2016年に発売されて大ヒットした「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」と、2017年に発売されて同じく大ヒットした「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」。往年の名作ゲームがこれでもかとばかりに収録されていて、1台あるだけでずっと楽しめるような豪華商品である。大ヒットするのも必然だ。
次に出るのは「Nintendo 64」?
ファミコン、スーパーファミコンとミニサイズの据置型ゲーム機が発売されたとなると、順番で考えるとおそらく次にミニ化されるのは「
NINTENDO64」になるはず。(もしかしたらゲームボーイかもしれないが)
NINTENDO64はプレイステーション、セガサターンと並ぶ「第5世代」の据置型ゲーム機とされていて、1996年に発売開始された。据置型ゲーム機市場をほぼ独占していたファミコン、スーパーファミコンと比べると日本では売り上げを大きく落とし、ソフトが発売されていたのは1996年から2001年までのわずか6年間。総発売タイトルも約200本と非常に寂しいものであった。
名作がありすぎてヤバイ
しかし、そのタイトル一覧を見てみると、あまりにも名作ばかりなのである。今プレイしても間違いなく面白いものばかりだ。そこで今回はNINTENDO64のミニが発売された場合に収録されそうなソフトを予想しつつ、NINTENDO64の名作ソフトの一部を紹介していきたいと思う。
NINTENDO64ミニに収録されそうな名作ソフト11選
1.スーパーマリオ64
64の記念すべき第1作目にして最高傑作と位置づける人も多い超名作3Dアクションゲーム。DSやバーチャルコンソールに移植されているためプレイ経験のある人も多いはずだが、64が発売され、初めて3D化されたマリオを自在に操れたときの感動は凄かった。やはり64の3Dスティックで操作したいゲームである。
2.マリオカート64
WiiUやNintendo Switchでも続編が発売され続けている、言わずと知れた大人気カートレースゲームシリーズも外せない。初出はスーパーファミコン版だが、現在のゲームシステムはマリオカート64がベースとなっている。そのため64でマリオカートをプレイしていた大人も、Switchからマリオカートを始めたチビッコも一緒になってマリオカート64をプレイできることだろう。
3.ゴールデンアイ007
対戦ゲームとして圧倒的な人気を誇ったゴールデンアイ007も絶対に外せない。スパイ活動を行うシューティングゲームで、1人プレイも十分楽しいのだが、最大4人で戦える対戦モードがあまりにも熱いのである。絶妙なゲームバランスで成り立っていながらも、強力な武器を使う相手にチョップで立ち向かうというような自由さがあり、遊び方は無限大。操作もシンプルで間違いなく誰もが即夢中になれるゲームだ。
4.ファミスタ64
1997年の選手データが収録された人気野球ゲームで、ファミコン時代から変わらずシンプルな操作で楽しむことができるのは変わらない。しかしファミスタ64最大の魅力は対戦やリーグ戦モードではなく、「君の最強チーム」なるモードだ。地球に襲来して世界中のプロ野球を壊滅させたメタル星人を倒すため、全国に散らばったプロ野球選手の元を訪れ、選手をスカウトしながらチームを強くしていくという言葉にすると謎すぎるモードなのだが、これがとにかく面白い。ファミスタならではの自由すぎる世界観で表現された野球の到達点なのである。
5.スノボキッズ
基本的にはマリオカートに似たレースゲームなのだが、プラスされた独自要素がなかなか面白く、コアなファンが多かった一本。レース中にスノーボードの技を出すことができるのだが、それが操作をしていて非常に気持ち良いのだ。人によってはマリオカート以上という評価をつけていたほど、隠れた名作なのである。
6.実況パワフルプロ野球5
現在もシリーズが続いている人気野球ゲームなのだが、パワプロシリーズの目玉モード「サクセス」で初めて高校野球が舞台となったのがパワプロ5なのである。純粋に野球ゲームとしてのクオリティが高く、それをベースに甲子園を目指す高校生活のストーリーを楽しむことができるため、サクセスモードばかりをプレイする人も多かった。プロ野球ゲームではなく最強の高校野球ゲームなのである。
7.ゼルダの伝説 時のオカリナ
超人気シリーズ「ゼルダの伝説」の時のオカリナは64が初出だった。シリーズで初めて3Dが導入された作品であり、謎解きの要素がさらに奥深くなった記念すべき作品となった。
8.マリオテニス64
マリオのキャラクターを使ったテニスゲームなのだが、そもそものテニスゲームとしてのバランスが見事に成立していて、4人プレイによるダブルス対戦が非常に熱い。マリオカートのようにアイテムを使ったモードもあるが、シンプルなテニスゲームとして楽しんだほうが白熱する。
9.マリオパーティ3
人気ゲームシリーズ「マリオパーティ」の64で最後に発売されたものがマリオパーティ3なのだが、ミニゲームのクオリティが非常に高く、ミニゲームによってはそれだけで1本のゲームにできるレベルのものさえあり、人によってはマリオパーティの完成形とさえ評価することもあるほどだ。気軽に4人プレイができる64ならではの名作ゲームである。
10.ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ
「スマブラ」の第1作も64で発売されたのだが、こちらは未だにシンプルな64のスマブラが最強とも言われている。最新版と比べると登場キャラ数などに物足りなさを感じるかもしれないが、経験者も未経験者もヨーイドンで対等に楽しめるバランスに仕上がっているのは64版がダントツである。
11.カスタムロボV2
自由自在にパーツを組み合わせて作るカスタムロボを使ってバトルを行うアクションゲーム。初代から非常に評価が高かったが、第2段となるV2でさらに自由度とクオリティが上がり、対人戦の楽しさだけでなく一人でも十分にやり込めるレベルになった。未だにこのゲームをプレイするために64を現役で稼働させている人も多いらしい。
他にもまだまだある名作ゲーム
他にもドンキーコング64、ロックマンDASH、風来のシレン2、どうぶつの森、マリオストーリー、ゼルダの伝説 ムジュラの仮面、星のカービィ64、マリオゴルフ、チョロQ64などなど、64の名作ゲームをあげればキリがなさすぎる。総発売タイトルの内の名作ソフト率はファミコン、スーパーファミコンよりも高くなるのではないだろうか。
2016年、2017年と連続で発売されてきたニンテンドークラシックミニシリーズ。果たして2018年にNINTENDO64版は発売されるのだろうか。出たら絶対楽しいだろうなあ……。
■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。
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