうえで思い思いのコスメ道を追求している!(それがたとえ「金がなさすぎて血で唇の血色を良くする」といったエクストリームな手段であっても……)ということに感銘を受けたのでした。

そこで今回の連載では、ただコスパ・時短を追い求めるのではなく、私なりに「限界コスメ」を再検討。趣味や人生を限界まで楽しむために、さまざまな観点からコスメ道を追求していきたいと思います。

「あなたの限界コスメは?」100人に教えてもらいました



……とはいえ現在の私は、わりと漫然と「あ、新製品!」「あ、これ人がすすめたやつだ~」と、ホイホイコスメを買ってしまっています。それを漫然と紹介しても圧倒的無意味!なので、まずはTwitterを使って、「限界コスメ教えてください」なアンケートをとりました。100人の方、ありがとうございました!

100人あれば100通りの限界コスメがあり、回答も多岐にわたっていたのですが、とくに目立ったのが、「100均アイテム」をうまく活用している人たちです。

●ザ・ダイソー 酒化粧水

冬はちょっと乾燥するけど夏なら賄える。めちゃくちゃに安いのでお風呂上がりに浴びれる。 (20歳大学生)


●ザ・ダイソー アイブロウペンシル

基本的にデパコス大好きコスメオタクなのですが、眉毛だけは100均のものしか使ったことがないです。
落ちない・描きやすい・なくならない3拍子揃った神アイテムだからです。そして安い!!!
リキッドアイブロウで毛を一本一本書くように……などよく聞きますが、しゃらくせえ!と思ってしまうたちなので100均のなんでもいいから替え芯のついてるペンシルでギャッと描いてそのへんにある粉をはたいておけば、プール入っても落ちない眉毛ができます。
本当にいろいろなアイブロウが出ていて、雑誌でも特集がよく組まれていますが、いくらデパコスが好きでも眉毛は浮気したことないです。
眉毛が無くなったことがないので。
描く前か描いたあとに粉はたいておけば何使っても同じでは?と思っています(笑)
コンシーラーに重課金野郎なので、眉毛の値段でバランス取ってます。(21歳大学生、ほか数名)


●ザ・ダイソー ハナタカパウダー

ダイソーのハナタカパウダーはちょっと一息しただけで粉が飛ぶ位粒子が細かくてちょっとつけるだけで鼻高になれます。100均コスメはちょっと……と思ってましたが今まで高い金出してハイライト買ってたのはなんだったんだと思っちゃいました。パールピンクがナチュナルでおススメです。ハナタカパウダーがきっかけで100均製品もがんがん使うようになりました。(27歳フリーター、ほか)


ダイソーめっちゃ人気なんだな! キャンメイクやセザンヌといったドラッグコスメブランドで300~400円くらいのアイテムは買ったことあるけど、100円には挑戦したことなかった。しかもかなりアイテム数があるっぽい……? というわけで、初回は、100円均一に潜入し、「100均コスメ」を手に入れることにしました。

100均コスメの実力は……?



普段は通り過ぎていた、新宿駅直結の地下街サブナードに降り立ち、まずは「ザ・ダイソー」へ。



店舗の中を歩くと……棚3セットほどがコスメ・スキンケアコーナーに! 化粧水どころかブラシ・パフといったアイテムも種類豊富で、本当にここだけでフルメイクのアイテムがまかなえてしまいます。



驚くべきは「グリッターアイシャドウ」など、数種類のカラーがパレットになったアイテムもちらほらあったこと。確かに容量少なめ&発色にはチープさがただよう感じもありますが、棚には値段が書いてないので「本当に100円なのか?」とものすごくびびりました。5つのアイテムをレジに持っていくと……

「540円になります!」

本当に100円(税抜き)だった……とものすごく驚きながらお代を払いました。いや、100均なんだから当然なんですけど。

まだまだ100均の旅は続きます。お次は、西武新宿駅直結の商業ビル「PePe」に入っている「キャンドゥ」へ。

撮影NGのため写真はないものの、エレベーターを降り立つと、そこにはすぐに美容パックがずらり。 サブナードのダイソーの2倍くらいはあるスペースに、コスメ関連の用品がずらりと並んでいます。こ、これ全部100円なの……?

特筆すべきは色のバリエーションが多かったこと。なんと「カラーアイライナー」「カラーマスカラ」まであって、5~6色展開です。

この頃には「えーい、100円ならめいっぱい買ってしまえ」という気分になり、ダイソーの2倍くらいのお買い物を済ませました。

戦利品はこちら。

ザ・ダイソー
左上から/クリームアイシャドウ、ゴールド・リップグロス、ハナタカパウダー、パールホワイト(エルファー)、アイブロウペンシル、ブラウン、グリッターアイシャドウ


キャンドゥ
左から/ACリキッドアイライナー(AC MAKEUP TOKYO)、アイブロウペンシル ライトブラウン(クレヨンタッチミー)、TMカラーアイライナー コットングリーン(ラッキートレンディ)、ST涙袋ペンシル シャイニーベージュ(クレヨンタッチミー)、ATリップパレット 01ピンク(Art Collection)、ハイライトパウダー(AC MAKEUP TOKYO)、ビューティーフェイスパウダー(AC MAKEUP TOKYO)、フレキシブルグリッター サニーゴールド(クレヨンタッチミー)、フレキシブルグリッター ホーリーパープル(クレヨンタッチミー)


あ、圧巻……。合計1,400円なり。1,400円って、そこそこ高いドラッグコスメ1アイテムぶんですよね……。パッケージはかなりシンプルですが、ここまではドラッグコスメとそこまで違うようには思いません。「本当にこんな安くていいのか!?」と思いながら、実際にフルメイクしてみることにしました。


すっぴん(眉毛だけ済)が……


20分後、こうなりました。

どうでしょうか?

すっぴんで外に出るのははばかられたため光の加減が違うのは許してほしいのですが、あんまり限界じゃなくないですか……? これなら近所のコンビニどころか、推しの現場にも行けてしまうのでは……? 

アイカラー系は重複して購入したので、キャンドゥのアイブロウ、フレキシブルグリッター2種は使用しませんでした。つまり、総額1,200円の顔です。以前受けたパーソナルカラー診断のアドバイスにしたがい、目元にグリーンを使ってみたのですが、浮きすぎずうまく決まっているのではないでしょうか。肌も、ドラッグコスメやデパコスに比べて遜色なく、ちゃんと均一に見えます。す、すごーーーい。

実際に使ってみてわかった、特にコスパが良い3アイテム



使ってみて特に「コスパ良すぎるだろ」と感動したのは、以下3アイテムです。

●ハナタカパウダー パールホワイト



きちんと粒子が細かく、どこに載せても違和感なくさりげない明るさを添えてくれるので、たしかにものすごく優秀……! 低くて丸いお鼻が心持ち高くてひかえめになりました。小さいから持ち運びにバッチリだし、メイクポーチにしのばせると良さそう。

なお同じキャンドゥで購入したほうのフェイスパウダーも上から重ねてみたのですが、こちらは粉が粗めで、どうしても粉がとんじゃう感じがありました。

●カラーアイライナー コットングリーン



目元をはなやかに見せることのできるカラーアイライナー。この春は多様な色展開をしているブランドが多く、興味はひかれていたものの、「まあ使わないかな……そもそも普通の色のアイライナーもうまく引けねえし……」とスルーしていました。

「でも、これは100円だし」と試してみたところ……めちゃくちゃ楽しい! そして100円なのにばっちり見たままの発色をしてくれてすばらしい。とくにパーソナルカラーが私と同じイエローベース春の方にはおすすめです。他の色も試してみたくなりました。

●涙袋ペンシル



繰り出し式で涙袋がつくれてしまうこちらのペンシル。キャンドゥでふらっと買ってみたのですが、描き心地も仕上がりも違和感なく、非常にしっくり。帰って調べてみたらネットでの評判も上々で、すぐ売り切れてしまうこともあるのだとか。ペンシルなのですぐ描けるし、お直しにもいいなあと思いました。

買う前に注意したい、100均コスメのデメリット



そんな100均コスメ、いくつかのデメリットも感じました。

1) 乾く……(涙)

ファンデ、アイシャドウ、リップなど、ある程度「面」で塗るものについては、30分ほど経ったあたりから「めちゃ乾く……!!!」ということに気づきました。体質にもよるでしょうが、とくにリップの乾燥感が強く、すぐふきとってしまった……。保湿アイテムとしっかりあわせるorあくまでお直し用ととらえるor少量使うアイテムに限定するほうがいいように思いました。

2) 発色がいまいちのものも

アイテム自体はあざやかな色合いに見えても、実際塗ってみると「ぜんっぜん色がつかねえやんけ」というものが結構多かったです。とくにクリーム系のアイテムがつらかった。「クリームアイシャドウ ゴールド」とかゴールドな色味がうっすらのるのかなと期待してアイカラーの下地がてら使ったのですが、ちっとも乗らなかった……。あと「フレキシブルグリッター」2種も、実際試し塗りすると、違いが……ほとんどねえ……。「芸能人格付選手権」でも脱落者が続出するレベルです。

もちろん肌や唇の色合いにもよるでしょうが、カラーがあるアイテムは、パウダーやペンシルを中心に取り入れるのがいいように思いました。

3)付属物がついていない

限界までコストが抑えられているため、パフ、ブラシ、チップといった「塗るための付属物」がついていないものがほとんどです。それらも100円で売っているので買えばいいわけですが、やや面倒くさい感もある。100均コスメよりも価格帯が高いドラッグコスメですとそうした付属物が大体ついているので、余計なこと考えずに済むなとは思いました。



新品で買いうる限界の価格を追求した「100均コスメ」、使うアイテムやシーンを工夫することで、とっても可能性の広がる存在だなと感じました。「今月現場が多くて財布ピンチなのにあのアイテムがない!」といった淑女のみなさん、よかったら試してみてください。





ひらりさ
平成元年生まれのオタク女子ライター。オタク女子ユニット「劇団雌猫」としても活動。
同人誌「悪友DX 美意識」、書籍『浪費図鑑』などが発売中。

同人誌販売ページ:https://aku-you.booth.pm/
Twitter:@sarirahira

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