民進党・杉尾議員の写真での印象操作に「これがTBSのやり方」と非難殺到


 元TBS社員の杉尾秀哉・参議院議員(60)の麻生太郎財務大臣(77)への責任追求ぶりが目に余るとネット上で物議をかもしている。

杉尾議員は3月16日の参議院予算委員会で一般質疑に立ち、森友学園関連の質問をくり返した。そして、予定時間をオーバーした後、「今お配りした資料の中に、最後に写真が付いてると思いますけれども、この写真をご記憶ですか?」と自信満々に切り出したのである。

写真に映っているのは、麻生大臣を挟むように籠池泰典被告(65・詐欺罪などで起訴)と長女の姿。麻生大臣はイスに座って笑顔を浮かべ、籠池氏と長女は腰をかがめて寄り添っている。同写真は12日に、森友事件を報道してきたジャーナリスト・菅野完氏(43)が自身のTwitterで「あーあ。こんなん見つけてしもうたわ。なーんや。麻生ちゃん籠池のオッサンと、なかよかったやん。これ、多分、初公開やね。」というメッセージとともに投稿した”スクープ写真”であった。

杉尾議員のこの質問は、事前の「質問通告」もなしに行われたものだったが、麻生氏は平然と「これについて記憶があるかって? ありません」とキッパリとはねつけた。そして「それ(写真)に対してすでに(事務所が共同通信に対して)答弁をさせて頂いてると思いますが」と前置きした上で、 その悪質な「印象操作」ともいうべきトリックを解説した。

「写真は足元が切ってありますが、足元には『為公会のパーティー』と、書いてあったんだと思う。その為公会のパーティーで2400~500人は来られます。その中で、いつも私がその真ん中に座らせて頂いて、希望された方が写真を撮影されるのが、会の一環でだいたい4、500名は写真を撮る。そのため、この方(籠池氏)自身を直接どなたかということは存じ上げません」

為公会とは、麻生大臣が会長を務める自由民主党の派閥である。そのパーティでの記念写真となれば、もちろん「プライベート」の付き合いではない。足下に置かれた看板は必ず入れるはずなのに、それを切ってあるというのは菅野氏がやったのか、それとも籠池氏がやったのか、意図をもった誘導に間違いない。しかも、菅野氏がこの写真を投稿した直後から、同氏のTwitterにはこの「切り取り」は指摘されていた。杉尾議員がそれを知った上で、国会での質疑に持ち出したのも悪意を感じずにはいられない。

杉尾議員のこの行動には、SNS上でも「インチキを知ってわざわざ持ち出すなんて、性格悪すぎるだろ」「悪質な印象操作! これがTBSのやり方かよ」「こいつはTBS時代にも、河野義行さんを松本サリン事件の犯人と決めつけて報道し、追い込んだ過去がある。全く反省の色がない。国民として絶対に許さない」と非難囂々の声が巻き起こっていた。

■杉尾議員と民放報道番組「印象操作」の連係プレー

杉尾議員は麻生大臣のネタバラしに、負け惜しみのように「関係ないと言ってたがこういう証拠があることは申し上げました!」と捨て台詞をはいて退いていった。だが、杉尾氏の狙いなのかどうか、その後、『みんなのニュース』(フジテレビ系)をはじめ、いくつかの報道番組がなんと「印象操作」の援護射撃に打って出たのである。

同番組では、杉尾議員の「大臣辞任するつもりはありますか?」など責任を問うコトバと、記念写真だけを映して、麻生大臣の写真がどういったものか説明はカット。そして、麻生大臣の「ありません」というセリフに繋いで編集する荒業を行ったのだ。これでは、ネットをやらず、国会中継を観ない視聴者は「騙される」のは無理もない話である。

ちなみに、杉尾議員は17日配信の『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)の中で、同番組のアンケート「【麻生大臣は引責辞任すべき?】辞任すべき…8%、辞任しなくてよい…92%」というアンケート結果に、「ネット番組だし麻生大臣もやっぱり人気がある」と苦しい言い訳をみせている。自分たちが納得できない世論は、世論ではないと言いたげに聞こえるのは筆者だけか。森友文書問題は、自民VS野党の戦いだけでなく、いよいよ旧マスメディア対ネット世論の様相も呈してきたようだ。

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