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写真家・佐藤健寿 映画『ブラックパンサー』の重厚な世界観に圧倒される!

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 早くも全世界興行収入10億ドルを突破し、全世界で社会現象を巻き起こしているマーベル・スタジオの最新作『ブラックパンサー』が、日本でも好発進している。米メディアに「この映画は文化的事件」とまで評され、「新しいヒーロー像」を打ち立てた本作を、「奇界遺産」シリーズなどで知られる写真家の佐藤健寿が鑑賞。世界各国で数々の建造物を撮影し、舞台となったアフリカにも幾度か訪れたことがあるという佐藤は「どの年齢層の方が観ても楽しめる要素がふんだんにある」と絶賛。佐藤の目から観た『ブラックパンサー』魅力を語ってもらった。

【写真】佐藤健寿インタビュー写真&『ブラックパンサー』場面写真

『ブラックパンサー』は国王と漆黒のヒーローという二つの顔を持つ主人公ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)が、祖国である超文明国家ワカンダが所有する絶大なパワーを秘めた鉱石「ヴィブラニウム」の悪用を防ぎ、その秘密を守るために、死力を尽くして戦う物語。

マーベル作品は、「人並みには観ています」と語る佐藤。「『ブラックパンサー』はアクション映画として純粋に楽しめるだけではなく、近未来の世界やブラックカルチャーの魅力を体感することができる。エンターテインメントとアフリカや黒人の文化的背景がすごく高いレベルで共存していました」と舌を巻く。さらに、壮大な世界感やアクションシーンはもちろんのこと、近未来的なガジェットにも目を奪われたという。自らもドローンを所持し、撮影等も行っている佐藤だけに、「遠隔操作コックピット!あれは、すごくいいなと思いました。どこかに行く必要がなくなりますよね(笑)。欲しいですね」と劇中で登場した遠隔操作で運転できる乗り物に興味津々。そして、「これまで“アフリカとSF”という組み合わせはほとんどなかったですよね。そこがすごく新鮮でした」と鋭い指摘を展開する。

加えて、アフリカを舞台にした本作ならではの面白さがあると熱を込めて語る。「遠隔操作システムのようなすごく近未来的な要素がありながら、同時に王位継承の儀式など、アフリカ民族の死生観や神秘性が感じられるシーンも描かれていてすごく良かった。あと、先祖に会うための“儀式”を行うシーンもありましたね。植物から精製した薬を飲んで瞑想し先祖とアクセスする儀式は、似たような儀式が昔はアフリカや南米で実際に行われていたと聞いたことがあります」と、何度もアフリカを訪れ、現地で交流を図った佐藤だから知り得る感想を語る。「伝統的なものと最先端科学が面白いバランスで成立する世界観は、アフリカが舞台ならではだと思います」。

さらに、「深読みかもしれないんですけど…」と前置きしながらも、「ブラックパンサーのスーツは攻撃を受けてダメージが溜まっていきますが、攻撃された分が次の攻撃力になるという感じは、もしかしたら社会的に抑圧されながらもその怒りを爆発力にして…みたいな黒人の抑圧の歴史をメタファー的に入れているのかな、という気もしたんです」と、黒人の歴史を象徴していると分析。佐藤の説く歴史的背景を頭に入れた上で観ると、本作の世界観をよりいろんな方向から味わえそうだ。

最後に、佐藤は笑顔で「いろいろ言いましたけど(笑)、各年齢層の観客の心をつかむポイントがたくさんあって、科学、文化、歴史等、様々な視点から楽しむことができるのが、やっぱりいいところです」と話し、「エンターテインメントとしても王道の作品なのに、同時に作品そのものがカウンターカルチャー的でもあったり、社会風刺的でもある。何だかんだ言って、こうした作品がエンターテインメントのど真ん中で出てくるのがハリウッドというかアメリカのエンターテインメント業界のすごさだな、と思わされますね」と、様々な魅力が詰まったマーベル作品に唸っていた。(取材・文・写真:赤山恭子)

映画『ブラックパンサー』は全国公開中。

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