元キャバ嬢の告白…「金払うからイイ?」しつこいお客との意外な結末 #7

ananweb

2018/3/14 19:00



ライター&コラムニストharakoが、実際に既婚女性100人にインタビューをし、結婚までのプロセスや心境の変化をお伝えする連載です。第7回目は、生活費を稼ぐために、こっそり秘密で働いていたキャバクラのお客さんと結婚したJさんのお話です。

■ まさか、キャバクラのお客さんと結婚するなんて……。

【実録♡ 結婚プロセス100人インタビュー 】vol. 7

常に “遊び相手” がいないと、寂しい気持ちになってしまう私。本気じゃなくても、男性とご飯を食べに行ったり、遊びに行ったり、出かけたり。気軽に遊んでしまうタイプなのですが、本命は見つかっていない状態が続き、気づけば20代後半に差しかかっていました。

そんな時、知り合いの年上女性から「正直、体の相性って大事よ?」といわれたことをきっかけに、気持ちとしては好きでもひと晩寝てみて、“体の相性をはかる癖” ができてしまったんです。お互い彼氏彼女がいないフリーだったら、別に寝ても良いじゃん?なんて思って。

デートは楽しいし、一緒にいるのも居心地が良い。そんな男性に出会っても、体の相性が悪いと感じたら、あっさり連絡を断つような恋愛スタイルになっていきました。そして、いつものように「今日はこの人と寝てみるか」とお試し感覚でデートに出かけて、夜たまたま入ったカウンターバー。

■ 軽い男なんて、もういらないっ。

大人のムードたっぷりに、酔いしれた頃。「なあ? イイだろ?」とみんなが見ている前で、キスを迫られてしまったんです。“体の相性をはかる癖” がある私が言うのも何ですが、とにかくその強引な感じが嫌で嫌で……(苦笑)。どうにか避けようとしたけれど、肩に腕を回してきて唇を近づけてきて。

あーあ、もうほんとヤダって思ったその瞬間……。「お兄さん、ちょっと飲み過ぎですよ?」

カウンター越しの外国人男性が止めてくれたんです。さりげない優しさが嬉しくて、お礼が言いたかった私は帰りに連絡先を交換。体の相性なんて二の次、軽く手を出してくる男性より、真剣に私を大切にしてほしい。そんな想いが芽生え始めて、その彼と交際することになったんです。

彼は日本に5年以上住んでいるカナダ人。日本語も話せるし言語の心配はなかったけれど、真剣でまじめなところが度を越して、私への思いは、どんどん膨れ上がるばかりでした。

■ 道端に座り込んで「もう、君しか愛せない」

気づいたら、3年くらい同棲していたのかな……。“体の相性をはかる癖” を卒業して、本気で私を愛してくれる人がいい! と彼と交際したのは良いけれど、だんだんウンザリしてきたんですよね。ケンカする度に「俺はJがいないと、生きていけなんだ」と夜中の道路に飛び出して座り込んで泣き出したり、私が仕事で忙しくてかまってあげる時間が少なくなると、まるで子供のように下唇をブーっと突き出しながら「なんで、かまってくれないの!」と赤ちゃんモードになったり。

「よしよし、大丈夫だよ」と大きな子供をあやすような毎日に、正直嫌気がさしてきたんです。私のことをどんな時も一番に考えてくれて、愛してくれるのは良いけれど、ここまでくると「苦しい」。彼の仕事は、夜のカウンターバーを経営する傍ら、接客もしていましたが、集客がうまく行かないと、単発で結婚式の牧師をするなど、収入に波があり、正直パートナーとしてちょっと心配なのが本音でもありましたね。

その頃私は、児童養護施設に勤めていたんですが、精神的にしんどいことが多くて、転職を考えていたんですよ。20代がそろそろ終わろうとしているのに、今の彼は結婚を考えられないし、私は仕事を変えたい。

沈んだ気持ちにキリをつけるためにも、彼にはお別れを告げて同棲を解消し、仕事もやめる決断をしました。「もう、全てが我慢の限界!!」って。

■ 生活費を稼ぐために、とりあえず始めたキャバクラ

勢いで全てを終わらせたものの、次のあてはない。でも、とりあえず生活費は稼がないと!と思った私は、昼間に次の仕事を探して、夜はこっそりキャバクラで働くようになったんです。本腰を入れて働こうとは正直思っていなくて “とりあえず” という感覚で。

そんなある日、数人の男性に混じって、ちょっとぎこちない感じの男性が来たんです。パリッとした感じで男らしい。でも、キャバクラを楽しみにきているふうには見えないし、どうやら仕事の接待で乗り気ではないけれど連れられてきたというところでしょうか。「なーんかお互いに気になる」と感じながら、その男性の隣りに座り、指名をいただくことに。もちろん最初は、“お店のお客さん” として連絡を取っていました。

そのうち、彼は仕事ではなく、プライベートでお店に来てくれるようになりました。それは良いけれど「もうこの仕事をやめて欲しい」とストップをかけて来たり、私が違うお客さんのところに行くと「なんで俺が指名しているのに、違うところに行くんだ」と言い出したり。“お店の女の子” から “本命の彼女” としての「好き」に彼が変わっていったことを、今でも覚えています。

■ 生活は俺が面倒みるから、とにかくやめろ!

私は、夜の23時から1時までの勤務だったんですが、彼は毎回お店に来て、「この子の出勤時間分、指名料込みで料金を支払うからすぐに帰らせてくれ」と、おそらく3~4万円くらいかかる拘束料をお店に支払い、私を働かせないようにし続けてくれたんです。

そんな彼を見ていたら、「そこまでして守ってくれるんだ」と心が揺れ動いていきました。「生活費は俺が出すし、もうキャバクラはやめてくれ」「今日もすぐに家に帰らせてあげて欲しい」そんなセリフを聞くたびに、彼への想いが強くなっていきました。

いつ交際したか曖昧にしか覚えていないけれど、その彼の姿が、前のカナダ人男性とは大きく違ってみえて……。彼は、前のカナダ人男性と同じように経営者でした。でも、“ゆとりのある” 経営者だったので、同じ独立している人でも全然違うんだな~とも実感しましたね。

そんな彼に甘えて、早い段階で同棲し結婚することになりました。私を守ってくれるし、自分のいけない部分は叱ってくれる。そんなところが、大好きです。まさか、キャバクラに来たお客さんと結婚するなんて思わなかったけれど、“本気の姿勢” は嘘じゃありませんでした。出会い方はどうであれ、真剣に私のことを想って怒ってくれる男性は、大切な存在だと思います。あ、あと収入も(笑)。

■ お話を聞いて……。

優しくて紳士、尽くしてくれるだけが幸せではない。そんなことを感じさせてくれる、ストーリーでした。自分のことを想って本気で叱ってくれる人は、貴重ですよね。

長らく妊娠ができずに悩んでいたそうですが、体外受精にチャレンジし、無事にかわいいお子さんが生まれて幸せいっぱいの家庭を築いていらっしゃいます。本当に、人生どうなるかわかりませんね! いつまでもお幸せに~♡

(C)EmirMemedovski/Gettyimages(C)fizkes/Gettyimages(C)g-stockstudio/Gettyimages(C)AlexVolot/Gettyimages

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