雨の日は少ない…は間違い!? あなたの花粉症対策あってますか?

editeur

2018/3/14 12:00

■t今回のアドバイザー
大和高田市立病院 小児科
清益功浩さん


医学博士。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。現役医師として多くの人々に正確な情報を提供するため、さまざまなメディアでも活躍中。

花粉症対策の基本は「花粉と接触しない」&「屋内に持ち込まない」こと


まずは清益さんに「花粉症対策の基本」について教えてもらった。

清益さん「そもそも花粉症とは、体内に花粉(アレルゲン)が侵入した時に、それを排除しようとする、『免疫反応』によって、鼻水や目のかゆみ、くしゃみなどの症状が起こることをいいます。なので、花粉症対策の基本は、単純ではありますが『花粉と接触しない』こと。加えて、自宅やオフィスなどの屋内から『花粉を屋内に持ち込ない』というのも花粉症対策では重要です」

かゆみ対策に「目を冷やす」と“めまい”を引き起こす原因になる可能性も…


「花粉と接触しない」「花粉を屋内に持ち込まない」ことが花粉症対策の基本。そのやり方は様々だが、世の中に出回っている対策には、間違った情報もあるという。

清益さん「たとえば花粉を持ち込まないために、屋内に入る前に『衣服を強く叩いて花粉を落とす』という行為。多くの人がやりがちですが、強く叩くことで空気中に花粉が舞い上がり、吸い込んでしまう危険性が高くなります。正しい対策方法は、 “粘着テープ”や “湿った布巾”で優しく拭き取ることです。叩くのであれば、優しく払う程度にしてください。

また、目のかゆみ対策として一般的に知られている『冷やしたタオルで目を冷やす』という方法は、症状を緩和させる対策として間違ってはいませんが、冷やしすぎると体の脈拍が乱れ、“だるさ”や“めまい”といった症状を引き起こす原因になります。温度には要注意で、氷水でキンキンに冷やすようなことはせず、冷水で濡らしたタオルを使用するぐらいにしてください」

晴れの日より危険!? 雨の日は花粉が飛散しないわけではない!


対策だけでなく、花粉に対する認識そのものにも間違った情報が蔓延しているという清益さん。その結果、症状を悪化させる行動を取ってしまうケースもあるという。

清益さん「花粉を飛ばすスギの雄花は、雨で濡れると開花できないため『雨の日は、軽い花粉症対策だけでいい』と考える人も多いでしょう。しかし、雨が降っているからといって対策を疎かにするのは厳禁です。雨の降り始めは空中に飛散していた花粉が一斉に地面へ落ちてくるため、むしろ晴れの日よりも飛散量が一時的に多くなる場合もあります。また、雨が上がった後も、地面に落ちた大量の花粉が空気中に舞い上がることになりますので、雨の日でも花粉対策は必須です。

また、花粉が少ない夜間は『窓を開けてもいい』という情報も正確ではありません。確かに花粉の飛散ピークは夕方ですが、日中に地面に落ちた花粉が、風で再飛散することがあります。日中と同様に窓を開けるのは控えたほうが無難です」

最後にアドバイザーからひと言


「花粉症は命に関わる疾患ではないため、病院に行かない人も多いと思いますが、放おっておけばおくほど症状はつらくなるだけです。面倒くさがらずに早めに医師に相談するのがオススメです」

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