広瀬すず「anone」は5.6%で終幕…視聴者から「ラストが残念」の声相次ぐ


 広瀬すず(19)が主演を務める連続ドラマ『anone』(日本テレビ系)の最終話が3月21日に放送され、平均視聴率は前回の4.4%から1.2ポイント増加の5.6%(ビデオリサーチ調べ)だったことが分かった。なんとか4%台からは抜け出したが、同枠では10年ぶりに『学校じゃ教えられない』を抜き、低視聴率ランキング(全話平均)1位になってしまった。

最終回では、偽札づくりで捕まったり逃げた後の4人が描かれた。結局、林田亜乃音(田中裕子)も辻沢ハリカ(広瀬すず)も捕まってしまったのだが、青羽るい子(小林聡美)と持本舵(阿部サダヲ)は逃亡。だが、潜伏先で持本舵は病死し、そのあと青羽は自首するのだった。

またハリカは第1話で登場したネットカフェ仲間だった笠木有紗(碓井玲奈)と更生施設で再会。殴られて前歯を失っていた有紗には、しっかりと差し歯がしてあった。また、神野彦星(清水尋也)からは手紙が届く。ニュースを見て彦星は、ハリカが別れを告げたのは、自分に治療を受けて欲しかったからだと気が付いてくれたのだ。さらに、退院した彦星がハリカに会いにくるシーンもあった。

亜乃音は、結局3年収監されることになったのだが、出所するとハリカが迎えにきてくれていた。その後、自宅に帰ると、青羽も戻ってきており、何も変わっていない。死んだはずの持本さえも、青羽には見えているという。これもまた、第4話に出てきた青羽の水子の話とつながっているのだろう。

さらに、中世古理市(瑛太)はこれまで青島玲(江口のりこ)の息子・陽人が、小さい時に火事を起こして隣人を死なせた犯人だということをネタに亜乃音や亜乃音の死んだ夫の林田京介(木場勝己) を脅し、偽札づくりを手伝わせてきたのにも関わらず、陽人がその記憶を思い出すと、急にそれは「嘘の記憶だ」と告げる。そして、その火事は自分がやったと話し、陽人の罪までもすべてかぶっていたのだった。

今回の最終回には、「全ての物語はこの結末のために」というキャッチコピーがついていたが、正直いってこの結末にするのだったら、もっと違うストーリーでもよかったのではないかと思ってしまった。“衝撃度”で言えば、ハリカの記憶間違いが明らかになり、実は壮絶な幼少時代を送っていたことが明らかになった1話や2話の方が、インパクトが強い。そこから、突然偽札づくりが始まったかと思えば、なぜ彦星が児童施設に行っていたのかという話は最後まで謎のまま。

それに、もしこの最終回のために青羽の水子の回や、持本の死を連想させた誘拐の回を盛り込んでいたのだというなら、本当にやめてほしかった。なくてもいいような話を盛り込んだせいで、結局は視聴者が知りたいこと、中世古の過去や児童施設の謎などが曖昧なまま終了することになってしまったといっても過言ではない。坂本裕二氏が脚本ということで、どこか期待している人も多かっただろうが「最後までつまらなかった」「なんかモヤモヤする終わり方だった」という声があがっている。

ただ、キャスト陣に関しては、「演技力が最高!」「役者さんの演技力に魅せられた」という声も多い。可愛らしい広瀬すずのファンからすると、今回の役柄は不評だったようだが、ひょうひょうとした表情に、ちょっとスポーティな恰好も似合っている。廃れた雰囲気を醸し出しながらも、時々少女のように目をキラキラ輝かせて話し出したりと、緩急あってドラマの中でもしっかりと色々な顔を使い分けていたと思う。視聴率こそ振るわなかったが、アイドル女優の殻を抜けだすきっかけにはなったのではないだろうか。

文・吉本あや

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